1983年~2009年 東京歯科大学 講師 All rights reserved. 1973年 University of Southern California School of Dentistry(補綴学・歯周病学) 留学 1968年 東京歯科大学 卒業 【意外と安い?】前歯を4本・6本・8本とまとめてオールセラミックの保険外差し歯にする費用. 1.1. 歯医者さんを探す・見つける・受付(予約)する|全国の歯医者さん、歯科クリニックの検索・受付(予約)が出来るデンタル総合検索サイト, このサイトは、日本インターネット医療協議会(JIMA)からトラストマーク(ゴールド)付与の認定を受けています。, 差し歯とは、虫歯などの治療で歯を削って、その上に被せる被せ物のことを指します。とても身近なものですが、差し歯や入れ歯は”人工臓器”の一つです。クラウン(冠の意味)といわれる場合もあり、差し歯には保険適用のものと保険適用外のものがあります。それぞれに、メリット・デメリット、かかる費用が異なります。一般的に保険適用のものは、費用が安いというメリットがありますが、審美面での満足度は低いようです。反対に、保険適用外の差し歯は、費用は高めになるものの、見た目を美しく仕上げることができます。, それぞれの種類ごとに差し歯の違いを知って、自分に最適な差し歯の治療方法を見つけましょう。, ※ 掲載する平均費用はあくまでユーザー様のご参考のために提示したものであり、施術内容、症状等により、施術費用は変動することが考えられます。必ず各院の治療方針をお確かめの上、ご自身の症例にあった歯医者さんをお選びください。, 差し歯の治療には、保険適用と適用外のものがあります。かかる費用が大きく異なるという、おおざっぱな違いは知っていても、詳しい違いを知らない方も多いのではないでしょうか。ここでは、保険適用と適用外の差し歯の違いについて、費用以外の面についても合わせてまとめました。, 保険適用の場合は、治療にかかる費用の自己負担が2~3割で済みます(負担の割合は年齢や所得によって異なります)。また、同じ治療方法であれば、歯医者さんを変えても、ほぼ同じ程度の費用が請求されます。, 一方、保険適用外の治療の場合は自己負担率は100%。治療にかかる費用はすべて負担しなくてはなりません。同じ治療を行っても、歯医者さんによって請求される費用に大きな差が出ることもあります。, また、保険適用の治療の場合は、差し歯1本あたり1万円前後のものが多いのに対して、保険適用外の場合は、安くても数万円程度、オールセラミックのような美しい仕上がりを求める場合は、1本10万円以上するものもあります。同じ治療でも歯医者さんによって請求される費用に差があることも覚えておきましょう。, 保険適用の差し歯に使えるのは、レジンと呼ばれるプラスチックだけです。奥歯の場合は銀歯になります。レジンは時間が経つと変色などの劣化を起こしやすい特徴があります。, 一方、保険適用外の差し歯の場合は、陶器(セラミック)やジルコニアなども使うことができます。これらの材料は審美性が高く変色もしません。前歯だけでなく奥歯にも、歯の色に近い白い材質のものを使うことができるので、口を開けたときの印象が全く異なってくるでしょう。, 保険の治療の場合は、料金のなかに「補綴物維持管理料」というものが含まれています。これによって、差し歯治療をしたところが取れたり外れたりしてしまっても、2年間の保証期間内であれば無料で対応してもらうことができます。, 一方、保険適用外で治療した差し歯が取れたり外れたりした場合は、その対応は歯医者さんによって大きく異なります。無償で対応してくれるところもあれば、再作成の場合はもう一度、同じ費用を請求してくる歯医者さんもあります。それでは、保険適用と保険適用外の差し歯治療には、それぞれどんなものがあるのか、順番に見てみましょう。, ここでは、保険で受けることができる差し歯治療について、その治療方法ごとにメリット、デメリット、およその費用についてまとめます。, 硬質レジンジャケットとは、レジンという歯科用のプラスチックで作られた差し歯です。あまり強度がないので噛み合わせに負荷がかからない歯に使われます。, 【デメリット】・時間が経つと変色する・色は白いがセラミックのような透明感は望めないので、審美性は高くない・割れたり減ったりしやすいため、強く噛み合わせるところには使えない・汚れが付きやすい, 外側から見える部分のみ硬質レジンが貼り付けられており、中は金銀パラジウム合金などの金属からできている差し歯です。前歯の差し歯でよく使われます。, 【メリット】・中が金属なので強度があり、ほとんどの歯に使える・白い色の差し歯を作ることができる・保険適用なので、安くできる(ただし前歯~犬歯のみ), 【デメリット】・裏側に金属が見える・長年使っていると変色する・色は白いがセラミックのような透明感は望めないので、審美性は高くない・小臼歯以降の歯は保険適応外となる・金属がさびたり溶けだしたりすることがある。それによって歯ぐきが変色したり金属アレルギーを起こす場合がある, 差し歯全体が金銀パラジウム合金などの金属でできているクラウンです。前から4番目にある第一小臼歯より後ろにある歯を差し歯にする場合は、たいていこの方法が取られます。, 【デメリット】・見た目が銀色で、審美的には良くない・金属がさびたり溶けだしたりすることがある。それによって歯ぐきが変色したり金属アレルギーを起こす場合がある, ここでは、保険適用外の差し歯治療について、その治療方法ごとにメリット、デメリット、およその費用についてまとめます。, 差し歯全体がセラミック(陶器)でできています。透明感があり、自然な白さが特徴ですが、割れやすいという難点があります。, 【メリット】・審美性の高い、自然な白さの差し歯ができる・ほとんど変色しない・金属を使用していないので、金属アレルギーの心配がない, ・割れやすいので、強く噛み合わせる歯には使用できない・歯ぐきが下がると、セラミックとの境目が黒く見えることがある・歯科技工士の腕によって出来上がりの質が左右されがち, 歯科用プラスチックであるレジンに、セラミックの微細な粒子を混ぜ、レジンの特性を向上させた差し歯です。, 【メリット】・保険治療で作られるレジンのみの差し歯より、強度や見た目に優れている・保険適用外の差し歯の中では、比較的費用が低く抑えられる・金属アレルギーの心配がない, 【デメリット】・陶器ではないため、変色するおそれがある・歯科技工士の腕によって出来上がりの質が左右されがち, 外側から見える部分のみセラミック(陶器)で作られており、中は金属でできている差し歯です。前歯の差し歯でよく使われます。, 【メリット】・歯が本来持つ自然な白さに近い・中が金属なため強度があり、強く噛み合わせるところにも使える・中に使われる金属は貴金属なので、金属アレルギーのリスクを低く抑えられる, 【デメリット】・オールセラミックよりは、審美性に劣る・裏から金属が見える・歯ぐきが下がると、歯ぐきの境が黒ずんでみえることがある・天然の歯よりも強度が高いため、嚙み合う歯を傷めることがある・歯科技工士の腕によって出来上がりの質が左右されがち, メタルボンドの内側の金属に代え、白色ジルコニアを使ったものです。強度、審美性の両面でも優れ、金属アレルギーの心配もありません。, 【メリット】・審美性、強度、両面で優れた品質を持ち、強く噛み合わせるところでも使える・変色がほとんどない・金属アレルギーの心配がほとんどない・汚れがつきにくい・いったん仮止めをして、色味を確認することができる, 【デメリット】・オールセラミックよりは、色味が劣る・差し歯をかぶせる歯を、比較的大きく削る必要がある・天然の歯より硬いので、噛み合わせる歯を傷める場合がある・歯ぐきが下がると、歯ぐきの境が黒ずんでみえることがある・歯科技工士の腕によって出来上がりの質が左右されがち, 金合金や白金加金などの貴金属を使った差し歯で、主に奥歯に使われます。錆などの心配はありませんが、金色なので審美性は劣ります, 【メリット】・古くからの技法なので、実績が十分ある・強い噛み合わせにも耐えられる強度がある・保険の銀歯よりも長もちする, 【デメリット】・金色なので、審美性が劣る・ごくまれに金属アレルギーの原因になることがある, これまで述べてきたように、保険適用の差し歯と保険適用外(自費)の差し歯とを比べると、保険適用の差し歯は、種類が少なく、全般的に審美性に劣るものが多いことがわかります。具体的には、自然な白さに仕上がるものがない、周囲の歯と色が合わせにくい、汚れやすい、プラスチックがはがれやすく差し歯の隙間から虫歯になりやすい、などのデメリットが挙げられます。, 費用面では「安い」というメリットのある保険適用の差し歯。費用が抑えられるという点と、デメリットとのバランスをよく考えることも大切でしょう。, 歯は口を開けたときの顔の印象を大きく左右します。特に前歯は目につくので、差し歯にするときには審美性に優れたものを選びたいものです。差し歯はいったん作ると簡単に入れ替えのできるものではないからこそ、少し費用がかかっても審美性や強度に納得のいくものを選ぶことをおすすめします。, 差し歯は、強度、審美性、費用、金属を使用しているかなどの違いによってさまざまな種類があります。差し歯の種類とそれぞれの特長、治療にかかる期間、費用などをよく説明してもらい、納得のいく差し歯治療を選択したいものです。どんな小さなことでも心配や疑問に思うことがあったらしっかりと伝え、不安な点をクリアしてから治療を開始しましょう。, 保険適用の差し歯の場合は、料金のなかに「補綴物維持管理料」が含まれており、2年間の保証期間内であれば、無償で対応してもらうことができます。, 保険適用外の治療の場合も保証が付いている場合がほとんどですが、その保証内容や保証期間は歯医者さんによってバラツキがあります。保証内容をしっかりと確認することを忘れないようにしましょう。差し歯治療に保証が付いていない歯医者さんは要注意。ほかの歯医者さんへ相談しなおすことをおすすめします。, 差し歯治療は、医師の治療技術によって仕上がり、精度に大きく差がでます。どれくらいの治療実績があるのかを必ず確認しておきましょう。治療の事例として、治療前・治療後の写真などを見せてもらうのもよいです。治療を終えてから、「こんな仕上がりになるとは思わなかった」とならないように、コミュニケーションをしっかりととり、どんな些細なことでも確認しておくことが大切です。患者からのこのような要望に応えられない歯医者さんであれば、歯医者さんを変えることも一手です。, 差し歯治療を考えている人が最も気にしているのは、その費用の高さかもしれません。ただし「差し歯は費用がかかる」とひとくくりに考えるのも良くありません。費用が高い差し歯には、審美面や強度で大きなメリットがあるものがそろっています。長く使う差し歯だからこそ、費用が高い・安いだけにとらわれることなく、納得のいく治療法を選びましょう。, ・保険適用と保険外の差し歯の違いL治療にかかる費用が大きく異なるL差し歯の仕上がりが異なるL取れたり外れたりしたときの保証が違う, ・保険で受けられる差し歯治療L硬質レジンジャケット冠 費用:約3,000~5,000円/本L硬質レジン前装冠 費用:約5,000~8,000円/本L銀歯 費用:約3,000~5,000円/本, ・保険外(自費)で受ける差し歯治療Lオールセラミック 費用:約8万~15万円/本Lハイブリッドセラミック 費用:約4万~12万円/本Lメタルボンド 【費用】約8万~15万円/本Lジルコニアセラミッククラウン 【費用】約10万~20万/本Lゴールドクラウン 【費用】約4万~12万円/本, ・保険適用の差し歯のデメリットL保険適用の差し歯は、種類が少なく、全般的に審美性に劣るものが多いL自然な白さに仕上がるものがないL周囲の歯と色が合わせにくいL汚れやすいLプラスチックがはがれやすく、差し歯の隙間から虫歯になりやすい, ・見栄えが気になる前歯には自費の差し歯L前歯は目につくので、差し歯にするときには審美性に優れたものを選んで方が良いL差し歯はいったん作ると簡単に入れ替えのできるものではないため、少し費用がかかっても審美性や強度に納得のいくものにする, ・差し歯治療前に注意することLカウンセリングをしっかりと受けるLもしものときの保証を確認L差し歯治療の実績を見せてもらう, ■院長経歴