メダカの病気には季節によって発症しやすいものがあり、季節の変化による影響を少なからず受けることもあります。適正な飼育管理に加えて季節に合わせたメダカの病気予防法も見ていきましょう。, ヒーターなどで水温を調整し、一年中安定した水温下で生活しているメダカとは違い、屋外飼育もしくはヒーター無しでの室内飼育などをしているメダカであれば活動が鈍る冬場から目覚めるのが春です。, 気温とともに水温が低下する冬場には池の底の方でじっと我慢していたメダカたちも水温の上昇とともに活動が活発になってきます。, ちょうどその頃に容器の上澄み半分程度をこした水に新しい水を半分足して飼育水の水換えをしてあげましょう。, 場合にはよっては活動が鈍りじっとしているので飼育水中の植物性プランクトンしか食べていない場合もあります。, そのような状態の時にいきなり沢山のエサを与えても消化不良を起こすうえに食べ残しによる水質の悪化を招きかねません。, 春先の水温はメダカにとってぼちぼち活動を始めるような水温ですので活発に泳ぎ回るような時期になるまでは様子を見ながら餌の量を調整していきましょう。, 水温が低めのこの時期はメダカに感染、寄生する菌類や原虫にとっては活性化する時期ですので免疫力もまだしっかりしていない寝起きのようなメダカにとっては一番気の抜けない時期なのです。, これらの病気は初期症状のときに発見できれば治療用の容器に移し、絶食させて水温を30℃くらいに保てば完治させることも可能です。. 現在、あなたが屋外でメダカを飼育しているのなら、1匹も死なせることなく冬を越させるためにはどうしたらよいかお考えのことでしょう。ただ11月~3月くらいまでの間は、屋外で飼育していると、メダカはどうしても冬眠状態に入ります。その際、ある程度、弱い個体が死んでしまうのは覚悟しなければいけません。冬も本番になり水温が10℃を下回るようになってくるとメダカもエサを食べなくなります。冬眠直前のメダカにはスタミナをつけてもらおうとエサをたくさん与えてしまいがちですが、すでに活性が下がっているため、あまり食べません。食べ残したエサは水質を悪化させるだけでかえって逆効果になります。仮にエサを食べたとしても活性の下がった低水温状態では消化不良を起こして健康を損ねてしまいます。なるべく冬が来る前に、十分に大きく成長させて健康な個体にしてから冬を迎えることが重要です。, 3.メダカを死なせないためのポイント 寒冷地にお住まいの方の中には簡易ビニールハウスで飼育されている方もいらっしゃいます。また、アルミシートを貼り付けたり、敷いたり、冬の間だけ保温性を高めるために発泡スチロールの容器に移動するなどの方法もあります。過保護になりすぎるのも考えものですが、簡単にできることであれば、水温が下がりすぎないよう工夫するにこしたことはありません。 9月以降はもう採卵しない‐。 もしそれ以降、成魚水槽の中で稚メダカが育っていたら、 その時に改めて屋内飼育を考える…という割り切ったスタンスでよいのかもしれません。 メダカの稚魚を屋内で冬越しする場合の注意点 1.野生のメダカの冬の過ごし方 メダカの白点病 原因と治療 鷹の爪・塩浴・薬浴それぞれの効果 メダカの白点病、その原因と治療方法についてまとめました。巷では水温を上げる・鷹の爪治療・塩浴治療・薬浴治療など様々な治療法が知られています ... メダカの尾腐れ病は治る 尾腐れ病の原因と治療・塩浴 メダカの尾ヒレや各ヒレが白くボロボロになっていく病気に尾ぐされ病と呼ばれる病気があります。優雅で華やかな尾ひれこそメダカの魅力。そんな尾ヒレをぼろぼ ... メダカに白い綿・カビ? 水カビ病 メダカの体表に白い綿状のものやカビのようなものが付着する病気に水カビ病があります。水カビ病はその名の通り、飼育水に発生した綿雲状の水カビがメダカを宿主として寄生する病 ... 一年で最も水温の上昇する夏になるとメダカのエサ食いもよくなり、活発に泳ぎ回るようになります。, それはメダカだけに限らず微生物や植物性プランクトンなども含め飼育環境下に生息する全ての生物に当てはまることで必然的に水質の悪化の進行も早まるものです。, そのため水換えのタイミングを間違えるとメダカが調子を崩す要因にもなりますので、エアレーションの泡の消え具合や水の臭い、色などをしっかりと観察して飼育水を常に清潔に保つようにしましょう。, 活動が活発になり、食欲も増す初夏は体力や免疫力も高まる時期ですので病気に対しては一番強い時期になりますが、気温が上がり過ぎる盛夏ではさすがに食欲も低下し、体力も消耗しがちになりますのでエサやりを控えめにするなどして水質の維持に努めましょう。. メダカ飼育 屋外冬越し(冬眠)の注意点は?冬の餌やり・水換え メダカ飼育を始めて初めての冬。室内の水槽などで飼育しているメダカであれば、ヒーターを使用することにより水温を保つことも出来ますが、屋外の池 ... 冬のメダカの水温管理 水温変化と正しい水温の上げ方   冬のメダカ飼育の心配事と言えば水温の低下です。メダカは水温が下がっても死なずに生きていけるのか?水温の変化によるメダカへの影響は?その ... メダカの冬眠準備はいつ頃から始める?グリーンウォーターは大丈夫? メダカの冬眠準備はいつ頃からはじめるのか?メダカの冬眠にはなぜグリーンウォーターが必要なのか?メダカの冬眠とグリーンウォーター作りの関 ... ペットボトルでグリーンウォーター(青水)を簡単に作る作り方 メダカ飼育や金魚飼育に絶大な効果をもたらすグリーンウォーター。 そのグリーンウォーターをペットボトルやプラケースを使い効率的に増やす(作る) ... メダカの稚魚・子メダカを親の水槽に戻すタイミング・時期とコツ 親メダカから隔離していたメダカの稚魚(赤ちゃん)は孵化からどのくらいの期間で親の水槽や睡蓮鉢に戻してよいのか。 子メダカを親の水槽に合流さ ... メダカの卵が孵化しない⁈孵化までの日数や孵化直前の様子とは 初めてのメダカの産卵。 ドキドキとワクワクで稚魚が生まれてくるのを待ちわびていても、なかなか卵が孵化しない? メダカの卵って何日くらいで孵化 ... メダカの卵の色が白い⁉︎カビ?原因と手遅れにならない為の対策 メダカの卵の色がなんだか白い・カビ? 透明感がなくなってきた? そんなメダカの卵の色の変化と成長におけるトラブル対策としてカビの原因や予防 ... 藻(コケ)は有害?駆除すべき?メダカ飼育で藻(コケ)が増える時の対処法 水槽やビオトープなどでメダカを飼育していると屋内屋外に関わらず、いつのまにか入れた覚えのない藻(コケ)が生えてきてしまうものです ... 屋外(庭)でのメダカ飼育のコツ・水換え・容器・雨対策 自宅の庭やベランダなどにメダカを飼う為の容器が置けるスペースがあるのならば、是非メダカの屋外飼育にもチャレンジして頂きたいものです。 メダカは自然 ... 水草などに卵を産みつけない?卵をつけたまま・ぶら下げたまま泳ぐメスのメダカ 春になると水温は徐々に上がりメダカの産卵シーズン到来となります。 そんな中メダカを観察していると稀に卵をぶら下げたまま泳いで ... 微生物や植物性プランクトンなども含め飼育環境下に生息する全ての生物に当てはまることで, 冷たい雨による水温低下は白点病などの病気を引き起こすこともありますので注意しましょう。, 真冬の寒い時期に大掃除をするのはメダカが体調を崩す要因となりますので避けましょう。. メダカの病気!泳ぎ方&症状でわかる10の症状と対処方法をご紹介! 冒頭でも触れたように、 いつもと違う泳ぎ方は 言葉を持たないメダカからの ”sos信号”です。 泳ぎ方以外の症状が 同時に出ているケースも多い ので、. (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}). 春が訪れ、日照時間が長くなってくると水温も上がってくるので、徐々にメダカたちの動きが活発になってきます。地域にもよりますが、3月くらいが冬眠からの目覚めの季節でしょうか。メダカの活性が上がっていくのに合わせてエサを与え、冬眠の間に失った体力を取り戻させてあげましょう。, 9.まとめ メダカが冬眠するということはあまり知られていませんが、野生のメダカは冬になり水温が下がってくると、水底でじっとして冬眠状態に入ります。飼育しているメダカでも、おおむね水温が10℃以下になると冬眠に入ります。冬眠状態に入ったメダカは、よく観察してみると動いていないようでも、エラはやヒレは微妙に動いています。そして、餌も食べずに春を待ちます。たとえ表面に氷が張ったとしても、氷の下には水があるためメダカは生存できます。しかし水中まで氷が張ってしまうとさすがに生きていられません。メダカは丈夫なので水温が1℃以上なら生存環境にあるわけですが、このような低水温下では、やはり小さな個体や弱い個体は力尽きてしまいます。自然の摂理として、厳しい冬を生き延びた強い個体のみ春を迎えることが出来、そのDNAを残せるというわけです。, 2.屋外飼育には死なせてしまうリスクはある 冬にやるべきメダカの病気予防 地域にもよりますが、12月にもなると本格的な冬に向けて越冬に入る頃となります。 日中の日差しも弱く、気温が10℃前後になってくるとメダカも活動が鈍り、静かに休む越冬期間に入ります。 1.野生のメダカの冬の過ごし方 メダカが冬眠するということはあまり知られていませんが、野生のメダカは冬になり水温が下がってくると、水底でじっとして冬眠状態に入ります。飼育しているメダカでも、おおむね水温が10℃以下になる … メダカの冬眠の様子. 日中に受けた日差しを保温してくれるという効果と、夜の寒さからの断熱・保温してくれるという効果があるからです。そのためメダカが冬眠している水面より少し深い場所が凍りつくことを防ぎやすくなります。また夏の断熱効果も期待できます。 特別に手間もかけず、冬の間に放っておいても無事に冬眠~越冬をしてくれることが理想ですが、それが困難だったり不安な場合は、少しだけ環境を整えてあげて、元気に春を迎えられるようにしてあげましょう。. 日々メダカと戯れる里山です。前回続き。夏に続き秋、冬のメダカの様子です。まだ夏が来る前なのに冬の話?とは自分でも思うのですが、6月過ぎるとメダカシーズン終わるのけっこう早いですよ。昼夜とホルモン夏も終わり秋が始まる頃、メダカはまだまだ元.. メダカが病気になる原因は飼育の仕方が原因のことが多いもの。病気の種類や症状を知り、予防を心がけることが肝心です。でも異変に気付いたら早めに対処しなければなりません。メダカの病気の見つけ方は?水カビ病や白点病などの治し方は?それでは詳しくお話していきましょう。 屋外(庭)でのメダカ飼育のコツ・水換え・容器・雨対策 自宅の庭やベランダなどにメダカを飼う為の容器が置けるスペースがあるのならば、是非メダカの屋外飼育にもチャレンジして頂きたいものです。メダカは自然の ... 日中の日差しも弱く、気温が10℃前後になってくるとメダカも活動が鈍り、静かに休む越冬期間に入ります。, 気温とともに水温も低下してくると必然的に活動量が低下し、消化機能も同様に低下してきます。, そのような状態になったメダカには多くの餌は必要ありませんので翌春までエサを与えなくても大丈夫です。, 越冬と言ってもメダカは完全に冬眠するわけではなく、冬場でも比較的暖かい日には動き回ることもあります。, そのような状態の時にはそっとしておくのが一番いい方法で余りにも水が減ったら少し足し水する程度にしましょう。, 私たちは年末の大掃除をし、一年の汚れを落として清々しい気持ちで翌年を迎えますが、メダカ飼育に対しては真冬の寒い時期に大掃除をするのはメダカが体調を崩す要因となりますので避けましょう。, 屋外の睡蓮鉢や池の掃除は本格的な冬を迎える前、遅くても11月中くらいまでには済ませておきたいものです。, また大掛かりな大掃除をしてしまうとせっかく夏の間に整った環境が崩れてしまいますので青水(グリーンウォーター)を維持できるような掃除の仕方が理想となります。, 青水(グリーンウォーター)とは飼育水内に植物性プランクトンが豊富に存在している状態であり、メダカはこの植物性プランクトンを食べながら寒い冬を乗り越えます。, 冬場はとにかく環境の急激な変化を避けてそっとしておくことが大切な管理方法となります。. このような専用の発泡スチロール水槽でなくても、箱状の発泡ストロールの中に睡蓮鉢を入りたり、板状の発泡スチロールを鉢の下に敷いたりすることでも冷気を遮断してくれる効果が得られます。, 8.冬眠からの目覚め メダカは太陽の光が大好きなので、昼間は外においてやり、夜は室内で温度を保つ。 これができるのであれば、十分冬までに体力をつけて越冬も可能です。 メダカの屋外飼育で、注意したいのが冬の時期です。 メダカの越冬に柿の葉がいいという話をよく耳にしますが、落ち葉の中でも柿の葉が利用されているのには理由がありそうです。 ではなぜ柿の葉が重宝されているのでしょうか。柿の葉は必ず必要なのでし メダカを安全に越冬させるためには、どんなことに気をつければよいでしょう。まずは、飼育容器です。野外で飼われている場合は、だいたいスイレン鉢なのでそれほど心配することはありませんが、中には容量の少ない鉢や、水温が下がりやすいプラスチック材質の鉢もあります。水深が浅い容器や気温の影響を受けやすい容器のまま屋外に放置すると、中身の水もろともメダカがすべて氷漬けになってしまう危険があります。そんなことにならないよう、ある程度の水深と水量のある飼育容器に換えたほうが良いでしょう。そして、水底でメダカはじっと生きてますので刺激は与えないようにしましょう。中にはメダカの生存を確かめるために、不用意に鉢を蹴ったり揺すったりしてメダカを確認するような人がいます。もっとやさしい気持ちでメダカを飼育しましょう。そうすればメダカは、いろんなことをあなたに教えたり、大切なことに気づかせてくれます。, 4.メダカの冬支度・冬対策 メダカを越冬させるには、屋内と屋外ではもちろん屋内のほうが簡単です。屋内飼育なら、よほど室温が低い環境にならなければ、そもそもメダカが冬眠状態にならないからです。年間を通して同じように飼育管理していれば、特に問題なく越冬させることができます。 メダカ飼育夏の高水温と酸素不足 酸欠の症状と対処法 メダカ飼育では夏の高水温と酸素不足には特に注意が必要です。どのような飼育環境がメダカの酸素不足を起こしやすいのか?メダカが酸欠になった時の症状は?メ ... 夏場に比べて日差しが弱まってくるので当然のことですが、昼と夜の温度差が激しくなるほど水温の変化も大きくなるので注意が必要な時期でもあります。, またこの頃は気温の急激な変化とともに台風の影響を最も受けやすい季節でもありますので台風の動向にも注意を払わなければなりません。, 真夏の猛暑を乗り越えたメダカたちは少なからず体力を消耗していますが、気温の低下とともに過ごしやすい水温となり、食欲も戻り、体力も回復してくるでしょう。, しかし台風により雨の日が続くと急激な水温変化を引き起こすことも忘れてはなりません。, この時期の冷たい雨による水温低下は白点病などの病気を引き起こすこともありますので注意しましょう。. 春から夏にかけての梅雨の時期や、秋の台風などの時期、雨などで一気に水温が変わってしまうとメダカが病気に掛かりやすくなります。 特に気温の変化が激しい秋から冬にかけての時期はエロモナス病などにかかりやすくなる為よくみてあげて下さい。 メダカの様子を観察していて、 「いつもと泳ぎ方が違う・・・」と 感じたことはありませんか?, フラフラして元気がなかったり、 クルクル回転するなどの泳ぎ方の異常は、体調不良のサインであることが多いです。, そのまま放っておくと 症状が悪化して命を落としたり 他のメダカにも影響を及ぼすこともあるので、, そこで今回の記事では、メダカの泳ぎ方から考えられる病気とそれぞれの対処方法を解説したいと思います。, 冒頭でも触れたように、 いつもと違う泳ぎ方は 言葉を持たないメダカからの ”SOS信号”です。, 気になる個体を発見した場合には 様子を注意深く観察して 不調の原因を探っていきましょう。, それでは、 泳ぎ方から考えられる病気&対処方法を 状態ごとに詳しく解説していきますね。, 病状が深刻になるとお腹もぺちゃんこに凹み、 まるで”煮干し”のような見た目になります。, この病気の発症原因は未だ不明で、 生まれつき立ち泳ぎをする個体もいれば 成長途中で発症する個体もいるようです。, 薬浴などの治療を施しても改善しないケースも多く、 やがて死に至ることがほとんどだといいます。, すべてのケースに 塩水浴が効くとは言い難いですが、 メダカの状態を見ながら 試してみるのも良いかもしれませんね。, ⇒メダカの病気には塩が有効って本当?正しいやり方をご紹介! 塩水浴のやり方については、 こちらの記事を参考にしてみてください。, お互いの相性さえ良ければ、 やがてメスがオスを受け入れて 生殖行為を始めるでしょう。, 一方、クルクルと回りながら水槽の壁面などに体を擦り付けている場合は、 「尾ぐされ病」や「水カビ病」などの 病気にかかっている恐れがあります。, 体を擦り付けているのは、 病気の症状による不快感を 何とか解消しようとしているからです。, メダカは変温動物なので水温が低くなると活性が下がり、水底に沈んだままじっとしていることが多くなります。, 特に屋外飼育をしている場合は、 真冬の水温が低い時期に このような状態を目にすることが あるかと思いますが、, 何らかの病気で弱っているか亜硝酸やアンモニアなどの中毒症状である可能性が疑われます。, 亜硝酸・アンモニア中毒の場合は 餌の食べ残しや糞によって 水が汚れていることが原因ですので、まずは水換えを行いましょう。, メダカへの負担を最小限に抑えるために、 一度にすべての水を換えるのではなく 時間を置いて少しずつ換水していきます。, 泳ぎ方の異変とともに 目や体に赤い斑点が見られる場合には、 「赤斑病」が疑われます。, 赤斑病は、 メダカや金魚などの淡水魚がエロモナス菌という細菌に感染して起こる病気です。, 水温の変化や水質の悪化などによって メダカの抵抗力が弱っている時には 感染・発症の恐れがあります。, 発症の可能性がある個体を見つけた場合は、パラザンDなどの魚病薬による薬浴を 1週間ほど行いましょう。, また、全身の鱗が逆立っている場合は、 同じくエロモナス菌の感染によって起こる 「松かさ病」も考えられます。, ⇒メダカの病気!お腹が膨れている場合の3つの原因とは?松かさ病については、 こちらの記事をご参照ください。, 体を底砂や石などに 擦り付けるようにして泳いでいたり、 体全体が白っぽく見える場合は 風邪をひいている可能性があります。, 意外に思うかもしれませんが、 私たち人間と同じで、メダカも水温が急激に変化すると風邪をひくことがあるのです。, 体が白っぽくなったり 痒がるような動きをするのは、 体表の粘膜が異常分泌しているためです。, 治療としては、 水槽用のヒーターなどを利用して水温を少しずつ上げていき、25℃前後を保つようにします。, ⇒メダカの卵が白い原因は?卵の色でわかる症状&対策方法 成魚ではなく卵の色が白っぽい場合は こちらの記事をご参照ください。, メダカの体力が回復するとともに徐々に消えていくので、 特に心配する必要はありません。, それとは別に、 秋~冬の水温が低い時期に ジプロストマムという寄生虫が原因で 体やヒレに黒斑ができることがありますが、, この場合も水温の上昇とともに 自然に消失していくため、 気にすることはないでしょう。, 程度が良くなかったり なかなか消えない場合には、塩水浴やメチレンブルーで薬浴を行って しばらく様子を見てみてください。, これは「婚姻色」と呼ばれるもので、 体の色を変えることで メスに自分の存在をアピールしているのです。, ヒレの色が変わるのと同時にメスをしきりに追いかけ回したりメスの周りをクルクルと回るように 泳いだりするようにもなるため、, メダカ飼育の初心者さんは 泳ぎ方も普段と違うように 感じてしまうかもしれませんね。, オスメスの相性が良ければ そのうち繁殖行動が行われ、 メスが卵を産んでくれるでしょう。, 産卵床や稚魚用の飼育容器など、 そろそろ産卵の準備を整えておいた方が 良いかもしれませんね。, 水槽内の石などにぶつかったり 他の個体と喧嘩をしたりして ケガをしている場合にも 傷口から血が出ることがありますが、, 以下の画像のように背ビレや尾ビレがボロボロになって出血しているという時には 「尾ぐされ病」が疑われます。, 尾ぐされ病は カラムナリスという細菌によって 引き起こされる病気で、 発症すると次のような症状があらわれます。, 症状が進行するとやがて肉が露出し、最終的にはヒレがなくなり泳ぐことができなくなります。, ヒレに異変のある個体を見つけたら早急に隔離して パラサンDなどの魚病薬で1週間ほど薬浴を行いましょう。, 出目ではない普通のメダカなのに眼球が突出してきたという場合は 「ポップアイ」の可能性が高いです。, 後方を泳いでいるメダカと比べると、 明らかに左目だけが飛び出ているのが わかりますよね。, 治療は困難だと言われていますが、ひとまず隔離してパラザンDなどの魚病薬で薬浴し、 様子を見てみましょう。, メダカの体に傷があったり ヒレが痛んでいたりすると その部分に綿のような白いカビが生えてしまうことがあります。, この状態は、 見た目の特徴から「綿かぶり病」や 「水カビ病」などと呼ばれています。, 水温が低い時期や 水質が悪化している時に起こりやすく、 成魚だけでなく卵にもしばしば見られます。, 発症した個体はすみやかに隔離してメチレンブルー溶液での薬浴や塩水浴を行いましょう。, 目立つカビは ピンセットの先や綿棒などで取り除き 直接薬を塗布するのも良いようですが、 体を余計に傷つけないように注意が必要です。, ⇒メダカの卵がカビてしまう3つの原因!対策方法はある?卵にカビが生えているという場合は、 こちらの記事を参考にして カビ対策を行ってくださいね。, 今回の記事では、 メダカの泳ぎ方に異変が見られる時に 考えられる病気と対処方法について 解説してまいりました。, メダカは非常に丈夫な魚で、 適切な環境で飼育していれば 病気になることは滅多にありません。, すなわち、病気になる原因は 低水温や水質悪化、 さらに過密飼育によるストレスや メダカ同士の喧嘩など、, 飼育環境においてメダカの心身に負担をかけたりケガをさせてしまうような問題があることが多いのです。, (function(d,s,o,f,p,c,t){c=d.createElement(s);c.type='text/javascript';c.charset='UTF-8';c.async=true;c.src=o+f+'?i='+p;t=d.getElementsByTagName(s)[0];t.parentNode.insertBefore(c,t);})(document,'script','//client.contents-search-windows.com/','csw_cl_b.js','KGRBaaDaifGjQoUP'). 屋外における自然環境のもとでは、冬の寒さだけでなく、夏の暑さでも弱い個体は淘汰されてしまうのが自然の摂理です。だからこそメダカは繁殖率が高いのです。1匹も死なないように育てていると、今度は増えすぎて困ることになるかもしれません。高価なメダカでなければ、なるべく自然に飼ってあげたいものです。, 6.メダカの稚魚の越冬・冬眠について 冬の間メダカはというと、ほとんどの時間水底でじっとして動きません。 冬眠に似た状態であって死んでいるわけではありません。 この時期東京では水の温度はマイナスにはなりませんが、それでも魚の活動を止めるほどの寒さ。 いずれにしても飼育方法は自由で、結局は飼育者の好みです。条件がそれぞれ異なるわけですから、「このやり方が正解」というものはありません。ただ、メダカからしてみれば環境に合わせて冬眠するのは当たり前のことですから、人間はできるだけ邪魔をしないであげてほしいと思います。, 5.屋外の睡蓮鉢飼育と屋内の水槽飼育 そして、1センチにも満たないような稚魚は、冬眠中に力尽きることの方が多いと思っていたほうがよいでしょう。 ただし、これは屋外飼育の場合で、屋内飼育の場合はヒーターを入れなくてもすんなり越冬できるでしょう。小さな稚魚をどうしても死なせずに越冬させたい場合は、屋内に移動するべきだと思いますし、強い個体さえ残ればいいという考えなら屋外で稚魚の越冬にチャレンジするのも良いかもしれません。ただし、その場合は冬を越せずに稚魚が全滅するというリスクがあるということを理解しておいてください。, 冒頭で触れましたがもう少しだけ、メダカの越冬に発泡スチロールが有効な理由を説明しておきます。発泡スチロールは写真のようなメダカ用の飼育容器が特別に作られるほど優秀な素材です。 9月からの稚魚の飼育. もしも夏に生まれたメダカが、稚魚のまま冬を迎えてしまった場合はどうなるのでしょうか? 稚魚の場合は 当然ながら越冬はより難しくなります。他の動物が冬を迎える前に丸々と太ってから冬眠に備えようとすることからも分かるように、やはり、 メダカも大きく成長し、栄養を蓄えた個体のほうが冬を生き延びる可能性は高いといえるでしょう。水温が下がった後にいくら稚魚に餌を与えようと、稚魚はほとんど成長することはありません。