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損害保険を扱うビジネスを展開しているという点において各社に大きな違いはありませんが、各社の海外展開や社風には違いが見られるようです。, 本記事では就活生に高い人気を誇る損保業界について、東京海上日動火災保険・三井住友海上・損保ジャパン日本興亜の3社に着目し、各社の事業や社風などを解説していきます。, 損害保険とは、自然災害や自動者の衝突事故など、偶然の事故により生じた損害を補償するものです。, 世の中には様々なリスクが存在します。例えば個人であれば事故・盗難のリスク、そして企業であれば火災や輸送事故、故障といった予期せぬリスクです。
・公式Facebookアカウント. https://www.facebook.com/onecareer.jp/. 【東京海上日動火災保険（マリン）／インターン：3分対策】マリンの選考基準は能力面より人となり【21卒向け】, 組織で動ける信頼度をアピール！東京海上日動火災保険のエントリーシート作成のポイント, Plug and Play 社（米国シリコンバレー）とのパートナー契約の締結について, Endurance Specialty Holdings Ltd.社買収手続き開始の合意について, Lexon Surety Group, LLC の保証保険事業買収に関するお知らせ, 問題解決能力をアピールしよう！損保ジャパン日本興亜のエントリーシート作成のポイント, 【成城大／アフラック、損保ジャパン内定】インターン先の人事や社員に直談判してOB・OGを紹介してもらう！：トップ就活生レポート2019, 【三井住友海上火災保険：3分対策】絶対的な志望理由を語れるかが合否の分かれ目！三井住友海上内定に向けた本選考対策のポイント6選, 【中大／三井住友海上、JCB内定】自分をアピールするよりも、自分のことを知ってもらうことを優先！：トップ就活生レポート2019, 損害保険の総合職・エリア総合職・専門職の違いとは？損害保険会社の採用職種の特徴やポイント, 【最新版：業界研究】めんどくさい業界研究は全て任せろ！業界ごとの人気企業を徹底比較・総まとめ！, 【業界研究：第1弾】大好評！24業界、30本の記事を総まとめ！人気企業を徹底比較！, 【伊藤忠商事】「下積み」は2年だけ？採用責任者が語る「裁量が現場の若手にある理由」, 【現役戦略コンサル特別寄稿】「遊ぶように働き、働くように遊ぶ」コンサルタントの働き方とマインドセット, 【早稲田／丸紅、伊藤忠商事内定】総合商社への志望度を、他業界との比較でアピール！！：トップ就活生レポート2019, 【SPI対策】SPIとは？例題31問付き！言語・非言語等の問題形式と出題内容を解説！. ぜひこの記事が皆さんの就職活動の助けになれば幸いです。, unistyle編集部では、就活生に納得のいく就職活動をしてもらうための情報発信を行っています。
エン・ジャパンの調査では、退職を考えるきっかけトップ3に、「給与・待遇」「仕事内容への不満」にならび... ワンキャリアが発表した「就職人気ランキング」でマッキンゼー、BCGに次いで3位、日系企業では堂々の1位に君臨した野村総合研究所（NRI）。学生の間でもNRIの「隣人の構造面接」や「リベンジ制度」... この記事は日系戦略コンサルティングファームである株式会社コーポレイト ディレクション（CDI）社員からのご寄稿です。「激務」といわれるコンサルタントの仕事とその理由について、現役コンサルタントの... こんにちは、ワンキャリ編集部です。
今回は4大損害保険会社と呼ばれる、「東京海上日動火災保険（以下、マリン）・損保ジャパン日本興亜（以下、損保ジャパン）・三井住友海上火災保険（以下、三井住友海上）・あいおいニッセイ同和損害保険（以下、ADI）」の特徴を解説します。, （※）損保ジャパン日本興亜は2020年4月1日に「損害保険ジャパン」に社名を変更予定です。, 損害保険会社のビジネスを簡単に言うと、「契約者のあらゆるリスクに対して金銭面でサポートをするビジネス」です。, 自動車保険は、定期的な保険金の受け取りの代わりに、自動車の対物事故や対人事故などの賠償責任の補償を支払うビジネスです。各社、収益の柱となっています。, 火災保険は、元々は建築物などの火災時の補償を行う保険商品でした。近年は水害や盗難などよりカバーする範囲が広くなっています。, ケガや死亡における経済的リスクを補償する保険事業です。医療保険と似ていますが、医療保険が「病気やケガなどによる入院時の経済的リスクを減らす」ことを対象とするのに対し、傷害保険は「ケガや死亡の際の経済的リスクを減らす」ことを対象としています。, 通称、自賠責保険ともいい、自動車や原付運転時には加入が必須の保険です。自動車の対人事故などの際に、加害者の代わりに被害者に賠償金を支払います。, 貨物保険と船舶保険に大別され、運搬中の海上危険に対して補償をする保険です。近年では物流全体をカバーする保険なども生まれています。, 各企業は以下の通り、「3メガ損保」と呼ばれる巨大な保険業ホールディングスの傘下にあります。, 特に、三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険は同じグループに所属しています。ちなみに、MS&ADインシュアランスグループという名称は「三井住友」の「MS」、「あいおい（ニッセイ）同和」の「AD」が由来であり、両社が対等な存在であることも分かります。, ※出典：2018年度 有価証券報告書「東京海上ホールディングス P.4／SOMPOホールディングス P.6／MS&ADインシュアランスグループホールディングス P.6」, そのことを踏まえ、主要4社と3つのグループの収益、利益率などを比較してみましょう。, ※出典：2018年度 有価証券報告書「東京海上ホールディングス P.1／東京海上日動火災保険 P.1／SOMPOホールディングス P.2／損保ジャパン P.2／MS&ADインシュアランスグループホールディングス P.2／三井住友海上 P.1／あいおいニッセイ同和損保 P.1」, まず、グループ別に収益の違いを見ると、MS＆ADインシュアランスグループ（以下、MS＆AD）が東京海上ホールディングスグループ（以下、東京海上HD）を僅差で凌いでいる状況です。その後に、約2兆円の差をつけてSOMPOホールディングス（以下、SOMPO）が続く形になっています。, 次に、各企業の単体の業績を見てみましょう。経常収益は「マリン → 損保ジャパン → 三井住友海上 → ADI」の順番となっています。経常利益率を見ると少し順位が変化します。マリンの次が三井住友海上となり、両社ともに7%を超える利益率を残してます。, 一つは、共通点は海外への進出、つまり「海外企業の大型M&Aや業務提携」でしょう。半ば飽和状態の国内市場から脱却し、東南アジアなどの新興国への新規市場の開拓も今後のカギであり、この動きは顕著となっています。, 次に、新規事業への展開です。既存事業の安定したブランド力や収益を確保したまま、ホールディングスの強みを生かして「横の連携」を図ります。, 損保の主な商品は前述の通りです。そのため、各企業におけるセグメント（部門）の分け方も「火災・海上・傷害・自動車・自動車損害賠償責任」の5つで共通していると考えていいでしょう。, 東京海上日動火災保険（マリン）は単体で損害保険業界で圧倒的なシェアを誇る企業です。1879年に日本で最初の保険会社として創業した「東京海上保険」と1898年に設立された東京物品火災保険株式会社を前身に持つ「日動火災」が2004年に合併し誕生しました（※1）。国内で一番の140年の歴史を持つ東京海上グループは国内損害保険・生命保険以外に、海外保険事業・金融事業・一般事業を展開しています（※2）。, 海外保険事業はキルン、フィラデルフィア、デルファイといった欧米における大型買収実施により、今やグループ収益の40％以上を占める中核の事業に成長しました（※3）。また、欧米だけでなく、東南アジアも他社に先駆けて、早い時期から射程圏内に収めていたことも要因に考えられます。国内事業以上に、海外事業の重要性は増してくると予想されます。, （※1）参考：東京海上日動「東京海上日動の沿革」（※2）参考：東京海上日動「東京海上日動の現状 2018」（※3）参考：東京海上グループ「統合レポート2018」, 損保ジャパン日本興亜（損保ジャパン）は損保業界で2番手の企業です。そのDNAには、東京火災や日本火災といった13社の幾度とない合併の歴史が刻まれています。現在に至る直接の契機は、2010年のSOMPOホールディングス発足です。「損保ジャパン」と「日本興亜損保」が同ホールディングスを設立後、合併し「損保ジャパン日本興亜」が誕生しました。, 「損保ジャパン日本興亜」は2017年度の国内の損害保険の収入保険料ではトップシェアを誇ります（※4）。, また、SOMPOホールディングスは、2015年に居酒屋チェーン店で知られるワタミの介護事業を買収しました。そして、新規事業として、認知症などに対する「介護・ヘルスケア事業」を開始し、2017年に初めて黒字を計上しました（※5）。同事業を始め、住宅リフォーム事業や延長保証事業など多岐にわたる事業展開をしていく計画です（※6）。, 海外への展開を見てましょう。デジタル分野でシリコンバレーにある企業との提携や（※7）、M&Aに意欲的です。, （※4）出典：SOMPOホールディングス「国内損害保険事業」（※5）出典：SOMPOホールディングス「業績ハイライト SOMPOホールディングス（連結）」（※6）出典：SOMPOホールディングス「戦略事業」（※7）参考：SOMPOホールディングス「Plug and Play 社（米国シリコンバレー）とのパートナー契約の締結について 」（※8）参考：SOMPOホールディングス「Canopius Group Limited 社の株式取得完了のお知らせ」、「仏再保険会社 SCOR SE の持分法適用会社化の見送りについて」「Sompo Canopius AG 社株式譲渡に関するお知らせ」、「Endurance Specialty Holdings Ltd.社買収手続き開始の合意について」、「Lexon Surety Group, LLC の保証保険事業買収に関するお知らせ」、日経経済新聞「M&A戦略海外主導で、SOMPOHD, 三井住友海上火災保険（三井住友海上）は、あいおいニッセイ同和損保（ADI）とともにMS&ADグループの中核をなす企業です。, 2004年から積極的に海外進出を開始し、現在、ASEAN10カ国で元受事業を行っている唯一の損害保険グループとなっています（※9）。また、2017年にシンガポール損害保険会社First Capital社の買収にも成功した結果、ASEAN域内における総収入保険料でも第1位のプレゼンスを誇ります（※10）。アジア以外だと、2016年に「英国大手保険グループ Amlin」を買収し、ASEAN地域との連携でさらなるグローバル展開を促進させる計画です。他にも「『中小企業の海外進出をサポート』する保険」もグローバル展開での柱の一つになると考えられます（※11）。, 利益率が高い点にも注目しておくべきでしょう。そのため、後述の通り、しっかりと給与に反映されている企業だといえます。, （※9）参考：三井住友海上「三井住友海上の歩みと未来」（※10）参考：三井住友海上「成長著しいアジアへの挑戦」（※11）参考：三井住友海上「世界中の挑戦を支えるために」, あいおいニッセイ同和損保（ADI）は三井住友海上火災保険とともにMS＆ADの中核をなす企業です。損保ジャパンに次ぐ12社という複雑な合併の歴史を持っており、2001年に「あいおい損保」と「ニッセイ同和損保」が合併して誕生しました（※12）。, ADIの目指す企業像には「地域密着」「先進性」「多様性」というワードが含まれています（※13）。, そのキーワードの一つ「地域密着」をひも解いていきましょう。その名の通り、2016年に「地方創生プロジェクト」を発足させ、地方公共団体との協定を締結し地域社会との結びつきを強めています（※14）。加えて、損保業界では唯一のベルマーク協賛企業として、東北大震災や熊本地震被災地へ寄付し、保険商品を通じた社会貢献活動も行っています（※15）。, そのため、地方部の中小企業や経営者などの顧客に強く、「地域密着型」の損保といえるでしょう。こうした展開は、海外展開に積極的な三井住友海上との差別化でもあり、同じグループ内でのすみ分けになっています。, また、トヨタ自動車や日本生命保険と提携関係にあるため（※15）、これらの大企業が持つ顧客基盤にリーチできる強みも持っています。具体的には、トヨタとは自動車販売と提携した自動車保険や、日本生命の保険商品と提携したパッケージ保険商品を持っています。, （※13）参考：あいおいニッセイ同和損保「会社概要」（※14）参考：あいおいニッセイ同和損保「地方創生プロジェクト」（※15）参考：あいおいニッセイ同和損保「キーワードで知るADI」, ▼あいおいニッセイ同和損害保険に関する【ONE CAREER限定コンテンツ】はこちら！, 就活において併願先となる三菱商事と比較すると、いい意味でとがった社員が少なく、協働を重視する誠実で真面目な社員が多いことがマリンの特徴です。, これは「People Business」と呼ばれるように、人柄の良さが契約に影響を与える保険業界の特性があるでしょう。実際に、OB訪問や7回に及ぶ面接を経験した内定者も、「とにかく誠実で優しそうな社員が多かった」と社員の特徴について振り返っています。, 「和を尊ぶ」チームの中で協調的に働ける環境を求める学生にとっては、この社風は最適であるといえるでしょう（選考対策ページより）。, 多数の企業との合併の歴史を持つ損保ジャパンにはさまざまなバックグラウンドを持った社員が混在しています（※16）。実際、損保ジャパン出身の人と日本興亜出身の人が同じ部門に存在。, これについて、内定者は「損保ジャパン出身の人は真面目な雰囲気だが、日本興亜出身の人がゴリゴリの体育会系で全く印象が異なっていた」と述べています。さまざまな価値観を持つ人と協働することで新たな発見につながるなど、さまざまな刺激を受けられる業務環境だといえます（選考対策ページより）。, 三井住友海上火災保険（三井住友海上）は「個性」と「結束感」を併せ持つバランスのとれた社風が特徴で、競合としてよく比較されるマリンや損保ジャパン日本興亜との大きな違いです。これは三井住友海上が三井と住友の2財閥の系譜を持つこと、マリンは三菱系の企業であること、損保ジャパン日本興亜が7社合併の歴史を持つことに起因します。, 複数損保の内定を獲得した学生は各社につき「三井住友海上のOB訪問で会った社員はどの方も違った特徴があるが、共通して三井住友海上の一員としての芯を持っているように感じた。マリンは日本トップという誇り、エリート気質を感じた。損保ジャパン日本興亜は合併の歴史からさまざまなバックグラウンドを持つ社員が集まりバラエティに富んだ社風だと感じた」と話します。, また、内定者が座談会で会った社員は自社について「『人の三井』と『結束の住友』が合わさり『人財の三井住友海上』ができている。一人一人のプロフェッショナリズムとチームワークがあるからこそ、大企業の大型法人契約に強い」と語っています。, 以上より、三井住友海上では自分の個性を大事にしつつ組織として協働を可能にする環境があるのではないでしょうか（選考対策ページより）。, あいおいニッセイ同和損保（ADI）には、合計10社以上の中堅企業が合併を経て一つになったという背景があります（※17）。, そのため「多様性を重んじたいので光る個性を持った人材を求めているし、現に集まっている」と人事部長が説明会にて話すように、さまざまなバックグラウンドを持つ人が集まる多様性あふれる企業です。, 実際に、内定者は「社員と話す中で、いい意味で変わった人が多く、真面目な人から元気な人まで色々な人がいると感じた」と話します。競合他社と比べて、ADI社員の平均勤続年数は14年と長く（※18）、多様性を受け入れてもらいやすい働きやすい環境であることが伺えます。また、女性管理職比率向上のための様々な取り組みなどが認められ、ダイバーシティ経営企業100選にも選出されています（※19）。, このようにADIは、業界をダイバシティという観点でけん引し、多様なバックグランドを持った人が働きやすい環境を提供している企業です（選考対策ページより）。, （※17）参考：あいおいニッセイ同和損害保険「会社の沿革」（※18）出典：あいおいニッセイ同和損害保険「あいおいニッセイ同和損害保険の現状2018」（※19）参考：経済産業省「平成25年度ダイバーシティ経営企業100選 受賞企業地域別一覧」, ※出典：2018年度 有価証券報告書「東京海上日動 P.8／損保ジャパン P.9／三井住友海上 P.8／あいおいニッセイ同和損保 P.8」※平均給与は千の位を四捨五入しています, 給与は業界トップ企業のマリンが最高額ですが、国税庁による「民間給与実態統計調査」では正規雇用者の平均年収が486.9万円（※20）であることを考えると、4社全て高給取りの企業であることが伺えます。業界2番手の損保ジャパンが三井住友海上より給与が低い点など、同じ業界といえど、企業によって状況は多少異なるようです。, 「ワンランク上のキャリア」を目指す人の為の就活メディア ONE CAREER の編集チーム。
サマーインターンに向けてスタートダッシュを切りたい2020卒... ＜早稲田大学 Bさん（文系／男性）＞内定先丸紅、伊藤忠商事就活サマリー【就活の進め方・軸は？】軸は「海外に赴いての仕事」と「出向先での事業経営」。あえて他業界（志望業界の併願先）の情報を収集【内... ⓒ2009-2020 ONE CAREER Inc. All Rights Reserved.