(通常の問題集の論述問題とはまた別に。), 過去問も早めに見ておきました。 学習初期では飛ばしていた、少し複雑な内容の理解に努めました。, 基礎を学び終えた後は、より深く単元を読み込み、自分でノートに図を描いたり文章でまとめるなどを行いました。 この表から、第1問の得点率の差が最も大きく、合格者と不合格者を分けた問題といえます。 とは言え、これまでの参考書・問題集の復習がメインです。, 生物は本当に覚えるべき知識が多くて大変ですよね。 前述の『お医者さんになろう生物』や『生物苦手問題の解き方』などに加えて、過去に解いた『生物重要問題集』の復習や『大森徹の生物記述・論述問題の解き方』などをしっかりこなしました。, 赤本を数年分、解きました。 まずは、2019年度の「東大化学」を俯瞰しよう はじめに、問題構成や出題傾向をおさえて、 「自分が受ける入試問題」を想像しましょう。 第1問 【難易度:やや難】 出題形式・テーマ 記述形式(論述問題あり)有機 問題の内容・分析 学校の進捗が遅い場合は、自分で教科書を読みながら、ドンドン進めていってください。, ちなみに私が参考にした参考書は田部本です。↓ →簡単な問題を解いて、手を動かしながら理解していきましょう。分からないところは新研究で調べて、人に説明できるレベルにまで理解を深めて下さい。, ②典型問題を一通り解けるようにする。 問題 有機化合物を完全に燃焼させて元素分析を行う際に、燃焼によって生成した混合気体を、はじめに塩化カルシウム管に通し、次にソーダ石灰管に通して吸収させる。このとき混合気体を通す順序を逆にしてはいけない理由は? 問題 ベンゼンを空気中で点火すると、多量のススが出る理由は 阪大レベルだと難しい年は本当に難しいので、手が出なかったりしましたが、それを踏まえて理解が足りていなかった分野の対策や、強化するべき分野の把握などを行いました。, 本番直前にまでなると、今更ジタバタしてもあまり意味内です。 教科書や参考書を読みながらでいいんで、“整理ノート”のような参考書で、一個一個語句を覚えていってください。 東京都立大学の入試情報・過去の合格得点率・各科目の入試傾向と対策を把握し、自分に合った学習方法・学習計画で合格を目指しましょう!東大家庭教師友の会では、難関国立大生が、授業から学習サポート・スケジュール管理まで生徒様に合わせて幅広く対応致します! この時期も論述対策は定期的に行います。 前述の『お医者さんになろう生物』や『生物苦手問題の解き方』などに加えて、過去に解いた『生物重要問題集』の復習や『大森徹の生物記述・論述問題の解き方』などをしっかりこなしました。 また、『細胞膜』に関する問題もよく出題されるという特徴がありました。, 学習後期は、これまでの内容の復習、穴がないかチェック、さらなるレベルアップというようにやるべきことが目白押しなので、結構大変です。 分析第1弾では、まず2019年度の東大化学の出題傾向を概観します。さらに、受験生の答案をもとに、どの大問が合否を分けたのかを検証。合否を分けた「差がつく一問」を選定しました。 私が行ったのは以下の内容です。, この分野は100%出るのが分かっているので、本番直前でもやはり重点的に勉強しました。 「理系で東大を目指しているが、化学に対してどう対策をしたら良いかわからない」「地方に住んでいて東大対策の情報が入ってこない」といった悩みを抱えてはいませんか?, まず東大化学全体の形式と特徴を説明し、そこから導き出される注意点について説明します。, →題材は高校化学の範囲から満遍なく出題されるので、典型問題ならどの分野から出題されても解けるようにする事を心がけましょう。, →実戦演習をする時は必ず物理と一緒に行い、自分に合った時間配分を身につける事が重要です。物理と化学のどちらの処理能力向上に注力したほうが効率良いかという分析がバランス良くできますし(これ以外と大事!)、どちらかに時間かけ過ぎたというミスをした時の対処も訓練できます。, →一瞬投げ出しくなる気持ちを一旦はぐっと堪え、実は簡単なのか本当の難問なのかを見極められるようにする事が超重要です。自分の知っている知識で解けるはずだと強く意識しながら考える習慣を日頃からつけて下さい。, →苦手な友達に教える、または脳内授業をする習慣があるととても良いです。自分の理解が曖昧な点もあぶり出せます。, 構造決定の問題が圧倒的に多いです。この手の問題は演習を積めばできるようになるので、必ず得点源にするべきです。, 頭の中がこんがらがりがちですが、僕は①分子式(特に炭素数)と炭素骨格②官能基、③官能基の位置の3種類に情報を分け、また実験の流れを図示して整理する事を心がけると上手くいきました。, 例えば、元素分析や分子量測定、反応前後の質量変化の情報からは分子式に関する情報が得られるので①に分類できます。また、原子が反応の途中で消える事がないという事実と分子式とを意識すると(特に炭素数について)、実は炭素骨格が一意に定まる等して構造決定を素早く行える事が多いです。簡単な例をあげると、分解前は炭素数が7の化合物で、分解後片方はフマル酸で炭素数は4だから、もう片方は炭素数が3だから炭素骨格はこれしかないじゃん!という具合です。, 不飽和度や検出反応に関する情報は②になります。特に不飽和度を考える時、二重結合やカルボキシ基は大丈夫な人が多いですが、環や三重結合、アゾ化合物が盲点になる人が多いようです。, ヒドロキシ基の酸化や二重結合の開裂の後の情報や幾何異性体、不斉炭素原子に関する情報は③に分類していました。不斉炭素原子が1つある構造を考えるとこの位置にヒドロキシ基がくるしかない!といった具合です。また、辞書的に候補を数え上げる力も大事です。, 反応式を書かせる問題がほぼ毎年出題されているのは見逃せません。ここは必ず得点しましょう。出題された反応は酸塩基、酸化還元、沈殿、錯イオン生成、分解の5つに分類されます。, 基礎的な知識問題も出るので、その時は確実に答えを合わせましょう。模試やテストの度に暗記事項を詰めるという作業を繰り返していたら知らぬ間に知識が定着していたという人を割と見かけます。また、数学とは違って化学はセンター対策(多分共通テストも)にガッツリ取り組む事が2次試験にも良い影響をもたらします。, 数値計算が大変だったり難しかったりする問題も割とあります。そういう問題も配点は簡単な問題と変わらないように思われるので、捨てる勇気も必要です。, 典型問題は解けるようする事と、日頃からたくましく計算して数値を合わせきる練習をする事が肝要です。有効数字に気を配る習慣もつけて下さい。, 全ての基礎です。付属の問題集を解いて(セミナーとか?)手を動かしながら理解しましょう。付属の問題集は全てやる必要はありません。, 写真やイラスト、図などの視覚的な情報ともに教科書を読むと定着が早くなります。特に無機化学の知識の暗記の際に重宝します。, 高校化学の辞書です。分からなかったり、詳しく知りたいと思ったりしたら該当箇所を読んでみるという使い方をしましょう。隅々まで読み通してやると意気込む人や、分厚いから居眠りする時の枕にしようとする人をちらほら見かけますが、僕の知る限りではそのような人はみんな学習内容が身についていないのでどちらの使い方も推奨しません。一部内容が微妙に間違っているみたいですが、大学受験の勉強にあたっては問題ありません。, 基礎的な計算や教科書レベルの知識を完璧に定着させるのに役立ちます。非常におすすめです。, 内容は改訂されつつも、何十年も前から受験生のバイブルとして存在し続けている問題集です。難易度は標準レベルです。解説がやや不親切な箇所が散見されるので、身近に質問できる人がいると安心です。これ一冊を4〜5周しただけで、化学で40点以上取って理3に現役合格した人を知っています。, 難関校を目指す人の定番ですね。周りの東大合格者もたくさん使っています。僕はやった事がないのですが、難易度は標準〜発展のようです。, 使った人曰く、有効数字が間違っていたり、無機の問題がマニアックすぎたりという欠点があるようなのでそこは知っておきましょう。分量は多いですが、やり切れば典型問題の網羅という目標は十二分に達成できるようです。, ・典型問題を一通り訓練する問題として、個人的に一番おすすめです。難易度は標準〜発展です。有機化学がやや手薄ですが、後の演習で補えば良いと思います。, 新演習が331問もあるのに対してこちらは102問と必要十分な量ですし、重要問題集と違って解説が非常に丁寧な上に考え方や知識のまとめもあります。, 鉄緑会東大化学問題集 資料・問題篇/解答篇2011-2020 2021年度用 /KADOKAWA/鉄緑会化学科, ・問題演習ならまずはこれをやりましょう。直前まで残しておく人がよくいますが、それは全くお勧めしません。過去問という最高の演習素材をこなし切れないまま受験を終えてしまう現象がよく見られるからです(私も笑)。, 僕は鉄緑会が売っている10年分のものを買いました。とても良かったですが、赤本でも良いと思います。, 駿台の東大実戦模試や河合の東大オープンの過去問は3年分くらいがまとめて市販されています。特に秋のものは、量・難易度共に本試よりレベルが高くなりがちですが、練習になります。, 自分で好きな問題を集めて作成した東大形式のセットを解くのはすごく楽しかったし、ためにもなりました。特に、自分が今まで解いてきた問題で、間違えた問題や学びの多かった問題を集めて作るのはおすすめです。, 理論化学を強化したい方にはとてもおすすめです。化学の計算問題が体系立って整理されていて、理論化学の問題辞典のようになっています。, 有機化学の演習を積みたいなら東北大学の過去問が良いです。東大よりも難しいと思います。数年分をやり込んで実力がすごく向上したのを実感しました。, その名の通り、記述問題を強化するのに役立ちます。余裕がある人向けです。自分で演習セットを作る際に、記述問題をここからとってくるという使い方もありです。, 化学用語の語源や日常生活で使える高校化学の知識、ちょっと高度で深い内容などがメインで載っている参考書です。その代わり、高校化学で習う事項を網羅して解説している訳ではありません。, 一通り受験化学ができるようになった人におすすめです。とても面白く、点数よりもモチベ向上に役立ちます。受験が終わってからでも読みたくなります。, 僕はやっていませんが、京大医学部に受かった子に聞くと8割良問、2割はただただ重いだけだそうです。難問も解けるようにしたい人におすすめです。一応紹介しましたが、ミス対策を考えて演習を積む方が得点向上につながると思います。, 知る人ぞ知る難問集です。もう絶版ですが、中古のものが少しまだ流通しています。東大と京大の過去問を中心に、良問かつ難問である入試問題と筆者のオリジナル問題(超難しい)が、高校化学の内容を網羅できるように集められています。, 非常に完成度が高いです。全体的に難易度が高く、特に最終章の気体や化学平衡の問題は完全に異次元の難しさです。人間が解く事を想定していません。化学マニアの人もいるかと思って紹介しましたが、東大に合格したいだけならやらなくていいです。, ①まず教科書を理解する。 →ここが一番大事です。とにかく量をこなして処理能力を高めて下さい。1セット解き終わる毎に必ずミスの傾向分析や時間配分の反省などを行いましょう。, ④弱点の補強、得意分野の強化