場合がある。また、もたれ式擁壁や重力式擁壁では、高さの中間付近に クラックが生じることがある。打ち継ぎ目もクラックが発生しやすい箇 所である。片持梁式擁壁のような鉄筋コンクリート構造の擁壁では、縦 壁の付け根、鉄筋量の変化する場所でクラックが発生する場合がある。 (2 土と透水マット : φ/2 . 第10章 擁壁構造図集 第10章 擁壁構造図集 . 96 第10章 擁壁構造図集 高 さ 勾 配 θ≦65° 65°＜θ≦70° 70°＜θ≦75° 所要の地盤の長期許 容支持力 2．0m 盛土 P. 97 P. 99 P.101 75kN/㎡ （7.5tf/㎡） 切土 P. 98 P.100 P.102 3．0m 盛土 P.103 P.105 P.107 75kN/㎡ （7.5tf/㎡） 切土 P.104 P.106 P.108 4．0m 盛土 P.109 P.111 100kN/㎡ （10.0tf/㎡） 切土 P.110 P.112 5．0m 盛土 P.113 125kN/㎡ （12.5tf/㎡） 切土 … 注入座金(@200)の 設置 Step 3. ひび割れに添ったシールの実施 Step 4. 片持ちばり式 : 控え壁式 . 擁壁背面の地盤面上にある建築物等の荷重を実状に応じて設定し，これらの数 値を用いて計算することを原則とします。 ... 重力式 : もたれ式 . 表面処理(ワ イヤーブラシなどによるコン クリート表面の処理) Step 2. 擁壁の構造に関する基本的留意事項 擁壁の高さに関する基本的構造基準は，図.4-1に示すとおり，特別の明示がな い限り，擁壁の高さHとは，擁壁前面の地盤線より擁壁天端までの垂直距離を指 します。 φ/2 : 安 定 性 . 土と土 : δ=β（注1） （注2） 土とコンクリート. 2φ/3 : φ/2 . 部材応力 . 第4章 擁壁(令第6条～令第11条) 4.1 擁壁の設計 1. 部材応力 . 5.4 重力式擁壁のひび割れ箇所の補修 図-5に 重力式擁壁のひび割れの補修概要を示す。ひ び割れ幅1mm程 度の,主 に重力式擁壁のひび割れ箇 所に適用した注入工法の補修手順は,以 下に示すとおり である。 Step 1.