掲載記事の無断転載を禁じます。発行:株式会社日刊工業新聞社Copyright 2019 NIKKAN KOGYO SHIMBUN, LTD. こちらは、次世代の研究者に上限500万円、京大が寄付金活用で新制度のページです。日刊工業新聞社のニュースをはじめとするコンテンツを、もっと新鮮に、親しみやすくお届けするサイトで … 京大を目指す仮面浪人が集まるスレ(その2) 2019/09/16 07:26 1000 件 京都大学掲示板 377172 view 京大を目指す仮面浪人が集まるスレ 京都大学は30―40歳代の若手・中堅研究者向けに、学術研究を支援する自由度の高い新制度を始めた。過去の研究実績でなく中期社会ビジョンに基づく審査で、採択初年度に上限500万円を渡しきり、他の外部資金では難しい研究支援者の人件費などに活用する。2022年の創立125周年の寄付金を活用し、同大学術研究支援室(KURA)のリサーチアドミニストレーター(URA)らが調査し設計した点も注目されそうだ。, 京大学内の研究支援ファンドは複数あるが、この次世代の研究者向けの「くすのき・125」は、寄付金を活用した初めてのものだ。応募者はまず、今後125年で創ろうとする“調和した地球社会のビジョン”と、その中で自身が確立する学術領域を提示する。, 熱意と可能性を、総長・理事らが最終評価して採択する。支援金は研究に集中する多様な手だてに使える点が、研究提案型で使途が制限される通常の資金と異なる。自由な発想で予想外の研究が生まれる学術研究で、同大の研究力を中長期で高めることを狙う。, 初回の支援は21年3月で、3カ年にわたり約15人ずつ採択する。すでに応募は230人超と、学術研究の支援ニーズを裏付ける。短期の研究成果は求めないが寄付者を意識し、研究のビジョンや思いをURAらの手で社会発信していく。, 外部研究費は大半が「過去の業績がチェックされた上での研究提案型で、採択されたらそれに沿った研究しかできない」というものだ。それに対して未来に向けて、大化けの可能性もある自由度の高い研究を、若手の「人」に賭けて支援するのが本制度だ。原資は全学に対する信頼に基づく、学外から寄付金の一部だ。日本で最高レベルとささやかれる、京大KURAのURAらが設計したとあって、端々に「なるほど」と感心する工夫がされている。資金が厳しい一般の大学はともかく、研究重視の指定国立大ならではの好事例といえそうだ。, 出版社を経て2004年入社。科学技術部が長く、これまで半導体、情報通信、エレクトロニクス、脳科学、量子コンピュータ、AI、素粒子物理、企業の研究開発などの取材を担当。理学部卒(物理)、大学院博士課程単位取得満期退学(科学技術史)。, 新潟生まれ、アルビレックスを応援。田中達也、五十嵐圭が好き。入社は02年。大阪で勤務、西さんと同じ四天王寺・夕陽丘に住む。07年から東京。CSR・環境を取材。「SDGs経営 社会課題解決が企業を成長させる」「エコ・リーディングカンパニー 東芝の挑戦」を執筆。eco検定、環境プランナーベーシック合格。環境ジャーナリストの会理事、日本環境協会理事(19年現在), 1964年生まれ。理学部化学科(お茶の水女子大)、工学系修士(東京工業大)のリケジョのち科学技術記者(企業担当も少々)。04年の国立大学法人化を機に創設された「大学・産学連携担当」にハマって抜けなくなる。産学官連携をテーマに社会人入学をして博士号(学術、東京農工大)。取材先にも読者にもすり寄らない記者特性“どっちつかず”から、「産と学」「科技と大学」をフラフラする。文部科学省記者クラブ常駐。東工大、電気通信大などで非常勤講師。著書は「研究費が増やせるメディア活用術」「理系のための就活ガイド」。.