The woman who was walking on the street while singing was my mother. なので文句を言うのは我慢してラテン語のルールに従いましょう。, とりあえず「praefuit」の原形は一番左側に書かれている「praesum」と思っていい。, 意味は大抵は英語で出てくる。 「v」は「ヴィー」ではなく「ウ」で発音する。, あとは「j」は「ジュ」ではなく「ユ」と読む。 その活用表をよ~く見てみると三人称単数と三人称複数はほとんどが「t」で終わっている。, 一方、「t」で終わっていない場合でも、動詞の可能性がある。 最近ラテン語の学習を本格的に再開し、同じく解答のついていない中山『標準ラテン文法』の解答例を先日完成させ、さらに引きつづいて田中『ラテン語初歩』の解答例も作り終えたのが近況です〔10 月 21 … 文脈からなんとなく動詞の時制が予想できるからね, ・三人称単数(彼) 活用して色々な形に変えまくる。, 関係代名詞かどうかの見分け方としては以下がある。 なんだけど頭が痛くなるだけなので覚えなくていい。, ラテン語例文を以下に挙げる。 (歌を歌いながらその道を歩いていた女性は、私の母だ。), 「who」の先行詞は「woman」になる。 過去の投稿 前 みんな難しく考えすぎ。ラテン語を読むだけなら文法は不要. ・英語と同じ関係代名詞「qui」がある 「芸術」という言葉は、art (アート)の訳語として明治時代に生まれたが、カタカナの「アート」とともに今ではすっかり日本語の中にとけ込んで... ラテン語の発音 ラテン語講習会の趣旨とねらい と言うか活用の知識がないと辞書が使えない。, 辞書を引くためにはかなりの文法学習が必要になる。 しかし、これでは余りに堅苦しいということで、親しい間柄ではどんどん形がくずれていきます。, 「Wie geht es Dir?」=>「Wie geht's Dir?」=>「Wie geht's?」=>「Na, wie geht's?」=>「Na?」という経路を辿り、現在では「ナー?」一語で済まされることが結構あります。, フランス語では、「Comment allez-vous?」「Comme ça va?」「Ça va?」などといい、イタリア語では「Come sta?」「Come stai?」などといいます。そういえば、英語でも「How are you?」といいました。, 考えてみると、日本語でも、割と使います。「お元気ですか?」とか、「元気?」とか。私はメールを書くときなどにも結構使います。, 「ut vales」は相手が単数の場合、「ut valetis」は相手が複数の場合に用います。冒頭の挨拶では、複数の方々に向けて発しているので、「ut valetis」となっているわけですね。utは、wie・comment・come・howと同じく、「いかが」という疑問詞です。, vales・valetisですが、この講座の最初で、「さようなら」はvale・valeteであると学びましたね。これと同じもので、valere 「元気である」という動詞です。この動詞の活用を示すと、, となります。そして、vale・valeteというのは、valereの命令形です。つまり、「どうぞお元気で!」ということですね。, 前回まで、いろいろと自己紹介の表現を学んできました。名前を尋ねたり、出身地や住所を尋ねたり、職業を尋ねたりという表現をやってきました。, しかし、相手がラテン語を解さないのであれば、ラテン語で訊いてみても意味がありません! そこで、今日は、「あなたはラテン語ができますか?」という表現を勉強しましょう。, 日本語では、「あなたはラテン語ができます『か』?」という風に、文末に「か」という終助詞をつけて疑問の気持ちを表しますが、ラテン語では「-ne」という助辞をつけます。そして、この「-ne」は、文末につけるのではなく、文頭の語の語末につけます。, もっとも、疑問詞がついている場合には、それだけで疑問文だと分かりますので(ut vales?等)、「-ne」はつけません。結局、「-ne」をつけるのは、諾否疑問文(はい・いいえで答えられる疑問文)のみとなります。, scisne linguam Latinam?の場合、冒頭のscisという語の末尾に-neがついているため、scisneというかたちになっています(なお、sc- は、現代イタリア語と異なり、後にどの母音が来ても[sk]という音になりますので、ご注意ください)。scisの不定形はscireで、「(よく)知っている(wissen、kennen)、理解する(verstehen)、できる(können)」と割と幅の広い意味を持っています。活用は、次の通りです:, ちなみに、scireから派生した語に、scientiaがあります。これは、「知っていること」という意味の名詞です。英語のscienceでお馴染みですね。, そして、linguam Latinamというのは、lingua Latina(ラテン語)という名詞の対格(accusativus)です。, 対格については、前置詞の補語となる場合があるということで前回も少し出てきました。しかし、最も重要な使い方は、ここに出てきている、「動詞の目的語」となるという使い方です。他にもいろいろな使い方がありますが、それについてはそのうちにご説明することになろうかと思います。, それでは、ちょっと使ってみましょう。「私はラテン語ができます」ならlinguam Latinam scio、「私たちはラテン語ができます」ならlinguam Latinam scimus、「あなたがたはラテン語ができますか?」ならscitisne linguam Latinam?ですね。, ところで、同じようなことは、「あなたはラテン語でお話になりますか?」という風に訊くこともできます。これをラテン語では、次のようにいいます:, loquerisの不定形はloquiとなります。いままでやってきた動詞(habitare, valere, venire, scire)と、何となく形が違うなあ、とお気づきになったのではないでしょうか? その通りです。実は、活用も、いままでのものとは、かなり異なります:, ここでは、lingua Latinaという奪格を使っていますが(したがって、二つの単語の語尾のaは長音です)、奪格は、「~で」という手段を表す意味になるということを、ぜひ覚えて置いてください。これは、かなり頻繁に出てくる奪格の使い方です。, 「私はラテン語で話します」ならlingua Latina loquor、「私たちはラテン語で話します」ならlingua Latina loquimur、「あなたがたはラテン語でお話になりますか」ならloquiminine lingua Latina?ですね。, 「あなたはラテン語でお話になりますか?」と訊きますので、「私はラテン語で話します。」と答えてみてください。, 動詞の活用がいろいろと出てきています。「ラテン語の動詞の活用はとても規則的だ」と聞いたことがあるかもしれません。実は、その通りで、今きちんと覚えておくと、あとでとても楽になるんです。, valere: valeo - vales - valet - valemus - valetis - valent, scio: scio - scis - scit - scimus - scitis - sciunt, loqui: loquor - loqueris - loquimur - loquimini - loquuntur. ・そのままローマ字読みするだけ その見分け方を以下に説明する。, 正確には「ba」は「直説法能動態未完了過去」、「bi」は「直説法能動態未来」って言う。 原則1: 発音のルールは「ローマ字読みする」ということです。 ラテン語入門120分 第一部 辞書が引けるまでの初級編 第1話 バスはラテン語? ローマ時代に? 第2話 ラテン語を読むなら日本人が一番? 第3話 ラテン語は 易しい!!! ギリシャ語に比べれば 文法の基礎知識 辞書を引いてみましょう。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 主語は最初のnostra(私たちは) Gallia est omnis divisa in partes tres, quarum unam incolunt Belgae, aliam Aquitani, tertiam qui ipsorum lingua Celtae, nostra Galli appellantur. 文法知識なしてもラテン語がスラスラ読めるようになるのってスッゴイ気持ちいいよ! 能動態現在時制不定詞が「-ire」(iは長音)という語尾をとる動詞は、I(長音)型活用(独: langvokalische i-Konjugation又は単にi-Konjugation) という型の規 則的な活用をする。第4活用とも呼ばれる。この型には乙式活用はないから、代わりに不規則動詞の「eo, ii (ivi), itum, ire」とその複合動詞を … 音。, 「eo, ii (ivi), itum, ire」:不規則動詞。 スピーヌムの「i」が短音。, 「-io, -(s)i, -sum/-tum, -ire」: 丙式標準動詞。スピーヌムに「i」が現れない。, 倒錯動詞:能動態が原則として欠けているもの。. ラテン語のオンライン教科書を目指して書いています。 ラテン語文法を学ぶねらい 「文法を一通り学んだ人」とは規則を丸暗記した人のことではなく、文法用語をある程度知っていて、辞書の使い方も知っている人のことです。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); いつも旅行の事ばかり考えている社会人です。 カテゴリー 語学, ラテン語 投稿ナビゲーション. にもかかわらず現在でも多くの人がラテン語を学んでいる。, 単語の意味が書かれている説明の最後に「英単語の語源はラテン語の~」みたいな説明を見た事はないだろうか?, だけど、それだけじゃない。 見出し語は4万5千。新しい時代に相応しい新しい辞書として生まれ変わりまし... エコーってご存じですね(カラオケにあらず)。手元の『ギリシア神話小事典』(バーナード・エヴスリン、小林稔訳、教養文庫)を見ますと、 彼    :amat これは文脈でなんとなくわかるので覚えなくていい。, 私    :amō 動詞は最後のappellantur(呼ばれている), 主語は最初のGallia(ガリア) ・英語と同じアルファベット しかも単語と単語の区切りにはスペースがある。, ドイツ語みたいに「ä」「ö」「ü」「ß」のような文字は出てこないので心配しなくていい, 英語の場合はスペルと違う発音をする単語もある。 文法事項に関するラテン語 を ... 解答は付いていませんが、こちらも出版社に問い合わせたらpdfで送ってもらえます。(少なくとも私は送ってもらえました。) 新ラテン文法. そしてラテン語は言語の形を変えて他のヨーロッパ言語へと変わってきた。, 今の時代に使われるとしたら、バチカン市国のローマ法王が儀式のためにラテン語をしゃべる時くらい。, 普段の生活では誰もラテン語を日常生活で使っていない。 以下の場合は「t」で終わっているので、ほぼ動詞と疑っていい。, 「t」で終われば動詞になる法則は、不規則な活用をするbe動詞でも当てはめることができる でも、ラテン語文献の場合は「j」が全部「i」で書かれていることが多いので無視していい。. ・受動態(~される), 逆に一人称(私)、二人称(あなた)とか、命令形、仮定法はほとんど使われないので無視していい。, まずはラテン語がSOVの法則を活かして、文章の最後の単語が動詞かな?と疑う。 司馬遼太郎氏は、中学校時代、英語が嫌いであった。授業中に「ニューヨークとはどういう意味ですか?」と先生に質問したら、「地名に意味... 「ネク・テークム・ポッスム・ウィーウェレ・ネク・シネ・テー」と読みます。 「心の優しいニ... ニューヨークってどういう意味? これをネットで「praefuit」で検索するとこんな風に検索結果が出ると思う。, ラテン語の原形:praesum, praeesse, praefui, praefuturusbe ラテン語を学ぶという長い道のりの前に立つ方、もしくはその途上の方みなさん。ラテン語の世界を旅する用意は出来ましたか。その道のりは長く険しく、ときに心細いものです。そんな旅路をわずかながらでも明るく照らしてくれるラテン語教材を今回は紹介します。, ラテン語という言語は、学習段階で覚えることがたくさんあります。そのため、いきなり分厚い文法書に手を出すと挫折のものとです。, 最初はラテン語という言語の全体像が見えるような手軽な教材からスタートするのが長続きするコツだと思います。, 初級文法をざっくりと概観したら、ラテン文法の「どの辺が難しいか(大変か)」みたいなものが何となく見えてきます。その視点があると、本格的な学習へとステップアップしたときにひるまずに進んでいけるはずです。, 古典ラテン語がどういう言語か知るには、これが一番よくまとまった最短ルートだと思います。入門用では、白水社の『ラテン語のしくみ』など定番のものもあるのですが、『ニューエキスプレス』の方が簡潔で、実践的です。「ラテン語ってこんな言語です」というのをコンパクトにまとめてくれています。, 「ニューエキスプレス」は会話文があって、文法の説明があって、練習問題があります。そのため、ラテン語の音や活用を実際に練習しながら言語の全体像をつかむことが出来るのです。, ほかの新書版の教材では読むだけでなかなか実践とは結びつきにくいところも多いので、1冊目にはおすすめです。, 練習問題にはラテン語作文もあって楽しいです。(日本で出ているラテン語教材にはほとんど作文問題などありません。), さらに、この教材には音声CDがついています。ラテン語の教材でCDつきというものはほとんどないので(日本語の教材では私の知る限りこれが唯一)、学習が進んでからもたまに聴いてみると気分転換になること間違いなし。, 白水社の『初級ラテン語入門』は、ラテン語入門教材として多くの人に愛されてきました。, 初版は50年以上前の本ですが、大切な事項を丁寧にまとめてくれています。練習問題も多く、独学にも使えます。, 見た目は古い本ですが、じっくり解説を読んでいくとすこしずつラテン語の理解が深まるはずです。, この本には練習問題だけでなく、「読章」というラテン語文が割と最初の段階からついています。ラテン語を読む喜びを割と最初から味わえるわけです。, 初級文法の段階である程度まとまったラテン語文を読むように設定された教材は他にはないので、この工夫はありがたいところです。, 読章には訳と、簡単な文法の解説もついています。独学者向けの配慮もありがたいです。これ単体でも、他の教材の補助教材としてもおすすめできます。, この本は割と最近出た本なので、現代の学習者を想定したレイアウトになっているのがありがたいとこころです。, ラテン文法の本といえば、古くなった活字でお堅い日本語文で解説されるみたいなものが多かったのですが、本書は違います。二色刷でわかりやすい丁寧な言葉で解説されています。, 発売されたときは、「ようやくこの読みやすさのラテン語教材が出たか」、と私は嬉しくなったものです。, といっても、やっぱりラテン語です。説明はどうしても他の現代語より多く、活用表もたくさん出てくることだけは覚悟しておいてください。, 練習問題も各所に付いており、自分で小テスト出来るようになっています。この練習問題は割と最低限の内容を訊ねているものです。これが出来たからと言っていきなりラテン語文献が読めるわけではありませんが、入門用としてはこのぐらいのハードルのほうがいいです。, 数年前のことですが、ペレ出版の「しっかり学ぶ」「しっかり身につく」外国語シリーズにもついにラテン語版が登場しました。, この本も、新しい本ですので、割と現代の学習者でも勉強しやすく設計されています。また説明もわかりやすいので、活用を覚えていくことさえやめないなら十分独学でも初級文法を身につけることが出来るでしょう。, まあ、とはいってもラテン語ですので、どうしても説明の日本語量は多くなります。このシリーズの他の言語のものよりも、じっくりと時間をかけて読んでいかないといけないのは確かです。, ラテン語版も他の言語版と同様、「文法と練習問題」と「トレーニングブック」があります。, 前者は文法説明:練習問題=8:2ぐらいの割合になっています。後者はそれが逆転すると思ってください。, 「文法と練習問題」は文法書で、最低限の練習問題付き。「トレーニングブック」は、最低限の説明、活用表のついた練習問題集だと思ってもらって大丈夫です。, どちらにもラテン語→日本語の訳だけでなく、活用形や文中での特定の形を答える問題などが配置されています。いかにも初心者に優しい問題という感じです。ヒントも多く付いています。原典は実際のラテン語文献から採られているのもモチベーションアップにつながります。, 私の欲を言えば、トレーニングブックにはラテン語作文や長めの読解問題を入れて欲しかったですね。でもまあ初心者用であることを考えると仕方ないところかなと思います。, Wheelock’s Latinは英語で書かれたラテン語教材としては定番のものです。手にとってすぐ気づきますが、サイズも大きく分厚いです。, そうはいっても中身はラテン語入門から初心者を想定してくれています。ラテン語にまつわる背景知識を知ることが出来るコラム的文章も多いです。, また、ゆったりページを使っているので活用表も割と見やすく、学習もしやすいです。Wheelockのシリーズにはワークブックやリーディングブックなどもあるのですが、とりあえずは、この1冊目で相性を見てみましょう。, 練習問題に答えは付いていませんが、出版社に問い合わせれば答えのパスコードを送ってもらうことが出来ます。, 英語で書かれた教材ですので、もちろんそれ相応の英語力がないとやっていけません。文法用語などは英語上級者でも知らない単語だと思うので、一度日本語のテキストで学習経験がないと理解しにくいかも知れません。, ただ、もちろんラテン語は、日本語より遙かに英語の方が近い言語です。英語で学ぶと単語の関連や意味の違いなどが見えてくる場合もあります。, いずれにせよ、ラテン語学習をもっと高いレベルまで続けて行くには英語の文法書・注釈書や辞書が読めることは必須です。, 初級文法の教材を(苦しみながらでも)何とか1周したという方は、さらに先のステップです。そんな学習に使える教材をピックアップしました。, ラテン語の最も優れた教材は何かと聞かれたら、私はこの Learn to Read Latinだと断言します。, この教材は、分厚いテキストと、さらに分厚くて大きいワークブックから成っています。なかなか実物は書店には置いていないと思いますが、とにかくでかいです。(ワークブックはA4版でテキストはB5です。厚さは普通の辞書ぐらいだと思ってください), この本では、各章の冒頭で新出単語が導入されて、出てきた文法事項を使ってそれを「使える」まで持っていくというコンセプトが全体を貫いています。, これは語学のやり方としては割と基本であるにも関わらず、多くのラテン語教材はこのスタイルを採用していません。「ハードルを下げること」にどちらかというと重点があるか、「読むこと」に重点があります。, ほとんどのラテン語教材は、活用は、各自で覚えなさい、そしてこの意味が分かるようになりなさい、という感じです。しかし、このLearn to Read Latinでは、活用だろうが訳だろうが作文だろうがまさに千本ノックというスタイルで出題してきます。, テキストから「さあ、覚えさせてやるぞ、かかってきなさい」とでも言われているかのようです。覚える気がなくても覚えさせてやる、ぐらいの問題量です。, 私の持論ですが、ラテン語に親しむには、ラテン語を使って「書く」という作業はどうしても必要だと思います。現在使われていないから、とか言っている場合ではありません。, このLearn to Read Latinに出会ったのは大学3回生の時でしたが、私はそのスタイルに圧倒されると共に、ある種の感動を覚えました。, 「これなら絶対言語は身につく」という自分のスタイルをまさに体現したような教材だったからです。, はっきり言って、上に紹介したすべての教材を足しても、このLearn to Read Latinには及びません。ギリシャ語版のLearn to Read Greek(ラテン語版よりもっと大きい)と並んで、私の知る限り最高、最強の語学教材です。, 解答は付いていませんが、こちらも出版社に問い合わせたらPDFで送ってもらえます。(少なくとも私は送ってもらえました。), 10年ぐらい前に大学でラテン語を習ったという人は、この本をテキストとして使ったという人も多いと思います。私が最初に手にしたラテン語教材はこれでした。, この「新ラテン文法」は、いわゆる漸進的なラテン語教材としてよく使われる定番のものでした。(現在は岩波の『古典ラテン語初歩』(田村利光)か白水社の『標準ラテン語文法』(中山恒夫)の方がよく使われている印象を受けます。), 『新ラテン文法』は、現在は古くなった感も否めないのですが、文法の説明は結構詳しいので今でも参照用にこれを私は使っています。, 巻末の活用表や数詞のまとめは古(くさ)いスタイルで並んでいますが、なんだかんだで結構便利です。活用表を参照するとき、私は普段これを使っています。, レファレンス用としても使えますし、漸進的にも使えるように設計されています。ただ、練習問題などはないので独学でこれを読みながらラテン語を学んでいくのはちょっと苦しいかも知れません。, この本は、ラテン語で実際に何らかの作品を読むようになってから、分からない点を参照するのに向いていると思います。少なくとも私はラテン語の購読や演習をしているときは、そのように使っていました。, 初級用の文法書ではカバーしきれていないところも詳しく解説してくれているので手元にあると便利です。(値段は張りますが…。), ラテン語の辞書は「定番」みたいなものが案外在りません。(ギリシア語にはLiddle & Scottという定番があるのですが…。), 正直今はスマホアプリでも安くて良いものがあります。しかし、やっぱり腰を据えて学習していくなら紙の辞書は持っておきたいところです。, 研究社の『羅和辞典』は日本語で書かれたラテン語辞書としてはもっとも広く使われているものです。, というか、気軽に手に入り、収録語も多い羅和辞典はこれぐらいしか選択肢がありません。, この辞書は、私も一応持っているのですが、まあ可もなく不可もないという感じです。定義されている語は日本語の訳語がいくつかのっているだけ、みたいなのがほとんどです。用例もそれほど多くはありません。(皆無ではありませんが。), 後ろにはなけなしの「和羅辞典」が付いているので、「これってラテン語でどう言うんだろう」という時は参考になります。(語数はかなりすくないですが。), この辞書はペーパーバックですのまあ見た目はチープですが、それなりにしっかりとラテン語の情報を含んでいます。内容もしっかりしているので、中級レベルの購読では十分使えるレベルです。, 普段使いには一番良いと思います。そして値段は圧倒的に安いです。大学生は1時間ちょっとバイトしたら買えちゃいます。(そう考えると、いかに他のラテン語教材が高いことか。), チープなペーパーバックの次は、最高峰のラテン語辞書の紹介です。その名も、Oxford Latin Dictionary, 通称、OLDです。, この辞書はラテン語辞書の最高峰として多くの研究者から愛用されています。値段は見ての通りですので、とても個人で所有するようなものではありません。大学図書館においてあるものを使いましょう。, 私はラテン語購読をしていたとき、普段は別の辞書を使っていたのですが、たまにこのOLDを参照して勝手に悦に入ったりしていました。それぐらい「ラテン語を今やってるな~」みたいな自己陶酔感を高めてくれる辞書です。, 内容は圧倒的に詳しく、各語がどのように意味を変化させたとか、どの作品でどう使われて・・・みたいなことまで書いているので、読み出したら止まりませんでした・・・。, いや、内容は良いのです。語義の説明は詳しく、用例もたっぷりあります。かなり由緒ある辞書ですので、内容的には申し分ないです。, そして、値段もラテン語辞書としては随分安い方です。英和辞典よりも安いぐらいですね。厚さは『ジーニアス英和辞典』よりも少し厚いぐらいです。その上ペーパーバックなので軽くて持ち運びも楽々。, その欠点とは、字が読みにくすぎるという点です。活字はつぶれて、その上文字が絶望的に小さいです。せっかくのいい辞書もこれだけ読みにくかったらやっぱり厳しいですね。購入を考えている方は参考にしてみて下さい。, ドイツのPONSという大手辞書メーカーが出しているラテン語辞典です。この通り、ドイツ語が読めないと使えないというのが日本人からしたら最大の欠点ですね。, しかし、この辞書は私が見てきたラテン語辞書の中でも圧倒的に一番使いやすく内容も充実しています。, まず、その見やすさ。ラテン語辞書としては他に見たことがないのですが、これは2色刷です。重要な見出し語はハイライトされていますし、語義や用例もこれでもかというぐらい挙げてくれています。, 所々に文化についてのコラムも入っていて、日本の優れた英和辞典のラテン語版という感じがします。さすが出版大国ドイツの辞書です。そしてその内容が充実している一方で値段は結構安いです。ハードカバーで1000ページあることを考えると、この値段は嬉しすぎます。, 私は、期待半分不安半分といった感情でこの本をネット注文したのですが、届いたときは「求めていた辞書だ!」という気持ちになってもうニヤニヤが止まりませんでした。(笑), これに限らず、ドイツの辞書や学習教材は本当に質の高いものが多いです。私の考えでは、日本と並んで世界で最も良質な出版物を刊行している国だと思います。これだけでもドイツ語を学習する意義があるものです。, 以上、「ローマ法大全」にならって「ラテン語教材大全」という形で、おすすめ教材を紹介しました。, 結論から言うと、教材に関しては、私はLearn to Read Latin一択です。これは是非多くの日本人に広まって欲しい教材ですね。, 辞書はドイツ語が使えないなら結構悩ましいところです。今はスマホアプリでも良質な羅英辞典はあるので、それらも参考にしてみて下さい。, それでは、これらの教材を手に、みなさまがラテン語の世界を無事に旅をすることを願って、このへんで終わろうと思います。, […] 【ラテン語教材大全】おすすめの初級・中級文法教材と辞書を一気に紹介 […], 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, やるせないから語学やろう。|元・巷の英語講師|現無職(仕事ください)|語学について思ったことをつらつら記事にしています。詳しいプロフィールはアイコンをクリック。, The New College Latin & English Dictionary, しっかり学ぶ初級ラテン語 (Basic Language Learning Series), しっかり身につくラテン語トレーニングブック (Basic Language Learning Series), Wheelock’s Latin, 7th Edition (The Wheelock’s Latin Series), Learn to Read Latin, Second Edition: Textbook, Learn to Read Latin, Second Edition (Workbook), 羅和辞典 <改訂版> LEXICON LATINO-JAPONICUM Editio Emendata, The New College Latin & English Dictionary, Revised and Updated, PONS Woerterbuch Schule und Studium Latein-Deutsch: Mit Online-Woerterbuch, 【ラテン語読んでみよう】Ave Maria 歌詞解説 ラテン語の世界に親しもう!|やるせな語学, 【ラテン語を学習するメリット】英語とラテン語の深~い関係から見えるもの|やるせな語学, 【やるせな語学の100冊】私が使ってきた印象深い語学書を振り返りました|やるせな語学.