僕の場合、正規ディーラー店で見積もりをとったところ、28万円を提示されました。 横4本ルーバーというのも同じですが、縦に入れられたルーバーが、前期が4本、後期が6本という違いがあります。 それにより後期の方が造形性が増た印象で、かつ、後期の方が縦フィンがより前方に配置されており、立体感もアップしています。 となります! トヨタ自動車の代表的な車種にクラウンがありますが、クラウンの1世代に「ゼロクラウン」という人気モデルがあります。, そのゼロクラウンにも前期型と後期型があり、いろいろな点が変わっているのはご存知でしょうか?, 和仁屋 大樹さん(@028daiki)がシェアした投稿 – 2017 10月 20 9:53午前 PDT, ゼロクラウンという名称はあくまで愛称であり、正式にはS18型クラウンと呼ばれるモデルです。(基本的な情報の詳細は以下の記事をご参照ください。), クラウンとしては12代目に当たり、11代目までのクラウンとはデザインの方向性を大きく転換したモデルとして知られています。, ゼロクラウンの販売時期は2003年12月~2008年2月までの5年間で、その間に大きなマイナーチェンジを行っているので、前期、後期と別れているのです。, 前期と後期でエクステリアデザインに大きな違いはありませんが、主な変更点としては新たに3.5Lエンジンが追加され、一部馬力がアップしています。, 変更点についてはのちほど詳しくご説明します。前期、後期のそれぞれの期間は次の通りで、期間としては後期のほうが長いです。, また後期モデルからは中国でも生産が行われ、中国市場で「皇冠」という名称で販売されました。, クラウンの海外生産が始まったのはこのゼロクラウンからなので、その力の入れ方がわかるでしょう。, クラウンの海外事情については以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。, まず大きな変更点は、エンジンとトランスミッションからなるパワートレインの変更です。, 前期と後期では次のように変更され、注目すべき点としては馬力が大幅に上がったことです。, ※上記の表にあるV6エンジンについては、以下の記事で詳細を解説しています。興味のある方はこちらもご参照ください。, 前期型でラインナップされた2.5Lおよび3.0Lエンジンは後期でも据え置きですが、2.5Lエンジンは新たに6ATとの組み合わせとなりました。, 後期で追加された3.5Lエンジンは、レクサスGSに搭載されたエンジンをクラウンに採用したもので、3.0Lエンジンに比べて馬力が60PSも増加しています。(GSの詳細は以下の記事をご参照ください。), このエンジンはゼロクラウンの中でも走りを重視したアスリートというモデルに搭載されており、よりゼロクラウンのスポーティさを強調するのに役立ちました。, またそれまでのクラウンでは280PSが最大馬力でしたので、ゼロクラウンの後期型からはじめて300PSの大台に乗ったわけです。, ゼロクラウンの後期型でエクステリアデザインの変更はほとんどありませんが、一部外観上で見分けがつく変更点がいくつかあります。, 外観上の変更点で最もわかりやすいのはリアコンビランプで、ブレーキランプとウインカー&リバースの位置が変わっています。, ゼロクラウンのリアコンビランプはブレーキとウインカー&リバースが上下に配置されており、前期型は上がブレーキ、下がウインカー&リバースなのに対し、後期では逆になっています。, Yoshiki Shibataさん(@yoshiki_221)がシェアした投稿 – 2017 11月 4 6:52午後 PDT, 中河内 大地さん(@d.nakakouchi)がシェアした投稿 – 2017 9月 30 12:23午前 PDT, どちらが性能的に有利かなどはありませんが、ブレーキランプが上か下か前期か後期を一発で見分けられるポイントになります。, ほかの変更点は一見ではわかりにくいのですが、ヘッドライトとグリルに小変更が入っています。, ヘッドライトはライトのインナーの色が前期は緑系に対し、後期ではシルバーになっています。, またグリルは前期が5×5の格子状になっているのに対し、後期では7×5の格子になりより細かくなっています。, あとバンパー形状もわずかに変わっていますが、こちらで見分けるのはかなり難しいほどの小変更です。, なおヘッドライトにはAFSというシステム付きの高機能なものがあるのですが、前期では一部グレードのみに設定だったのに対し、後期では全車標準装備となりました。, ヘッドライトとグリルで前期か後期かを見分けるのはかなりの観察力がいりますので、どちらか判別したいときにはリアコンビランプを見るようにしましょう。, なお現在のクラウンのデザインについては、以下の記事で深く掘り下げて解説しています。ぜひ一緒にご覧ください。, インテリアのデザインについては前期と後期で大差はありませんが、機能面でいくつか変更が加えられました。, まずエアコンですが、除菌効果があると言われているプラズマクラスターイオン発生機能が標準装備となり、前期でオプション装備だったものが標準化されました。, 次にカーナビゲーションですが、それまでカーナビはDVD方式でしたが、後期からHDD仕様のナビが登場し、より便利に使いやすくなりました。, 細かい変更点としては、後期からスピードメーターやタコメーターなどのメーター周りにメッキの装飾が増えたリ、スマートキーの差込口が増えたりといった違いがあります。, インテリアについては前期と後期を見た目で見分けるのは難しいですが、全体的に後期型は高機能装備が標準化され便利になっているのが特徴です。, ちなみに現在のクラウンの内装は以下の記事で紹介しています。興味があればこちらの記事もご覧ください。, ゼロクラウンにはラグジュアリーを重視したロイヤルと、スポーティさを重視したアスリートの2つの大きなモデルの違いがありますが、それぞれ前期と後期では価格が少し変わっています。, 前期と後期の価格差はほとんどありませんが、ロイヤル、アスリートとも後期のほうがわずかに高くなっています。, しかし後期型は前期型でオプション装備だったものがいくつも標準装備になっていますので、オプション装備代を考えれば後期の方がお得になっているでしょう。, 中古車市場でも装備の充実している後期型のほうが人気があり、年式がわずかに新しいこともあるので価格は高いです。, ただ前期と後期の価格差を気にするくらいであれば、値引き交渉を正しくすることに注力した方がいいでしょう。, 燃費についてはエンジン仕様が変わらないところでは変化はありませんが、後期は3.5Lエンジンが追加されているので燃費の違うグレードが増えています。, エンジンと燃費をそれぞれまとめましたが、やはり3.5L エンジンは排気量も馬力も大きい分燃費は悪くなっています。, 2.5Lと3.5Lでは燃費が2.0km/Lも違っていますが、排気量もさることながら馬力に100PSもの差があるわけですから、むしろこのぐらいの燃費の差で良く収まったものだと思います。, エンジンとしては3.5Lのほうが設計が新しいので、燃費がそれほど悪化せずに済んでいるのでしょう。, 故障や不具合についてはやはり後発である後期型のほうが少なく、信頼性は前期より高いでしょう。, 客観的な故障率などはメーカーから発表されないのでわかりませんが、前期型ではいくつかエンジンに関係するリコールもありましたので、そういった点が改善されている後期型の方がよいでしょう。, ただ近年のトヨタ車は昔の車に遡ってのリコールが多発しており、一部ゼロクラウンが対象となっているものもあります。, そもそも故障や不具合は車が古くなれば数多く出てくるものですので、そういった点でも年式の新しい後期型のほうが有利であるのは間違いありません。, 中古で買う際には年式とあわせて走行距離にも気を付けて、なるべく走行距離が少ない車を選ぶようにしましょう。, ゼロクラウンの故障率については、以下の記事で詳しく解説しています。故障について詳細まで知りたい方はこちらもご参照ください。, ゼロクラウンの後期型はデザインの変更は小変更にとどまっているものの、機能面で標準装備の機能が増えた点だけでも、前期型より購入する優先度は高まります。, またよりハイパワーな車が欲しい場合にも、後期で追加された3.5Lエンジンはかなりのパフォーマンスを誇っており、セダンとは思えないほどの走りを体感させてくれるものです。, 車の完成度的にも、また選択肢の幅広さについても後期型は有利であり、中古車として探すのであればまずは後期型を探しましょう。, 値段的には後期型のほうが多少高めとはいえ、そもそも10年近く経過した車ですので中古車価格の相場は全体的に落ちています。, 「ゼロクラウンが欲しい!」とお考えの方は、多少の価格差がある場合でもまずは後期型から検討してみるのがよいでしょう。, なおクラウンについては、以下の試乗レポートがあります。興味がある方はこちらもご覧ください。, 値引き交渉は正しくやらないと、車を買う際に60万円以上の損をする可能性があります。, 「値引きしてくれませんか?」「オプションをつけてくれませんか?」と何も考えずに交渉すると、営業マンに舐められます。, この正しいやり方さえ知っていれば、最大限まで確実に値引きできます。詳しくは下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技!』ページをご覧ください。, 某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。.