水道の蛇口から、あるいはハンドルやコックの部分からタラタラと水漏れが起こる場合、多くは水道のパッキンが劣化して正常に機能しなくなっていることが多いです。タラタラの水漏れぐらいなら気にならないという人もいるかもしれませんが、パッキン劣化を放置したままその水道をつかい続けると、徐々にダラダラと水漏れが悪化し、しまいにはダーっと流れ出す事態に至らないとも限りません。, ご自身やご家族が所有しているおうちであれば、自分でパッキン交換するなり業者に修理を依頼するなどすれば、ちゃちゃっと元通りになるはずですが、賃貸物件の場合には、賃借者が勝手に修理したり業者を呼んで直してもらったりというわけにはいかない場合があります。, というのも、水道もオーナーが持ち主であって、これを賃借者が借りて使用しているわけですから、簡単な修理であっても、賃貸契約によっては賃借者が修繕の手配をすることができないケースも生じます。万一修理の際に何かが故障したり破損したりしたら、その弁償費用も請求・徴収されることになります。かといって放置して状態が悪化すれば、どうしてここまで放置していたのかと、またオーナーに詰め寄られることも想定されます。, また、水漏れ異常のトラブルに発展し、床や壁が水に浸かって弁済金が大きくなってしまうリスクも考えられます。そういった意味では、やはり水道パッキンの交換が必要な場合でも、まずはオーナーにその状況を説明する必要があることになります。, そうはいっても、オーナーさんだって水道のパッキンを交換するくらいワケないことを知っていると思いますので、そんなことくらいは自分で何とかしてくださいよ・・・ということにもなるかもしれません。それならば、自分でやったほうが手っ取り早く、気楽でもあります。, ただし、上でも触れたとおり、その場合には、万一パッキン交換中に予期せぬ故障が起こった場合、その弁済金はどうなるのか、その部分にはちゃんと話をつけておいたほうが無難です。, まあよほど奇妙な修理の仕方をしなければ、壊したくても壊れないとは思いますが、あくまでも他人様の所有物なので、自分にとって不利が及ばないためにも、そのあたりのことは慎重に話を詰めたほうが無難です。, また、修理を依頼する場合にも、費用はオーナーが持つことを確認し、支払いはどうするのかといったところにも言及したほうがよいでしょう。. 公開日:2017.08.18 最終更新日:2018.07.27 不動産マメ知識 【完全保存版】賃貸トラブル回避!床の傷やクロスの張り替えなど、経年劣化と原状回復のガイドライン 公益財団法人マンション管理センター「よくある相談Q&A 共用部分と専有部分(漏水)」 特定非営利活動法人日本住宅管理組合協議会「マンション管理におけるトラブル例と対応」 マンションで起こるトラブルの中で解決に手間取りがちなのが「水漏れ」の問題です。マンションの上階からの水漏れ(漏水含む)被害を受けたときなどは、どのように対処すれば良いのでしょうか。ここでは、水漏れに関するトラブルについて解説します。 賃貸マンション築20年3階建ての2階に住んでおりまして私の部屋の真下の1階の天井から水漏れがしているということでオーナーから連絡があり私の部屋を点検致しました。何か私の過失で水漏れが起こったというわけではなく、どうやら2階と1 賃貸物件の経年劣化とは?何年住めば経年劣化になるの?という疑問を解決します。経年劣化の対象範囲や原状回復と契約時の特約事項、経年劣化に関するトラブル対処方法も紹介します。賃貸物件の経年劣化を調べる参考にしてください。 All Rights Reserved. 賃貸物件では築30年を過ぎた頃から水漏れ事故が起こりやすくなる多くの賃貸物件では、築30年を経過したあたりから経年劣化による問題が発生しやすくなります。水漏れ事故もその一つです。しかしマンションなどの場合、防水加工はたいてい浴室だけにしか施されていません。 賃貸物件を退去するときには、オーナーや管理会社と室内の現状立ち会いを行います。 この立ち合いの意味は、「補修が必要である箇所をお互いチェックする」という意味です。 立ち合いの結果、賃借人の負担とされた場合には、賃借人は費用を負担するという流れです。 一般社団法人 千葉マンション管理士会「マンション管理Q&A 水漏れ事故による賠償責任は誰にあるの?」, 上の階から聞こえてくる音がうるさい、隣室の音が気になって精神的なダメージを受けた…, 皆さんは、マンション内で発生するトラブルとして最も多いのは、どんなトラブルなのか…, 住宅瑕疵担保責任保険法人 株式会社 住宅あんしん保証 多くの賃貸物件では、築30年を経過したあたりから経年劣化による問題が発生しやすくなります。水漏れ事故もその一つです。しかしマンションなどの場合、防水加工はたいてい浴室だけにしか施されていません。, また浴室であっても、防水モルタルとタイルが施されている古いタイプのものであった場合、経年劣化によって亀裂が生じ、そこから水が漏れる可能性があります。水漏れを放置すると、階下の部屋にまで水が漏れてしまい、さらなるトラブルを引き起こしてしまうかもしれません。, マンションやアパートで起こる水漏れ事故は、ほかの住人に迷惑をかけたり、逆に迷惑をかけられたりする恐れがあるという点で、戸建てよりも厄介です。, 対応次第では、その後の近所づきあいにも影響を及ぼしてしまうでしょう。借りている部屋で水漏れが起きていたら、早めに対処しなければなりません。, 水漏れが目に見える場所で発生した場合は、すぐに発見することができるのですが、実際のところ目に見えない場所で水漏れが発生するケースはとても多いです。, もし水道代がいつもより高くなっていたら、どこかで水漏れが起こっていないか調査したほうがいいでしょう。例えば以下のようなことが起こっていたら、水漏れが起こっている可能性が考えられます。, マンションやアパートの場合、玄関ドア横にある扉の中に水道メーターが設置されていることが多いです。水道メーターで水漏れをチェックするときは、必ず家の中の全ての蛇口を閉め、一切水を使用していない状態で行いましょう。, 水漏れを調べるときは、水道メーターの「パイロット」という部分に注目します。パイロットとは、銀色で少し角ばっており、中心が赤く塗られている金属部分のことを指します。水道メーターの真ん中付近、もしくは真ん中より左に配置されていることが多いでしょう。, 水道メーターのパイロットは、水が蛇口からほんの少し垂れるだけでも回転する仕組みになっています。家中の蛇口が閉まっているにも関わらずパイロットが動くようであれば、水漏れを疑ったほうがいいでしょう。, パイロットはすぐに動かなくても、5分くらいは観察し続けてください。パイロットは水漏れの規模が大きければすぐに動きが確認できますが、規模が小さかった場合、なかなか動きが見られないことがあります。, 賃貸物件で水漏れ事故が発生した場合、普通は自分で修理業者に依頼するのではなく、管理会社や大家さんに連絡します。, 簡単に対処できそうな小規模な水漏れであった場合、自分で修理業者に依頼してもいいのですが、トラブルになったときが大変なので、できれば大家さんや管理会社に連絡をするのが好ましいです。, ただし夜間など、管理会社や大家さんに連絡がつかないときは、自分で修理業者に連絡するのがいいでしょう。その際、水漏れ事故の原因がパーツの劣化によるものだった場合、そのことを証明できる書類を作成してくれるよう、必ず修理業者にお願いしましょう。, 賃貸物件の管理会社や大家さんは、貸し出している部屋の設備を適切な状態に保つ義務があります。, したがって、蛇口のパーツが劣化したことによって水漏れ事故が発生した場合、修理費用は管理会社や大家さんが負担しなければなりません(賃貸契約の内容によっては、例外もあります)。, それに対して、入居者が無理な使い方をしたことが原因で水漏れ事故が発生した場合、入居者の責任なので、入居者が修理費用を負担しなければならない可能性が高いでしょう。, 「水漏れといっても大したことないし、面倒だから」と、水漏れを発見したにも関わらず放置していた場合、部屋や設備がどんどん傷んでしまいますし、被害も大きくなっていきます。, 修理にかかる費用も、すぐに対処したときより高額になるでしょう。このような場合、水漏れを長期間放置していた責任を問われ、修理費用を負担させられる可能性があります。水漏れを発見したら、すぐに対処するようにしましょう。, 設備の経年劣化によって水漏れが発生した場合でも、大家さんや管理会社が修理費用を負担してくれないケースがあります。そんなときはまず契約書を読み、水漏れ修理費用がどちらの負担となっているかを確認しましょう。, 大家さんや管理会社の負担と記載されていたら、それを根拠に交渉することができます。もし入居者負担となっていたとしても、入居時に新しい部品に取り替えてくれていなかったとしたら、それを根拠に費用の負担を求めることは可能です。, なぜなら設備の劣化は前の住人が使用していた頃から進んでおり、そのときの負担を今の住人に負わせるというのはおかしいからです。, 本来、管理会社や大家さんが負担するべきケースだったとしても、しつこく交渉したり口論になったりすると、要注意人物というレッテルを貼られる可能性があります。, 負担額が少ないようなら、揉め事を長引かせないために、また関係を悪化させないために、支払ってしまったほうが精神的に楽なこともあります。, また、もし義務を果たさない管理会社や大家さんにうんざりしたのなら、いっそのこと別の物件に引っ越しをするのもアリかもしれません。, 賃貸で上階からの水漏れが発生したら、まず上階の部屋を調べる必要があります。上階の部屋の住人に交渉して立ち入り調査をさせてもらう必要がありますが、1人で話し合いに行くのはできるだけ避け、管理会社や大家さんと一緒に行くといいでしょう。, 1人で話を進めると、その後管理会社や大家さんからの協力を得づらくなりますし、上階の住人と口論になる可能性もあります。, 調査をさせてもらった結果、上階の住人が原因で水漏れが発生していた場合、水漏れによって壊れた電化製品・濡れた布団の弁償や、駄目になった天井やカーペット、フローリングなどのリフォーム代を請求することができます。, この場合、普通は保険が適用されるはずなので、保険会社や管理組合を通して交渉を行うといいでしょう。次に水漏れの原因が共有部分の破損だった場合ですが、その場合は管理会社や管理組合に弁償してもらうことになります。, 上階から水漏れ事故が発生したからといって、カッとなって上階の住人を怒鳴り散らすようなことはしてはいけません。, 共有部分から水漏れが発生している可能性も考えられますし、何より集合住宅に住んでいる以上、水漏れトラブルを100%回避するのはなかなか難しいものです。, 今回は自分が被害者だったとしても、次は自分が加害者になる可能性があります。今後も住み続けることを考え、冷静に話し合いましょう。, 階下の住人や管理会社、大家さんなどが水漏れ調査のために部屋を訪れてきたときは、誠実に調査に協力しましょう。調査に来たからといって、あなたが水漏れを起こしたのだと疑われているわけではないので、怒らないでください。, 共用部分の破損が水漏れの原因だったとしても、個人の部屋の中を調べなければわからないことがあるのです。また、水漏れに心当たりがなかったとしても、気がつきにくい場所で水漏れが発生している可能性があります。, 水漏れによって階下の住人が所有する電化製品や天井、クロスなどが駄目になってしまった場合、誰かが弁償しなければなりません。水漏れの原因が共有部分の経年劣化だった場合、管理組合が弁償することになります。, しかし自分で水漏れを引き起こしてしまった場合、責任を持って弁償しなければなりません。弁償しなければならない額はケースバイケースですが、数十万円にのぼることもあります。, しかしほとんどのマンションでは、管理組合で「個人賠償責任保険」をかけているはずですから、全額を個人で支払わなければならないことはあまりないでしょう。保険金の請求は、自分で行うことが多いです。, 個人賠償責任保険とは、日常生活の中で偶然の事故が発生したときや、相手に怪我をさせてしまったとき、相手の品物を壊してしまったときなどに、保険金がもらえるというものです。, 被保険者は加入者だけでなく家族も含まれ、ペットが人、もしくは人の飼っているペットに怪我をさせたときでも、適用される保険です。自動車保険や生命保険に比べると、保険料が安く済むという特徴があります。ただし、以下に該当する場合は保険金が下りないので注意しましょう。, 個人賠償責任保険は水漏れ事故で賠償責任が生じたときも対象となりますが、自分の家の水漏れ修理費用にまでは適用されないので、注意しましょう。, 賃貸物件で水漏れを防ぐために、また、水漏れが起こったときのために、普段から以下のようなことに気をつけておくといいでしょう。, 賃貸物件の水漏れ修理にかかる費用は、管理会社や大家さんの負担になることが多いですが、住人が水道を無茶なやり方で使用した場合は例外です。水道は適切な方法で使用するようにしましょう。, 水漏れが発生したときは気が動転しやすくなっています。いざというときに備え、水漏れが発生したときに連絡する電話番号を紙に書き、冷蔵庫などよく見える場所に貼っておくといいでしょう。, ほかの部屋にまで被害を及ぼしてしまったときのことを考えると、個人賠償責任保険への加入もしておいたほうがいいでしょう。, すべてのマンションの管理組合で個人賠償責任保険に加入しているというわけではないので、もし保険に加入していないようなら、個人で加入しておくことをおすすめします。, 個人賠償責任保険は単体で加入できることは少なく、火災保険・自動車保険・傷害保険や、クレジットカードなどのオプションとして附帯していることが多いです。これらの保険やクレジットカードは水漏れ事故には関係がないように思えますが、水漏れもきちんと対象になっています。, マンションやアパートなどの賃貸物件で発生する水漏れは、戸建てと違い、ほかの家にまで迷惑がかかりやすいという点で厄介です。ご近所さんと良好な関係を維持するためにも、早く、そして冷静に行動することを心がけましょう。, 逆にほかの部屋から水漏れ被害を受ける立場になったときも、必要以上に責め立てるようなことはせず、できるだけ穏便に事を進めましょう。, 紫蘇(シソ)栽培で心配な病気や害虫トラブルと対処方法は?さび病、ハスモンヨトウに注意!, 水漏れ事故が起こったとき、どこに連絡すればいいのかを、紙に書いてよく見えるところに貼っておこう。. 3-2.経年劣化・施工不良により水漏れが生じた場合; 3-3.故意や重大な過失が原因と判断される場合; 4.支払われる保険金の種類と概要. マンションで起こるトラブルの中で解決に手間取りがちなのが「水漏れ」の問題です。マンションの上階からの水漏れ(漏水含む)被害を受けたときなどは、どのように対処すれば良いのでしょうか。ここでは、水漏れに関するトラブルについて解説します。, マンションの水漏れは、どのような原因で起こるのでしょうか。まず考えられるのは設備の老朽化です。築年数が古いマンションでは、給排水管の腐食や劣化が進むことで、つなぎ目が損傷したり、途中箇所にヒビが入ったりすることがあります。また、それほど老朽化していなくても、地震などで破損が生じるケースも考えられます。もともと配管工事に問題(瑕疵・欠陥)があって、そこに経年劣化などの原因が重なって水漏れが顕在化することもあるでしょう。, こうした設備や部品に起因するトラブル以外には、上階の居住者の過失が原因となる水漏れもあります。お風呂の水を溢れさせた、洗濯機のホースが外れていた、トイレに何かが詰まった…などが挙げられます。また、キッチンの排水口に油を流したことで排水管が詰まるといった、人為的な原因によって発生するケースもあります。, 水漏れの責任の所在を問う場合、次の二つの要素から判断されることが一般的です。 賃貸契約から判断するなら・・・ 水道の蛇口から、あるいはハンドルやコックの部分からタラタラと水漏れが起こる場合、多くは水道のパッキンが劣化して正常に機能しなくなっていることが多いです。 4-1.保険金の種類; 4-2.損害保険金はどのくらい? 5.水漏れで火災保険の保険金を請求する大まかな流れ 一つ目の要素は、「水漏れの発生場所」です。水漏れした場所が「共用部分」か「専有部分」によって「管理」責任の所在が誰にあるのかは異なります。「共用部分」の場合は管理組合、「専有部分」の場合は区分所有者または居住者に「管理」責任があることになります。(あくまでも基本的な考え方であり、管理規約等で定められた専有部分の配管の考え方の違いや、水漏れの原因や経緯によっては、責任の所在が異なる場合があります。), ここでいう「共用部分」とは、配管については、給水管は、通常本管から各住戸メーターを含む部分、雑排水管及び汚水管は、配管継手及び立て管が該当します。また場所については、バルコニーや玄関前の廊下、非常階段などが該当します。一方、「専有部分」とは、配管については、共用部分内にある部分以外とされており、住戸メーターから蛇口までの部分や、専有部分床下の配管がこれにあたります。また場所については、キッチンやお風呂、トイレといった水回り設備を含む、室内の生活スペースが専有部分となります。, ※補足:実際は「共用部分」と「専有部分」の境界(定義)があいまいなことが多いので、管理規約には、「共用部分」と「専有部分」の場所・範囲などの定義について具体的に定めておくことが重要です。, 二つ目の要素は、水漏れの原因です。「給排水管工事(例)の瑕疵・欠陥による場合」、「給排水管の老朽化(例)による場合」、「人為的なミスなどによる場合」によって、水漏れを発生させた「原因」(責任)が誰にあるのか、その所在が異なります。, 「給排水管工事の瑕疵・欠陥による場合」は、工事を請け負った施工業者または分譲した宅建業者が責任(瑕疵担保責任など)を負うことになります。(工事請負契約などにより定められたアフター保証の内容や期間によっては保証してもらえない場合があります。)「給排水管の老朽化による場合」は、水漏れの発生場所が「専有部分」であれば、水漏れが起きた住居の区分所有者が責任(適正に維持管理するべき立場としての責任)を負い、「共用部分」であれば管理組合が責任(適正に維持管理するべき立場としての責任)を負います。「お風呂の水を溢れさせたなど、人為的なミスによる場合」は、ミスを起こした居住者が責任を負います。区分所有者と居住者(賃借人など)が異なる場合は、通常、賃借人に賠償責任があることになります。(前述の内容は参考例です。責任の所在や賠償問題の処理等については、弁護士などの専門家にご相談ください。), 第一に行うべきことは、発生場所と原因の確認と特定です。そのためにも、水漏れの被害を受けた場合は、すみやかに管理会社か管理組合に連絡をしましょう。給排水管に問題がある場合は、管理会社や管理組合を通じて専門業者に調査を依頼し、問題の発生箇所を突き止める必要があります。, また、その際は目視で確認するだけでなく、写真を撮影するなどして、状況を記録しておくことが必要です。その後は、修理業者による応急処置を施し、さらにしっかりとした対策を検討することになります。, 損害の補償はどうなるのでしょうか。施工業者が補償をする場合は、水漏れした住居の内装修復・電気製品の故障修理などについては、施工業者が加入する「工事保険(生産物賠償責任保険)」に加入していれば、保険金で対応できる可能性があります。また、水漏れの原因場所の給排水管の修復などについては、大規模修繕工事瑕疵保険(管理組合が発注して行う、給排水管の大規模修繕工事を実施した場合に、施工業者が加入できます。)に施工業者が加入していれば、保険金で対応できる可能性があります。管理組合が補償をする場合は「施設賠償責任保険」などの保険に加入していれば、保険金で対応できる可能性があります。区分所有者や居住者が補償する場合は、その人が「個人賠償責任保険」などに加入していれば保険金で対応できる可能性があります。(個人に任せず、管理組合が同保険にまとめて加入しているケースが増えています。その場合は、管理組合が加入している同保険で補償ができることになります。) このように、被害者に対して損害の補償をするための保険は、責任の所在によって異なります。管理組合は、今一度、管理組合が加入するべき保険の加入状況を確認しておくことが大切です。また、施工業者が加入する保険の確認もしておくことをお薦めします。, このように、水漏れが発生した場合の対処法を知っておくことは大切です。また、それと同じく大切なことは、区分所有者、管理組合、施工業者などが保険加入して、水漏れの被害者などに対して、損害の補償や補修などの対応ができるようにしておくことです。(保険に関する詳細に関しては各種保険会社や専門家にご相談ください。), 参考文献: 本社:〒104-0031 東京都中央区京橋1-6-1 三井住友海上テプコビル6階, Copyright(C)株式会社 住宅あんしん保証. 公益財団法人マンション管理センター「よくある相談Q&A 共用部分と専有部分の境界は」