秩父市のいがらし司法書士事務所へお問い合せ下さい。会社設立,消費者トラブル,債務整理・過払い金のご相談も承っております。     <主な業務地域> 埼玉県秩父市,横瀬町,小鹿野町,皆野町,長瀞町,                 寄居町,東秩父村,飯能市,熊谷市,深谷市,他, 債務整理をお考えの方は,現在返済に行き詰ってしまいどうにもならない方だと思います。当然お金も持っていませんね。, しかしそれではいつまで経っても借金問題の解決や生活面の立て直しは遠のいてしまいます。, そんな方のために 法テラスの民事法律扶助(みんじほうりつふじょ)という公的な制度があります。, 予納金には,官報掲載費用,破産の場合の破産管財人への報酬,民事再生における再生委員への報酬等があります。その他,切手や印紙代,通信費等の 実費 です。, 専門家へ仕事を依頼した場合に支払う報酬(着手金や報酬金)については,現在,報酬額は自由化されておりますので、同じ仕事でも,高い事務所もあれば安い事務所もあります。, 法テラスの民事法律扶助制度は,総合法律支援法に基づき設立された日本司法支援センター(通称法テラス)が行う公的な制度です。, したがって,この制度を利用すれば,手持ちのお金がなくても債務整理きができるのです。, その上,民事法律扶助を利用した場合,司法書士や弁護士への報酬額は所定の金額(後述)が規定されており,同制度を利用しない場合と比較して,場合によっては大幅に安くなるのです。, たとえば,任意整理の場合の減額報酬は発生しませんし,自己破産の申立の場合では,司法書士へ依頼の場合は86,400 円,弁護士へ依頼の場合は129,600〜275,657 円の報酬でできるのです(その他実費がかかります。詳細は下記の報酬基準表をご覧ください。)。, (注)民事法律扶助制度を利用するには,収入と資産において一定の基準が定められており,その基準を満たす方が利用することができます。債務整理をお考えの方についてはほとんどの方が基準を満たしていると思われます。, 収入や資産の基準の詳細は,法テラスの立替制度を利用できる人の条件(収入や資産の基準)をご覧ください。, 法テラスの「民事法律扶助制度」を利用した際の専門家への報酬額(※)や実費は定まった額が規定されており,次のとおり所定の金額です(予納金は別途かかります。)。, そしてその支払いについては,月額5000円、7000円、1万円ずつ(選択可)の分割払いが可能です。, ※ ここでいう「報酬額」とは着手金のことです。成功報酬金というものは,法テラス利用での債務整理案件については原則として発生しません。, (※) 法テラスの任意整理に関する報酬規定では「減額報酬」は認められておりませんので,, 法テラスを利用した場合は減額報酬金は発生しません。この点も非常に大きなポイントといえます。, 予納金は法テラスの立替対象とはなりませんので依頼人の直接負担となりますが、生活保護受給者に限って予納金についても法律扶助による立替えが可能です(上限20万円)。, (注2) 生活保護受給者については立替金につき,償還義務(分割返済の義務)の猶予や,免除が可能な場合があります。, (注3)弁護士に依頼した場合(代理援助)で管財事件になった場合,着手金が220,000円を上限として増額されることがあります。, (注4)弁護士に依頼した場合で(代理援助),事件の性質上特に処理が困難なものについては,着手金が280,761円を上限として増額されることがあります。, (※)法テラスの報酬基準では、住宅資金特別条項(住宅ローン特約)が有ることをもって金額が上乗せされることはありません。, (注1)その他,裁判所への予納金が必要となります。予納金は法テラスの立替対象とはなりませんので依頼人の直接負担となります。, (注2) 弁護士に依頼した場合(代理援助)で再生委員が選任されない場合は,再生委員への報酬(15万〜20万円程度)は発生しませんが,着手金が33,000円を上限として加算されることがあります。司法書士へ依頼した場合は原則再生委員は選任されることになりますが,着手金が増額されることはありません。, (注3)弁護士に依頼した場合で(代理援助),事件の性質上特に処理が困難なものについては,着手金が333,000円を上限として増額されることがあります。, 債務整理に要する費用を抑えるためには,上記法テラスの民事法律扶助制度を利用することです。, 同制度を利用した場合,司法書士や弁護士に支払う費用は,全国どこでも上記の金額でできます(予納金は別途かかります)。, よって、この制度を利用すれば上記の金額で債務整理ができるのですが、みなさん法テラスの制度のことをご存知ないので,同制度を利用せずに高額な手続費用を支払ってしまう方もいるようです。, 一刻も早く多重債務状態を解消し,ご自身の生活面と経済面についての再建を図ることです。, 法律扶助を利用せずに高額な報酬を支払っていたのでは,それだけあなたの生活面の立て直しが遅れてしまいますので,ぜひ民事法律扶助を利用することをご検討ください。, 最近では,ホームページや新聞,ラジオ,テレビ,電車やバスの広告,折り込みチラシ,地方への無料出張相談等でさかんに債務整理を宣伝する事務所があります。, 債務整理をお考えの方がこのような宣伝広告をみて依頼を検討する場合には,まず費用の総額が明確になっているかどうかをご確認下さい。, そして、上記ポイント3に記載されている民事法律扶助を利用した際の法テラスの報酬基準額をよく頭に入れた上で,これら宣伝広告の事務所の費用が「総額」として結局いくらかかるのかを事前によく確認をしてみましょう。, (注)かかる金額をきちんと明示できない事務所や、不明瞭な事務所もありますのでご注意下さい。, そしてそこで提示された金額が法テラス利用時と比較してあまりにも高額である場合は,その事務所に対して,, その事務所の司法書士や弁護士が法テラスと契約(登録)をしている場合は、その事務所でも法テラスの制度が利用できますよ。, それらの事務所でも,後記�Bの「持ち込み方式」による法テラスの利用に応じてもらえれば,費用が安くなる上,手持ちのお金がなくても大丈夫ですから,依頼も格段にしやすくなり,あなたにとっても非常に有益なことといえるでしょう。, 法テラスを利用して,弁護士や司法書士費用の立替制度を申込む方法は次の3通りがあります。, �@ 各県に設置されている法テラス直轄の事務所に電話をして,そこに常勤する弁護士さんに引き受けてもらう。, �A 各県に設置されている法テラス直轄の事務所に電話をして、そこで、お近くの弁護士等を案内してもらう。, �B 法テラスに登録をしている弁護士や司法書士を、HPや法テラスの登録名簿などから探し,自分でアポを取ってその事務所に直接相談に行き,その弁護士や司法書士さんを通して法テラスへ利用の申込みを持ち込んでもらう。この方法を「 持ち込み方式 」  (←詳しくはクリックで見られます) といいます。, (注1)�@と、�Aで案内を受ける場合は弁護士や司法書士を指定したり選ぶことはできません。, (注2)�Bの持ち込み方式の場合は,弁護士や司法書士を自分で選択して法テラスの申込みができるというメリットがあります。つまり�Bの場合は,自分が気に入った先生に依頼をすることができるということです。あなたに「この先生は信頼できそうだ」「是非この先生にお願いしたい」と思える意中の先生がいる場合には�Bの方法がよいでしょう。, (注) 親切な事務所なら、むこうからこの「費用立替制度」について教えてくれますが、, ※ 依頼者が法テラスの制度の利用を望んだ場合,司法書士や弁護士はその希望を尊重しなければならないことになっています。(その根拠規定は こちら ), 一方で,民事法律扶助制度は公的な制度であり,その報酬基準は,総合法律支援法に基づき設立された日本司法支援センター(法テラス)が法務大臣の認可を得て運用しているものですから,士業間での報酬額のダンピングによってもたらされたものとは全く性質を異にします。, 市役所等の公的機関で行われている各種援助制度や助成制度などでも,その制度の存在を知っていなければ,そして利用の手続きを自ら取らなければその恩恵にあずかることはできません。, 民事法律扶助制度もこれらと同じように、公的制度の一つとして考えていけばよいのです。, 考え方としては,「債務整理はどこの事務所が安価なのか?」と一つ一つの事務所の金額を調べて比較していくのではなくて(これはあまり賢い方法とはいえません。),, ※ 法テラスを利用しない場合でも費用の分割払いができる事務所は多いですが,通常月額2万円〜5万円程度の支払いを求められる場合がほとんどです。, このような事務所は,「うちの事務所では法テラスの制度が使えますよ」ということですから,依頼をする際に検討対象として考えてもよい事務所といえます。, 「債務整理を検討しているのですが,そちらの事務所は法テラスに対応していますか?」 と率直に聞いてみるのもよいでしょう。, 「 法テラスと契約(登録)している弁護士や司法書士 」の名簿は,各県の法テラスのホームページに掲載されている場合がありますので,こちら から確認してみて下さい(掲載されていない県もあります。)。, 「法テラス契約の弁護士・司法書士」ってな〜に? については 法テラスあれこれ をご覧下さい。, 法テラスの制度を利用できる事務所がどうしても見つからない場合は、あなたのお住まいの都道府県には必ず 法テラス直轄の事務所 があります。そこは法テラスそのものですから、あなたが利用条件をクリアしている場合は、法テラスの制度が必ず利用できます。, 私のこれまでの経験でも,法テラスについて説明すると,ほとんどの方がその利用を希望されます。, そして依頼者の法テラスを利用するか否かの選択権を保障していきましょうということなのです。, 司法書士は,事案に応じ,法律扶助及び訴訟救助制度を教示する等,依頼者の裁判を受ける権利が実現されるように努めなければならない。, 依頼者が民事法律扶助制度における資力要件に該当する場合には,民事法律扶助制度を教示して,依頼者がこれを利用するか否かについて選択の機会を与えたうえで,その意向を十分に考慮するものとする。, 弁護士は、依頼者に対し、事案に応じ、法律扶助制度、訴訟救助制度その他の資力の乏しい者の権利保護のための制度を説明し、裁判を受ける権利が保障されるように努める。, 弁護士は、債務整理事件を受任するに際しては、事案に応じ、当該債務者の経済生活の再生の観点から必要かつ相当と認められる場合には、法律扶助制度その他の資力の乏しい者の権利保護のための制度を説明し、当該債務者が当該制度の利用を希望するときは、その利用が可能となるように努める。, 「努力義務」とは文字通り努力をしましょうというレベルのもので、これに違反したからといって直ちに処罰や処分の対象になるというものではありません。, しかしながら、司法書士も弁護士も、上記のように業務遂行上の規定として存在しているわけですから、, その点をよく見極めた上で、誰に依頼をしたら良いのかを決めるようにするとよいでしょう。, 埼玉県秩父市宮側町17番3号 福田ビル1階秩父神社すぐ,ジョナサン2軒隣り,大村そば店隣り, 債務整理をお考えの方は,現在返済に行き詰ってしまいどうにもならない方だと思います。, 生活保護受給者に限って予納金についても法律扶助による立替えが可能です(上限20万円)。, 弁護士に依頼した場合(代理援助)で再生委員が選任されない場合は,再生委員への報酬(15万〜20万円程度)は発生しませんが,着手金が33,000円を上限として加算されることがあります。司法書士へ依頼した場合は原則再生委員は選任されることになりますが,着手金が増額されることはありません。, それらの事務所でも,後記�Bの「持ち込み方式」による法テラスの利用に応じてもらえれば,, �@と、�Aで案内を受ける場合は弁護士や司法書士を指定したり選ぶことはできません。, ※ 依頼者が法テラスの制度の利用を望んだ場合,司法書士や弁護士はその希望を尊重しなければならないことになっています。(その根拠規定は. ・自己破産の申立てをしても棄却される 債務整理の費用でご心配な方,法テラスの民事法律扶助制度という費用を立替えてくれる公的制度があります。また費用も格段に安くなります。利用方法や利用の条件を詳しくご説明いたします。法テラスの制度の利用は,費用を抑えるためには最も合理的で理に適った方法といえます。 どの種類に債務整理債務整理を選ぶかによって,また,自分でやるか弁護士や司法書士などの専門家に依頼するかによって,必... 借金で結婚できない。結婚前に債務整理するべき?任意整理や個人再生、自己破産10のポイント, 苗字を変えたら借金できる?ブラックリストに載っても名前を変えればお金は借りられるのか, また、多くの方が口を揃えて言うのが、『こんなにあっけなく借金問題が解決するなら、1人で悩まずもっと早く相談するべきだった。』ということ。, 悩んでいる間にも利息や遅延損害金は増え続けますし、1日も早く行動をとることが非常に重要です。. 今回は「法テラスに費用を立て替えてもらって債務整理しよう」と考えている人に知っておいてもらいたい8つのポイントについて解説します。, 法テラスが行っている「民事法律扶助」は、低収入で生活が苦しい人が法サービスを利用する際の費用を立替払いしてくれる公的支援です。, 収入が少ないために、借金地獄からなかなか抜け出せないだけでなく、「収入が少ないから債務整理もできない」と諦めている人も多いと思います。, しかし、収入が乏しくても「債務整理で生活を建て直す」ことを諦める必要はありません。, 法テラスを利用すれば、毎月5,000円ずつの返済で、借金生活から抜け出すことができます。, 債務整理の場面では、法テラスに直接申し込んだ方が、債務者にとって不利になることが少なくありません。, 法テラスを利用して債務整理しようと考えている人は、この記事の解説を参考に、上手に法テラスを利用してください。, このような状態にまで陥っている場合、その借金問題を解決できる可能性はまずありません。, どこの法律事務所へ相談をしたら良いのか分からない方は、匿名で使える借金問題無料シュミレーションサイトの利用が便利で簡単です。, 法テラスでは、基幹業務である「情報提供魚無」のほかにもさまざまな事業を行っています。, 「民事法律扶助」は、低所得者が債務整理(などの法サービス)を利用するときにかかる費用を立て替えてくれる公的サービスです。, 民事法律扶助を利用できる状況にあるかどうかは、「資力基準」と「資産基準」の2つの基準から判断されます。, 「資力基準」については、世帯の手取り月収が下記の金額よりも少ないことが条件となります。, 東京23区や大阪のような生活物価の高い地域(生活保護1級地)で生活している人の場合には、( )の金額が適用され、要件が緩和されています。, たとえば、子供2人を養っているシングルマザーの場合には、手取り月収が272,000円以下(賃貸住宅に住んでいる場合には、手取り月収338,000円以下)であれば、民事法律扶助を利用できます。, 「資産要件」は、民事法律扶助を申し込む者とその配偶者が所有している不動産や預貯金・現金などの財産の合計額で判定されます。, 民事法律扶助を利用するには、収入要件をクリアした上で、所有財産が下記表の金額よりも少ない必要があります。, 民事法律扶助の利用可否については、法テラスのウェブサイトでシミュレートすることもできます。, 「債務整理が成功する見込みがない」ときには、資力要件・資産要件をクリアしていても民事法律扶助を利用することができません。, ・任意整理において和解成立の見込みがない 返済代行なし=1社24,800円(税別) 債務整理や任意整理を検討している人の多くは、債務整理(任意整理)の報酬(費用)が気になっているのではないでしょうか?司法書士法人黒川事務所では業界トップクラスの安い費用設定のため、お安くご利用いただくことが出来ます!ぜひご相談ください。 法テラス(民事法律扶助)における任意整理の報酬は上記のようになっていますので、例えば債権者が1社だけの任意整理を依頼する場合には、実費10,000円と着手金32,400円の合計42,400円が弁護士や司法書士に支払う費用ということになります。 「弁護士に依頼すると... 債務整理では借金を減らしてもらえますから、「車などの財産は処分しなければならないのでは?」と心配になるでしょう。財産を手ばなしたくないという理由で、資産隠しを考えることもあるのではないでしょうか? 自分ですべてやる方法 これら2パターンあります。 ・自己破産しても免責される見込みがない, 任意整理については、最後は交渉次第なので「成功の見込みがない」と断定できる場面は、対象の借金のすべてを全く返していないケースを除けば、少ないと思います。, 自己破産についても、免責不許可事由のどれかに該当する程度では、「成功の見込みがない」とは判断されません。, しかし、自己破産の場合も、任意整理と同様に、「全く返していない借金」があるときには、詐欺破産となるため成功の見込みがありません。, 借金返済に行き詰まっている人には、社会保険や税金を滞納している人も少なくありません。, そのため、年金などを長期間滞納しているときには、民事法律扶助が使えない可能性はあるでしょう。, 法テラスに立て替えてもらった債務整理の費用(裁判所に納める費用および弁護士・司法書士に支払う報酬)は、立替払いをしてもらった2ヶ月後から分割で返還します。, ただし、生活に余裕がないときには、「毎月5,000円ずつ」に減額してもらうことができます。, 毎月5,000円ずつの支払いであれば、対応できる人はかなり多いのではないでしょうか。, 手取り月収が「収入基準の7割以下」で、「所有する財産によって返済できない合理的な理由がある」ときには、毎月の返済を猶予してもらうことができます。, たとえば、上の例(シングルマザー+子2人)の場合であれば、「手取り月収が236,600円以下」で、「子供の学校にかかる費用のために貯金を取り崩せない」などの状況にあれば、毎月の返済を猶予してもらえます。, また、ケガ・病気・高齢などが理由で「収入が回復する見込みがない」ときには、返済を免除してもらえます。, たとえば、上のシングルマザーのケースでも、下の子が0歳で預けられる保育園も空きがなく数年間はフルタイムで働けない(手取り月収が236,600円以上になる見込みがない)ときには、免除となる可能性があります。, 法テラスを利用して債務整理した場合には、債務整理終了の時点で「生活保護を受給」していれば、立替費用の返還が免除されます。, 民事法律扶助の契約をした時点では受給していなくても、「事件終了時」に受給知れば免除されます。, しかし、この逆の場合(契約時は受給していたが終了時は受給していないとき)には、立替金の返還は免除されないので注意が必要です。, 法テラスの事件を担当する弁護士には、「スタッフ弁護士」と呼ばれる弁護士と、「契約弁護士」と呼ばれる弁護士の2種類が存在します。, ただし、スタッフ弁護士には、司法修習を終えたばかりの若い弁護士が多い傾向があります。, 最近では、法テラスのスタッフ弁護士として修行してから独立するという弁護士も多いのです。, 契約弁護士とは、それぞれが別の事務所に所属しながら、法テラスの仕事も引き受けるという弁護士(司法書士)のことです。, そのような場合には、法テラスとあらかじめ契約を結んでいる弁護士(司法書士)に業務を依頼します。, なお、民事法律扶助を用いて司法書士に依頼したいときには、契約司法書士に依頼することになります。, 法テラスの地方事務所のウェブサイトでは、契約弁護士・司法書士の名簿を公開しているところもあります。, なお、東京事務所の場合は、契約弁護士・司法書士の名簿はウェブで公開されていません。, これは、契約弁護士・司法書士がいないのではなく、東京には法テラスの事務所が多いこと(スタッフ弁護士も多いこと)、契約弁護士・司法書士もかなり多いことが理由ではないかと思われます。, 債務整理を受任してくれる事務所のほとんどは、法テラスと契約していると思って大丈夫でしょう。, 「法テラス(民事法律扶助)を利用するのだから、法テラスに直接申し込んだ方が良い」、「契約弁護士(司法書士)を探すのが面倒だ」と考えている人は多いかもしれません。, しかし、民事法律扶助を利用する場合でも、法テラスに直接申し込むのではなく、自分で見つけた弁護士(司法書士)から民事法律扶助を申し込んでもらった方が良い場合が少なくありません。, 特に、「債権者からの取立て(電話)」が精神的な負担となっているときには、1日も早く解放されたいと考えている人も多いと思います。, 債権者からの取立ては、弁護士・司法書士に債務整理を依頼し債権者のところへ「受任通知」が送付されることでピタっととまります。, 弁護士・司法書士を立てて債務整理に着手した債務者に債権者が直接連絡することは、法律や監督官庁のガイドラインが禁止しているからです。, しかし、法テラスに直接申込みをすると、資力要件・資産要件の審査が済むまで、弁護士に受任してもらうことができません。, 審査が終わっても、スタッフ弁護士の手持ち事件が一杯で契約弁護士(司法書士)をあっせんするときには、さらに時間がかかることもあります。, 他方で、契約弁護士から民事法律扶助の利用を持ち込んでもらったとき(実務では「持ち込み方式」とよんでいます)には、即座に受任通知を送付してもらえます。, 依頼を受けた弁護士(司法書士)は、「審査に通る」と判断しているからこそ法テラスに持ち込んでいるので、すぐに業務に着手しても問題(報酬のとりっぱくれ)がないからです。, 「1日も早く」取立てや返済日から解放されたいと考えている人こそ、自分自身で弁護士を見つけるべきといえます。, 法テラスに直接申し込んだ場合には、どの弁護士(司法書士)が受任するかは、法テラスとその弁護士との間で決められます。, つまり、法テラス地方事務所ウェブサイトで紹介されている「〇〇弁護士にお願いしたい」ということはできないということです。, 債務整理を成功させるためには、「弁護士(司法書士)との信頼関係」がとても大切です。, 債務者にとって体裁の悪いことや、できれば言いたくないことも正直に伝える必要もあります。, また、個人再生・自己破産では、共同で書面を作成しなければならないこともあるでしょう。, したがって、債務整理を依頼する弁護士(司法書士)は、「自分の目」で確かめて、「この人となら」と信じることのできる人を自分自身で選ぶことが基本といえます。, 「持ち込み方式」であれば、依頼の前に必ず相談を受けるので、その弁護士(司法書士)が自分の求めている人であるかどうかを直接判断することができます。, なお、近年では、依頼人と直接面談することなく債務整理を受任する弁護士(司法書士)も少なからず存在します。, 弁護士(司法書士)自身が依頼人と直接面談することなく、債務整理を受任することは、業界団体(日本弁護士連合会・日本司法書士会連合会)の内部ルールに違反する行為です。, 「電話1本、メール1通で即契約」という弁護士(司法書士)は、個人的にはあまりおすすめできません。, いまでは、債務整理を受任している弁護士・司法書士事務所のほとんどが「無料」で相談をうけてくれるからです。, また、案件によっては、民事法律扶助を用いるよりも安い費用で債務整理のできる事務所も見つかるかもしれません。, 民事法律扶助を利用したときには、法テラスがあらかじめ設定している報酬額となります(任意整理であれば1社32,400円、5社108,000円、実費別途)。, この金額は、現在の債務整理の報酬として高くはありませんが、安い金額でもありません。, いまでは、弁護士・司法書士費用は完全自由化となっているので、無料相談を上手に探せば、法テラスよりも安くて信用できる弁護士・司法書士に出会えるかもしれません。, なお、法テラスを利用せずに、通常通り依頼した場合でも、弁護士・司法書士費用は「分割払い」できる事務所がほとんどです。, 借金の返済に苦しんでいる人のほとんどは、「債務整理したくてもその費用すらない」という状況にあると思います。, 特に、シングルマザーや高齢者、非正規雇用の人の場合には、収入が少ないために「債務整理を諦めている」人もいるかもしれません。, 上手に利用して、債務整理を確実に成功させ、借金生活から1日も早く解放されましょう。.