早く回復して退院してくださいね 週が明けて再び更新が止まったので、いよいよ心が折れた?と心配しました・・・ 本日、3日分が更新されたのを読み「やっぱりセリフで再現はユニークで良いな~」と改めて感じ、そして楽しませて頂きました。 ... 展開が駆け足、はい、これが気になりますよね。奥行きが感じられないというか、物語は面白いんだけど勿体ないという感じですね。, 今日はせつなかったですね。音ちゃんの歌、聴き入ってしまいました。 更新ありがとうございます。セリフおこし前のコメントも楽しみです。いつも本当にありがとうございます。. ・年齢:36歳(2019年4月現在) ・主演:中鉢明子 『エール』は、2020年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第102作として同年3月30日から11月27日(予定)まで放送されている日本のテレビドラマ[4]。全120回(予定)[注 5]。古関裕而と妻・金子をモデルに作曲家とその妻の生涯をフィクションとして描く。主演は窪田正孝[6]、ヒロインは二階堂ふみ[7]。, 昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而と、歌手としても活躍したその妻・古関金子をモデルに、昭和という激動の時代の中で人々の心に寄り添う数々の曲を生み出した作曲家とその妻の波乱万丈の生涯の物語を、人物名や団体名を一部改称して再構成しフィクションとして制作する[6]。主人公の一代記を夫婦の二人三脚で描くのは『マッサン』『あさが来た』『わろてんか』などNHK大阪放送局制作の作品に多く、東京制作では『ゲゲゲの女房』以来となる[8]。, 作品名の「エール」は「応援」の意で、東日本大震災から10年の節目を目前に「福島を応援したい」との思いを込めて企画され、福島出身の主人公を模索する中で福島の偉人であり多くの応援歌を作った作曲家の古関裕而に着目した[9]。古関の出身地・福島市では連続テレビ小説の誘致に向けて2014年から活動を行っており、2016年10月には「古関裕而・金子夫妻NHK朝の連続テレビ小説実現協議会」を設立し、妻・金子の出身地でもある豊橋市にも連携を打診して、両市長がNHKに要望書を提出し両市商工会議所が15万人分を超える署名を集めるなど官民を挙げた誘致活動を展開。誘致活動がドラマ実現に繋がった初の事例となった[10][11]。, 青年期から30年におよぶ人生を演じることとなる主人公・古山裕一役には、繊細さと大胆さ、強さと弱さの両面を併せ持ち、幅広い人間性を演じることのできる演技力が評価され、窪田が決定した[12]。窪田の朝ドラ出演は『ゲゲゲの女房』、『花子とアン』以来3度目で主演に選ばれた。2014年度後期『マッサン』の玉山鉄二以来約6年ぶりに男性が主演する[6][9][注 6]。また、青年男性が主人公の場合、非常に明るい性格で彼女や妻を引っ張っていく「好青年」という役柄が多いが、裕一は「吃音持ちで内向的、子供の頃はいじめられっ子だった」と現代で言う草食系男子で、「朝ドラのヒロインらしく明るく前向きな妻に支えられていく」という他とは一線を画した男性主人公になっている。, 情熱的で行動力のある女性とされるヒロイン・関内音役には、2018年度前期『半分、青い。』の永野芽郁以来4作ぶりに開催されたヒロインオーディションにより[13]、応募者2,082人の中からオーディションで見せた熱演と歌唱力が評価を受けた二階堂ふみが選出された[7][14]。, 続いて福島ゆかりの人々のキャストが2019年9月6日に[15]、豊橋ゆかりの人々のキャストが同年10月9日に発表された[16]。語りは津田健次郎。, 『コード・ブルー』シリーズ、『ハゲタカ』などを手掛けた林宏司の脚本が予定されていたが[17]、収録開始に先立ち「制作上の都合」により清水友佳子、嶋田うれ葉とチーフ演出の吉田照幸の3人による共同脚本へ異例の変更となり[18][19][20]、収録開始後の2019年11月5日付で交代が発表された[21]。, 第4週以降のクレジット表記については「検討中」としていたが[20]、第4週から第6週は「原作 林宏司」「脚本 吉田照幸」として表記され[22]、第7週以降は「作」とは別に「原案 林宏司」としてクレジットタイトル半ばに表記されている[23]。, 連続テレビ小説初となる4Kで制作され[3]、4K制作への移行にともなう制作時間、制作費の拡大とNHKが推進する「働き方改革」による制作現場の負担軽減から、本作より月曜日から金曜日までの週5回放送[注 7]に短縮された[24][25][26]。土曜日には、「朝ドラ好き」を公言する「朝ドラおじさん」こと日村勇紀(バナナマン)がナビゲーターとして解説を務め、その週を振り返る総集編を放送する[27][28][29][30]。, 収録は関東近郊のスタジオにて2019年9月17日にクランクイン[31][32]。福島県内および愛知県豊橋市、新城市でのロケが行われた[3][33][34][35]。, 新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言を受けての前例のない収録休止などを経て(後述)、2020年10月29日にクランクアップした[36]。, 新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴う感染拡大防止のため、人が密集する通例の第1週試写会&会見は行われず、キャストの登壇なしで参加者10人程度の小規模試写会に変更して計6回実施[37]。恒例の“バトンタッチセレモニー”も、報道陣を入れない“無観客セレモニー”となった[38]。, 放送開始前からキャストに直接的な影響が及んでおり、小山田耕三役の志村けんが、収録途中の3月17日に新型コロナウイルス感染症による肺炎を発症、放送開始前日の3月29日に死去した[39]。収録済みのシーンについてはそのまま放送し[39][40]、未収録分については演じる俳優が変わると人物のイメージが変わってしまうとして代役は立てずに、脚本を変更して「ナレーションをうまく使って登場させる形」が検討されている[41]。, 感染拡大を受けて、キャスト・スタッフの人数が多く安全対策に限界があるとして4月1日以降の収録を一時休止し、同日に収録休止を発表[42][43]。当初は同月12日までとされていた休止期間はその後延長され[44]、2か月半に及ぶ中断期間を経て6月16日より放送センター内スタジオにて再開された[45][46][47]。再開後の収録はNHKが策定した「感染防止のための制作マニュアル」[48]に沿って出演者およびスタッフの健康を最優先に進められ、出演者は2m以上の間隔を維持し接近する芝居の必要時には出演者側の承諾を得る、出演者は本番撮影時以外は常にマスクやフェースシールドを着用する、出演者へ小道具の受け渡しにはその都度手指消毒を行う、セットは換気が可能な設計とした上で密集を避けるため担当者ごとに時間帯を分けてセッティングを行う、大勢での歌唱シーンでは飛沫防止のため生での歌声の収録を避け個別に歌を録音して後で映像へ重ねる、など様々な対策が講じられている。出演者のマスクの着脱に伴ってメークを直す必要が生じるなど、対策を徹底するためには通常の撮影より多くの時間を要することから[49][50]、放送日程の見直しを行い当初予定の全130回(26週)から全120回(24週)へ10回(2週)分を短縮して制作されることとなった[5][51][52][53]。, そもそもこのドラマは、2020年東京オリンピックの開催を記念して、1964年東京オリンピック開会式の入場行進曲である「オリンピック・マーチ」の作曲者・古関裕而と妻・金子をモデルにしたドラマを制作するという企画の下で放送される予定であった[54]。また、放送開始直前の2020年3月26日には、古関の出身地である福島県からオリンピックの聖火リレーがスタートする予定であった。しかし、肝心のオリンピックが新型コロナウイルス流行の影響により延期になったため、実際の本作はオリンピックが開催されない状況下で放送されることになり、オリンピックとの相乗効果で本作を盛り上げるNHK側の思惑は大きく外れる結果となった[55]。, 第1話の冒頭部では、紀元前1万年前の狩猟時代から現代のフラッシュモブに至るまで「はるか昔から音楽がいかに人生の中に存在しているか」を表現した異色のアバンタイトルが導入された[56][57]。これに続くプロローグとして、第1話の放送時間の大部分を使って1964年東京オリンピック開会式の舞台裏の様子が克明に演出され、本作は東京オリンピック開会式の入場行進曲である「オリンピック・マーチ」の作曲者・古山裕一とその妻・音の人生を描くドラマであることがナレーションで語られている。そのため、本編の開始は実質的に第2話からとなっている。, 1909年、福島県に代々呉服店を営む家族に、待望の男の子が誕生した。後に多くの名曲を書いた才能ある作曲家・古山裕一である。裕一は店の跡取りとして育つが、内気でぼんやりしたいじめられっ子だった。しかし、蓄音機で聞いた音楽に心奪われ、初めて作った曲を担任の藤堂清晴にほめられた裕一は音楽家の道を志す。, 関内音は豊橋で馬具製造販売会社を営む関内家三姉妹の次女として生まれる。音は教会で、オペラ歌手双浦環の歌声に魅了され歌を習いはじめる。, 成長した裕一は商業学校に進学するが、音楽に熱中して三年生を落第。家の商売も苦しくなり、裕一は権藤家の養子になり、昭和3年、川俣銀行に就職する。幼馴染の村野鉄男から国際作曲コンクールへの応募を勧められた裕一は、応募した曲が史上最年少で受賞。それを新聞で知った音は裕一と文通を始める。福島と豊橋の長い距離と双方の家族の反対にもかかわらず、2人は交際を続け結婚を決意。, 音は上京して音楽学校に入学。音は裕一をレコード会社に売り込むがうまくいかない。しかし大物作曲家小山田耕三のはからいでコロンブスレコードとの専属契約にこぎつける。裕一は悩んだ末、福島から上京。東京で二人の新生活をはじめる。だが裕一の曲はなかなか採用されず、同期の木枯正人に先を越される。その上契約料を半減されそうになる。裕一の幼馴染で音楽学校のプリンスと呼ばれる佐藤久志の紹介で、裕一は早稲田大学応援歌『紺碧の空』を作曲。その後、裕一、鉄男のコンビで作った『福島行進曲』が採用され、裕一は念願の作曲家デビューをはたす。, 音は『椿姫』のオーディションに合格し稽古に励む。裕一は『船頭可愛や』がレコード化されるが、全く売れず契約解除の危機に陥る。音の紹介で『船頭可愛や』は双浦環の歌唱で再び発売されることになったが、小山田は流行歌の赤レーベルの作曲家の歌を西洋音楽の青レーベルの歌手が歌うことに反対する。反対を押し切り発売されたレコードは大ヒットする。そんな中、音は妊娠が判明。悩んだ末、椿姫を降板し音楽学校を退学。半年後、長女・華が誕生する。, 裕一は福島の小学校校歌制作を依頼され、久しぶりに帰郷する。実家は店を畳んでいたが両親は裕一一家を歓迎する。だが裕一の弟の浩二は、家を捨てた裕一に冷ややかだった。そして父親の三郎が倒れる。三郎は胃癌で余命いくばくもない状態だった。三郎は浩二に家や財産を相続させると言い残し、裕一のハーモニカを聞いて息を引き取る。, 裕一がコロンブスレコードと契約して5年。球団歌『大阪タイガースの歌(六甲おろし)』やご当地ソングを手掛け、安定した地位を築いていた。コロンブスレコードは専属新人歌手のオーディションを行うことになり、合格者のデビュー曲を裕一が担当することになった。音楽学校卒業後、くすぶっていた佐藤久志が応募する。結果、ラジオ局会長の息子・寅田熊次郎が合格し、久志は研究生としてかばん持ちなどで下積みしながら歌手をめざすことになった。, 裕一のもとに弟子志願の田ノ上五郎が押し掛けてくる。熱心さに負け、住み込みの弟子にしたものの、五郎の曲作りはうまくいかない。音の妹・梅が『文藝ノ友』の新人賞を受賞して上京、古山家に住み込む。梅は五郎と馬が合わず、2作目の作品執筆もすすまない。だが、梅は次第に五郎の優しさに心惹かれていく。五郎は作曲家をあきらめ、古山家を出る。梅も豊橋に帰ると決め、五郎に思いを告白。二人は豊橋に帰り、五郎は馬具職人として修業を積んでから結婚することになった。, 昭和12年、日中戦争が勃発。ある朝、裕一は新聞で公募された『露営の歌』を読み、曲をつける。これがコロンブスレコードで採用され、久志が歌を吹き込む。『露営の歌』は50万枚を超えるヒットとなり、古山家に電話が付き、裕一は音と華のためにオルガンを購入。音はこどもたちを集め音楽教室を開く。裕一は音の姉・吟の夫の智彦から、陸軍が制作する映画『暁に祈る』の主題歌を依頼される。裕一は鉄男が作詞、久志が歌を担当する「福島三羽ガラス」で曲作りを引き受ける。だが、鉄男の歌詞は何度も陸軍からボツにされ、ついに降板させられそうになる。裕一は鉄男、久志と福島に帰郷し、恩師の藤堂と再会。鉄男が歌詞に悩んでいることを相談すると、藤堂は出征することになったと打ち明ける。鉄男は藤堂に捧げるつもりで『暁に祈る』を書き上げると、すぐ採用される。映画が公開され、藤堂は『暁に祈る』の歌に送られ戦地へ旅立った。愛国歌謡ですっかり有名になった裕一は、戦地の様子を伝えるニュース歌謡を多数手がけるようになる。, ニュース歌謡などの需要で多忙になった裕一。昭和18年、物資が不足しはじめ、音の音楽教室の発表会も不謹慎と中止になる。そんな中、久志に召集令状が届き出征するが、身体検査で痔が見つかり、即日帰郷となる。久志は福島に戻り、鉄男は作詞をやめて新聞社に転職。音も音楽教室を閉める。音に軍需工場などを慰問する音楽挺身隊募集の手紙が届く。職人修行に耐えかねた五郎が裕一に泣きついてくる。裕一は「うまくいかない時は頭の中に好きな音楽を流す」とアドバイス。五郎を迎えにきた梅は、家がキリスト教でも特殊な宗派に属しているために特高に目をつけられているという。軍人の妻である吟は妹たちに「今は国民が一丸となってお国のために戦わんといかん」と言い、三姉妹に不協和音が生まれる。音は梅に背中を押され、音楽挺身隊に参加する。裕一を訪ねてきた鉄男と木枯は時勢にあわせられず創作から離れたというが、裕一は国のために頑張っている人を応援したいという思いを述べる。音は慰問先で合唱する曲のリストを作るが、顧問の神林康子は戦争の役に立たない音楽はいらないと拒絶。音が反論すると、挺身隊に非国民は必要ないと言われてしまう。その日の夕方、裕一に召集令状が届く。, その翌日、映画プロデューサーの三隅忠人が古山家を訪ね、裕一に予科練を題材にした映画『決戦の大空へ』の主題歌を依頼。三隅のはからいで裕一は即日除隊となり、主題歌『若鷲の歌』を作曲したが、違和感を持った裕一は予科練を訪問。予科練生を取材したあと、曲を書き換える。予科練生の多数決で後者が選ばれ、映画も主題歌も大ヒットした。梅と結婚した五郎が裕一に挨拶に来る。五郎は戦争に協力する音楽を作ってほしくない、無駄に死ぬ人が増えると訴えるが、召集を回避した負い目のある裕一は「命を無駄と言うな」と声を荒げる。音の音楽教室の生徒・梅根弘哉は映画に憧れ、予科練に入隊する。戦況が悪化する中、裕一は報国音楽協会から戦地慰問を命じられ、旅立つ。, 裕一はビルマ(現在のミャンマー)に到着。だがインパール作戦の停滞で、前線に向かう命令が下りず、後方ラングーンで待機させられる。1か月後、作家の水野伸平らが前線行きを許可される。裕一は水野から託された『ビルマ派遣軍の歌』の詞に曲をつける。2か月後、従軍記者の大倉憲三から、恩師の藤堂がビルマに居ると聞かされる。音と華は福島に疎開。3か月後、裕一は楽器を持参し、前線を慰問し、藤堂と再会する。さっそく楽器のできる兵士が集められて演奏会が開かれ、藤堂が『ビルマ派遣軍の歌』を歌う。翌日裕一は、藤堂から妻・昌子への手紙を預かる。突如敵からの銃撃が始まり、藤堂は裕一を車の下に押し込む。裕一の目の前で兵士たちが次々撃たれ、藤堂も銃弾に倒れ戦死する。帰国した裕一は、福島の昌子夫人に手紙を届ける。泣き崩れる昌子。裕一は音と華にも再会するが、一人東京に戻り曲作りを続ける。昭和20年6月19日、豊橋は空襲を受け、関内家は全焼。昭和20年8月15日、終戦。焼け跡で光子は讃美歌『うるわしの白百合』を歌う。後日、音と華が帰京するが、若い弘哉が戦死したとの知らせを受けた裕一は「音楽が憎い」と曲を作らなくなった。その頃、劇作家の池田二郎は、NHKに戦災孤児を題材にしたラジオドラマの企画を持ち込んでいた。, 終戦から3か月後、音楽から離れ、時計いじりに没頭する裕一に劇作家の池田二郎がラジオドラマ『鐘の鳴る丘』の音楽を依頼するが、裕一は断る。豊橋では五郎が馬具に変わって野球のグローブを作ろうと発案するが、空襲で重症を負った岩城が死去。吟の夫・智彦は軍人のプライドを捨て、闇市のラーメン屋で働きはじめる。音はバンブーの紹介でベルトーマス羽生からレッスンを受け始めたが、そこで占い師になった御手洗と再会する。1年半後、再び池田が『鐘の鳴る丘』の主題歌『とんがり帽子』の詞を持って依頼にくる。ついに作曲を引き受けた裕一だが、楽譜に向かうたび、戦争の記憶が蘇り苦しむ。音は「もう自分を許してあげて」と一喝。曲は完成し、ラジオドラマ『鐘の鳴る丘』は主題歌とともに大評判となる。次に裕一は「長崎の鐘」を作曲することになり、長崎を訪ねる。原作者の永田武に面会し、助言を求める裕一に病床の永田は「どん底まで落ちろ」の答えを自分で見つけろと語る。「希望」という答えにたどりついた裕一は、永田に励まされ、帰りの電車の中で一気に曲を書き上げた。『長崎の鐘』は大ヒットし、永田は裕一に短歌『新しき朝』を贈る。, 智彦はラーメン屋を辞め、同期の紹介で貿易会社で働きはじめたが、思うところあって、戦災孤児のケンとラーメン屋の屋台に戻る。音はベルトーマスにオペラ『ラ・ボエーム』のオーディションを勧められる。裕一は、新聞記者の大倉から「全国高等学校野球選手権大会」の曲を依頼される。裕一と鉄男は闇市のバラック小屋で酒と博打に溺れる久志と再会。農地改革で生家が没落し、父親も病死した久志は歌もやめ、荒れた生活を送っていた。高校野球の歌詞は公募で『栄冠は君に輝く』に決定。裕一は甲子園を訪れ、曲をつける。久志は福島に帰り、戦争の歌を歌っていたことを悔やんでいた。裕一は池田に相談し、書き下ろした『夜更けの街』で久志を歌手にカムバックさせる。それでも生活を改めない久志に、裕一は『栄冠は君に輝く』の歌唱を頼み、甲子園に連れていく。「どん底まで落ちた僕たちにしか伝えられないものがある」と裕一に説得された久志は、マウンドで『栄冠は君に輝く』を歌う。, 音はオペラ『ラ・ボエーム』のミミ役オーディションに向けて猛特訓の日々。久志は藤丸と婚約する。華は野球部の竹中渉と親しくなり、裕一はうろたえる。音は二次審査を通過し、最終審査も終了。好きな事が見つからない華にいらだちをぶつけられた音は娘と向き合い、和解する。数日後、音はミミ役に合格し、稽古が始まるが、周囲との実力差に苦悩する。審査員だった夏目千鶴子から、企画者の独断により裕一の知名度目当てで合格にされたことを聞かされた音は、歌手としての自分の力の限界を改めて認識し、ミミ役を降板する。裕一は落ち込む音を孤児院のクリスマス慈善音楽界に参加させる。音は裕一が作った『蒼き空へ』を歌い上げ、歌への自信を取り戻す。, 昭和26年、19歳の華は看護学校に進学。『湯の町エレジー』などをヒットさせた鉄男は、家族の絆をテーマにした映画主題歌を依頼される。だが家族に苦い思い出を持つ鉄男は書けないと断る。鉄男は裕一と作った福島の小学校校歌のお披露目会に出席するため、福島を訪問。お披露目会のあと、床屋の三上という男が訪ねてくる。彼は鉄男の弟・典男だった。典男は一家で夜逃げしたあと、父親に虐待される兄を見かねて盛岡に家出し、床屋の夫婦に拾われて育ったという。古山家に典男一家を招き、再会の祝宴が開かれる。鉄男は映画主題歌を無事書き上げる。裕一は弟の浩二から『高原列車は行く』の作曲を頼まれ、福島に滞在。浩二は畠山リンゴ園のまき子のもとに足繁く通っていたが、まき子は東京に働きにいくことになり、浩二も見合いを勧められていた。福島に来た音に背中を押され、浩二はまき子に「東京に行くな」「俺のそばにいてほしい」と告白。浩二は畠山家の婿養子となり、まき子と結婚式を挙げる。, 裕一が帰省する半年前に閉店したが、及川以外の元従業員と三郎達との関係はその後も良好のようである。, 実在した銀行で、現在は東邦銀行の川俣支店となっている(合併先の郡山商業銀行が更に白河瀬谷及び会津の2行と合同して東邦となった)。後年、銀行は人手に渡ったが、頭取・茂兵衛の尽力でほとんどの行員は藤堂と結婚した昌子以外、信用組合で働いている。, 裕一と音が森、海岸、教会で戯れるシーンが描かれている。それぞれ水林自然林(福島市)、伊古部海岸(愛知県豊橋市)、福島聖ステパノ教会(福島市)で撮影された。65話、75話、97話は物語の節目の回だったので、90秒バージョンになっている[注 38]。しかし、三郎が亡くなった55話、特別編である第12週のうち58話以外、戦争のため裕一と音の身近な人物が次々に死亡するなど重苦しい内容の88話〜91話、「長崎の鐘」が完成した95話、音がクリスマス慈善音楽会で「蒼き空へ」を歌った105話はOPがカットされた。, 出だしは指揮者が前奏に合わせて指揮棒を振り、タイトルロゴが出てくる。歌い出しで裕一と音がそれぞれ森林浴をし、再び裕一が指揮棒を振ると、その時の放送内容の時代の光景が細切れの数々の写真画像として背景に映し出される。サビでは彼らが海岸を手を繋いで走り、その後、裕一に続き音が棒で砂に譜面を描き、その上に裕一は仰向けに音は裕一に寄り添うように寝転ぶ(60秒バージョンはここまで)。90秒バージョンはこの後、メトロノームがリズムを刻むとともに様々な光景がバックによぎる。教会で裕一のオルガンの演奏を音がはじめは長椅子で聞き、次に裕一のそばに立ち二人は微笑みあう。そして、教会の鐘が鳴り響き二人は並んでそこを出て行くものになっている。, 「福をここから」「愛をここから」と題して、視聴者から送られた魅力あふれる写真を紹介している。前者は裕一の出身地である福島県、後者は音の出身地である愛知県の写真をそれぞれ綴っている。10月26日放送の第96話からは「福&愛をここから」と題し、全国を対象とした写真に範囲を広げた。99話では主題歌を担当したGReeeeNの写真が紹介された。, 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による収録休止に伴って、6月29日から9月11日まで放送を休止し、全130回(26週)から全120回(24週)へ短縮された[5][51][52][53]。, 9月8日、26週で全130回の予定だった放送回数を24週で全120回にすることを発表[104]。最終回は11月28日となる[104]。, 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による収録休止に伴い、6月26日放送分(第13週・第65回)をもって放送を一時中断[注 42]。6月29日から9月11日までの放送休止期間には、第1回から第65回の放送分を再放送した[126][127][47][128]。再放送の解説放送(副音声)は「スペシャルバージョン」として、出演者が「ドラマの役」として週替りで担当[129]。一般的なキャストによる対談・座談会形式のオーディオコメンタリーとは異なり、役の個性や方言など話し方の特徴、登場人物との関係性を反映させ、時に役の心境を代弁し登場人物やナレーションにツッコミを入れるなど、副音声解説本来の補足説明にオーディオコメンタリー要素も加えたものとなった[130]。再放送は土曜日も含めた週6話分での放送となり、BSプレミアムでは1週間の再放送の時間枠を9:45 - 11:15に延長、臨時に土曜深夜23時台にも土曜放送分の再放送枠を設けた。日曜の総合テレビ11時台の1週間ハイライト(再々放送)は7月5日から9月6日まで、『岩合光昭の世界ネコ歩きmimi』に差し替えとなった(1週間ハイライト再々放送の後続の時間帯に放送される関連ミニ番組『エール 古関裕而の応援歌』についても7月5日から9月6日まで休止となり『もういちど、日本』に差し替えられた)[注 43][131]。, 9月14日からの放送再開に先立ち、9月12日には特番『いよいよ来週から!連続テレビ小説「エール」再開SP』を放送[132][47]。, 裕一が戦争の真実を知るシーンが大きな反響を呼び、第18週「戦場の歌」が再放送された。10月20日公表, 本作から、BSプレミアムでの再放送の開始時刻が、23時30分から23時と30分繰り上げられた。同時刻放送開始となったのは2016年後期『べっぴんさん』以来となる[注 44]。, 近現代史研究者で『古関裕而の昭和史』(文春新書)の著書もある辻田真佐憲は、主人公のモデルである古関裕而が「軍歌の覇王」と呼ばれていたにもかかわらず、番宣などで「軍歌」が徹底的に排除され、「戦時歌謡」という言葉に置き換えられていることを指摘。「戦時歌謡」は戦後の造語であり、実際の古関の楽曲を使用しながら、「戦時歌謡」という造語で物語を上書きするのは欺瞞であると批判している[140]。, 2020年10月16日に放映された第90話で、薬師丸ひろ子演じる光子が空襲で焼けた自宅跡で讃美歌「うるわしの白百合」を歌う場面は大きな反響を呼んだ。当初、このシーンは光子が地面を叩きながら「戦争の、こんちくしょう! こんちくしょう!」と唸るというものだったが、薬師丸から「うるわしの白百合」を歌いたいと提案があった[141]。本作でキリスト教監修をしていた西原廉太は、関内家は聖公会の信者で「うるわしの白百合」は聖公会の『聖歌集』に収録されていないが、光子がミッション系の金城女学校出身で、在学中に愛唱していた「うるわしの白百合」を歌うという設定を作った[142]。また、プロテスタント系ミッションスクールが加盟している「基督教教育同盟會」が編纂した架空の歌集『基督教學校 讃美歌』が光子の手元にあり、それを焼け跡で拾って歌うということになった[143]。撮影では、西原は2節のみ歌うことを提案していたが、薬師丸は1節と2節をアカペラで歌い切りノーカットで放送された[144]。視聴者の反響により第90話を含む第18週「戦場の歌」が2020年10月25日深夜に再放送された[145]。, 古関家の男性当主は代々「三郎治」を襲名しているが、彼は実際は八代目の当主であり、間に女性の当主が一人いたため七代目・三郎治となった。なお、その後八代目は古関裕而の実弟である古関弘之が襲名し、現在は裕而の長男である, ひさは実際には戦前に亡くなっており、古関裕而長男の正裕も、「父方の祖父母(三郎、まさのモデル)は自分が産まれる前に亡くなっている」とブログで綴っている。, 元はといえば、八重が裕一のことを跡継ぎを作るための中継ぎにしか見ていないことを話しているところを裕一に聞かれたことが原因であり、帰省の際、裕一は期待に応えられなかったことを茂兵衛に謝罪している。, 藤堂の出征を昌子が話した時、裕一は「先生が?何で!