2020年3月20日発売日の花とゆめ2020年8号、最新話! スキップ・ビート!【第280話】を読んだのであらすじ・ネタバレ・感想をまとめました。 ちなみに279話のネタバレは下記の記事でまとめていますので、読んでいない 本記事を読んで興味の湧いた方は、ぜひ読んでみてください。, シリーズ後半は、ホラーというよりも富江と関わることで人生を狂わされた人達に主眼が置かれたストーリーが多いんだ。, 技術系サラリーマン(共働き、子供一人)。 ②戻ってきた富江はわがまま放題。両親はそれでも見入られ、狂ったように富江を殺してバラバラにした。 伊藤潤二作品の人気シリーズ・富江。そのなかでも、富江の正体を描く『富江・画家』は人気の作品だ。シリーズ当初から一貫した高慢な態度で画家の人生を狂わせる富江、そして画家が完成させた富江の絵とは?, 注意この記事にはネタバレを含む。また、生理的に不快な表現があるため、ご注意願いたい。, 富江を主人公とした「富江シリーズ」は多くの作品がある。今回紹介する『富江・画家』はシリーズ中盤の作品だ。, 堀江ナナをモチーフにした「ナナ」シリーズが評判となった画家・森光夫。森の端正な顔立ちから女性ファンも多く、個展は大盛況だった。女性ファンのサイン攻めにあっていた森は、その輪の外に美しい女性を見つける。森は美しい女性に絵の感想を聞くが、モデルを変えたほうがよくなると言われてしまう。, アトリエでナナをモデルにした作品を描いていた森は、先日の個展で美しい女性に言われたことを思い出していた。そのとき、背後から大きな笑い声とともに先日の美しい女性が現れる。美しい女性は、ナナに対して「先生はナナシリーズに飽きた。描く気がしない」と言っていたと嘘をつき、それに激怒したナナはアトリエを出ていってしまう。困り果てた森に美しい女性は、自分をモデルにすればいいと言った。そして、森が名前を聞くと彼女は言った。「私?トミエっていうの」, 富江は自分の美しさを語り、その美しさを森が表現できるのかと挑発する。森は美しさを残したいのであれば、写真を撮ればいいじゃないかと言うが、富江は写真の話を嫌がった。少しの間あったあと、森は富江の美しさを表現できると言い切った。, 1週間後、森の描いた富江が完成した。しかし、富江は絵を気に入らず「私の美しさの10%も描けていない」「無能」と捨て台詞を吐いて去っていった。富江が出ていってから、森は自分の描く絵に満足できなくなっていく。ナナシリーズを再開しても、満足できるものは描けない。富江に取り憑かれてしまった森は富江の絵を描き出すが、それでも納得できる絵は完成しなかった。, バーで酒をあおっていた森に美大の同期である増田が声をかけた。増田は森の個展が延期になったことを心配しつつ、同じく同期の岩田忠夫が注目されていると話し出す。岩田はいいモデルを見つけたらしい。増田は岩田がモデルといるところを写真に収めていたが、モデルの顔がブレていて、失敗だという。その写真には奇妙に顔が分裂した富江が写っていた。, いても立ってもいられない森は岩田の家を訪れ、言い合いになった結果、岩田を殺してしまう。森の背後から姿を現した富江。富江に助けを求められた森は、今度こそ富江の美しさを表現することを誓い、富江をアトリエに連れ戻す。アトリエに戻った森は富江の絵を描ききったが、完成したのは分裂した富江だった。最低の絵だと言い放ち、笑う富江に激昂した森は、富江を殺してしまう。そして、ばらばらになった富江から、また新たな富江が生まれはじめていた。, 絵のモデルになる富江は相変わらず美しい。森から写真を撮れと言われたときの態度や、岩田との写真のとおり、富江は写真NGだ。, 富江が写真を撮られると富江本体の顔から別の顔が現れてしまうというのは『富江・写真』のなかで初めて言及された。その設定が『富江・画家』でも引き継がれている。ちなみに、富江の一部分から新たな富江が誕生するというのは富江シリーズ1作目『富江』から、ずっと引き継がれいる。, 写真NGの富江が自分の美しさを残すのに選んだのは肖像画。そして画家である森に目をつけた。, 写真でなければ大丈夫だと思っていた富江だったが、結局は顔から生み出される富江を描かれてしまい、もくろみは失敗。森が完成させた絵は、富江の内に潜む富江を完璧に捉えていて、まさしく最高傑作だ。その絵だけでもポスターサイズで発売して欲しい……。, 『富江・画家』が収録された単行本を購入するなら『伊藤潤二傑作集1 富江 上』 富江シリーズの初期から中盤までが収録されている。, 【おすすめ記事】>>『伊藤潤二傑作集』のおすすめ名作漫画10選【他の伊藤潤二記事】>>伊藤潤二全記事まとめページ, ホラー漫画や怪しげな漫画、バットマン関連の収集に凝っている30代サラリーマン。このブログ「えむ異談」では藤子不二雄(A)、伊藤潤二、呪みちるをはじめとして私が愛する漫画作品を紹介している。, 伊藤潤二『死びとの恋わずらい』第1話「四つ辻の美少年」ストーリー・解説・おすすめポイント【ネタバレ】. ③月子の学校に転校生として富江が現れ、さらに親友・佳恵も富江になり、月子も富江に吸収された。, 月子は県立花田ヶ丘高等学校の写真部に所属する、平凡な女子高校生です。いつもニコンの一眼レフでいろんなものを撮影しています。, ある日、月子は親友の佳恵(よしえ)と共に、工事現場を撮影していました。その時に、帰宅途中の姉・富江と俊夫先輩が一緒にいるところに遭遇します。, 富江に頼まれて、月子は富江の写真を撮りました。しかし内心では、地味な自分と違ってまぶしいくらいの美しさを誇る姉・富江のことがねたましくてなりません。, 月子の心中を察したかのように、富江が「写真って、撮ってる人の心次第で、美しくも醜くもなるらしいわよ」と声をかけます。, 姉・富江の言葉にどきっとした月子は、工事現場のビルの屋上から鉄骨が落下するのを見ました。次の瞬間、鉄骨は十字の形をしたまま、姉・富江の身体を斜めに貫通します。, 富江は月子の目の前で死に、月子は悲鳴をあげてカメラを取り落としました。カメラは落としても、勝手に富江を撮り続けました…。, 姉・富江の死後、月子は夜毎おなじ悪夢にうなされる生活を送っています。両親も月子を心配していました。, その日は姉・富江の誕生日でした。亡き富江のためにバースデーケーキを買った両親は、「生きていたら18歳だわね」と言いながら富江をしのびます。, 両親にとっては、富江は自慢すべき娘でした。ですから「もし生きてたら成人式も」「もし生きてたら結婚式も」と、いつまでも話が続きます。それに比べて、月子は昔からあまり両親に可愛がられていませんでした。, 富江の死を嘆く両親を前にして、月子は「死んだのが自分の方がよかったのではないか」と思わざるをえませんでした。, 佳恵から携帯に着信があり、明後日の柔道の試合を月子に撮ってほしいと、俊夫先輩から依頼があったと聞きます。, 月子の思いを知る佳恵は、「もう富江が死んで1年になるのだから、そろそろ俊夫先輩にアタックしてもいいのではないか」と月子に言いました。, その会話中に玄関のドアチャイムが鳴ります。月子は電話を切り、玄関のドアを開きました。, 玄関の影に向かって誰かと問うた月子は「私よ。富江」という言葉に、いたずらかと思って両親を呼びます。, ドアを開くと、そこには生前と全く同じ姿の富江が立っていました。あぜんとする月子をよそに、両親は喜んで富江に抱きつきます。, ハリウッド注目のイケメン俳優!アーロン・テイラー=ジョンソンのおすすめ出演映画12選!, 子役時代から高評価!注目の若手女優、ダコタ・ファニング出演映画おすすめランキングTOP15, ドウェイン・ジョンソンの出演映画おすすめ人気ランキングTOP25!パワフルな魅力を体感しよう!. ゴールデンカムイ最新話はヤンジャンの無料アプリヤンジャン!で発売日の0時からすぐに読むことができます。毎日ゴールドを貯めれば基本的に無料。また、待てない場合でも一話60ゴールド(60円)で読めます。, ネットに転がっている転載漫画を読むよりは、公式にお金を落としましょう(読者には無料でも、動画再生広告などでちゃんと公式に利益が出る仕組みです)。, 不意打ちで尾形に撃たれた宇佐美は階段を転げ落ちながら逃げますが、ターゲットを定めた尾形は逃がしません。, 「安いコマかどうかそんなに不安なら」。尾形は「安いコマ」呼ばわりに宇佐美があれほどブチ切れた理由がよくわかってますね。結局子ども時代の劣等感がいまだにあって、自分が相手を思うほど相手は自分を気にかけてはいないのでは、という思いがあるんでしょうね。, 父の訪れを待つ母のために、母を殺してみた。さすがに葬式には来るだろうと(来なかったけど)。今度は、「俺にも祝福された道があったのか」知りたくて弟を殺してみた(祝福された道はなかった)。, 「見たらいい」と言うけど、死んだら見れませんからね。誰もが勇作さんみたいに現れるわけじゃないですからね。と言いつつ、尾形自身ちょっと鶴見中尉がどんな反応するか気になるんでは。, 尾形は馬で逃げて鶴見中尉に報告しに行く宇佐美に狙いを定めるのですが、この時ちょうど杉元の「何のために生きるか」のタイミングで、窓の向こうに杉元を発見しちゃうんですよね。「誰から生まれたかよりも~」発言の後に場面が切り替わって尾形が登場するの、尾形に言ってるかのようでいい。, たぶん尾形は杉元を撃つか宇佐美を撃つか一瞬悩んで、宇佐美が建物の影に消える間際、杉元を通さず杉元が消えたところで、窓から宇佐美を撃っています(たぶん)。宇佐美を捨てて杉元を撃つこともできたのに。わざわざ外で撃てるチャンスを捨てて二枚の窓を隔てて宇佐美を撃つか……。, これは両目がそろっていた時よりも、という意味?右目が利き目だったけど、失った右目のかわりに左目で練習し、とうとう鳥ではなく人間をやったぜ、完成だ、ということ?, しかしこれは尾形がそう思いたいだけでは?宇佐美を撃てても、その後はどうか。あの時アシリパさんを撃てなかったのに、また撃てる?撃てなかったとしたら、その時尾形のアイデンティティは失われるんではない?, ところで、尾形さん右目に義眼入れたんですね。瞼に傷とか一切なく、眼もきれいにえぐり取られたんだろうな……杉元のじゅうううがきいてるのかしら……。しかし尾形って元が義眼みたいな目してるからわからんよ……百鬼丸かよ、百之助だけに。, 鶴見中尉に会いに行った宇佐美は、撃たれた瞬間抱きかかえられ、半分は目的を果たします。カドクラが持ってた写しを渡すことはできました。が、背中に何があったのか、それは伝えることができませんでした。門倉部長の秘密は彼だけが知っている(土方さんとかは知ってんだろうけど)。, 菩薩のような、聖母のような慈愛のまなざしをもって相対する鶴見中尉は、血塗れの宇佐美の右手小指に吸い付き、噛みちぎります。(多分食べた?), 私まだ23巻加筆についてまとめていないんですが、宇佐美過去編は本誌と違って方言監修がついて、訛ってるんですよね。宇佐美も篤四郎さんも。本誌時点では監修が間に合わなかったのか何なのか、前も薩摩弁が本誌と単行本では違ってたり、ロシア語もそうだったりするので時間の問題なのでしょうが、23巻が出た後この256話でよかったなあ……。, 「安いコマ」と言うけれど、篤四郎さんと時重くんはあの聖地の思い出でつながっているし、訛りはふたりだけのシグナルというかね……。月島さんとこ(佐渡)とはまたちょっと違うし。, 冗談はさておき、宇佐美はおそらく知らないだろうけども、鶴見中尉にとって小指って、ものすごく大事なものなんだと思うのですよ。いつからそうなのかは知らないけど、死んだ妻子の小指の骨は今も大事にしている。あれが一種の愛情表現なのだとしたら、時重くん君は愛されてるよ。, 人差し指を食いちぎられた和田大尉のことは知りませんよ。人差し指は愛じゃないのかもしれないが、一欠けらの情くらいはあったのかもしれないしなかったのかもしれない。, さて、事切れた宇佐美を抱きかかえる鶴見中尉のコマですが、今回はこれピエタがモチーフですね。磔にされ死んだイエスを抱く聖母マリアの像。鶴見中尉は最初から最後までマリアなんですよね……。鶴見中尉が「母」であること、これ今後どう響いてくるんでしょう。, 先週処女懐胎の話をして今回ピエタとくるとなんかいらんこと考えてしまうなあ。鶴見中尉がある意味皆の母であるということ、つまりこの人こそ孕んでこそいないけれど、性交せず聖母になった人じゃないですか。, 鶴見中尉がたらし込んだ中ではエドガイくんに次ぐ死です。別にあれはピエタモチーフではなかったけど、まあ似たようなもんですよね。, 一方、火事場ではしゃぐウエジくん。消防の梯子をうばって高いとこにのぼって、何か始めそうです。, フリーランスで活動しているライター。主にWebメディアで執筆しています。歴史・文化・グルメ・観光など。取材・撮影もこなします。. 富江が死んだと思ったクラスメイトたち。一度は自首を考えますが、傲慢だった彼女は死んで当然だと言い始め、事実を隠蔽するため死体をバラバラに解体しはじめます。しかし解体している最中、彼女はまだ生きていることが分かり……!? 【ホンシェルジュ】 本作は、伊藤潤二によるホラー漫画作品です。絶世の美しさをもつ少女と、その虜になった男達が狂っていく様を描いた内容は、多くの読者から高い人気を得ました。アニメや映画などで何度も映像化され、大人気のシリーズとなっています。 富江(伊藤潤二)のあらすじ(ネタバレなし) 川上富江は、長い黒髪、妖しげな目つき、左目の泣きぼくろが印象的な、絶世の美貌を持った少女。 性格は傲慢で身勝手、自身の美貌を鼻に掛け、言い寄る男達を女王様気取りで下僕のようにあしらう。 Copyright © 2018 しゃかりきにっき All Rights Reserved. 富江・小指(伊藤潤二コレクション13) あらすじ. 富江 アンリミテッドの紹介:2011年公開の日本映画。伊藤潤二による原作コミックを下敷きにした『富江』劇場版シリーズ第8弾。『片腕マシンガール』などで海外でも高い評価を受ける井口昇監督が残酷かつ奇怪な世界を描く。人気アイドルの仲村みうが富江に扮し、これまで富江を演じてきた女優の中で一番原作に近いと評判を呼んだ。, 月子(荒井萌)、富江(仲村みう)、佳恵(多田愛佳)、下田俊夫(大和田健介)、飯塚政史(大堀こういち)、飯塚喜美子(川上麻衣子), DVD > 日本のホラー映画TOEI COMPANY,LTD. (TOE)(D)荒井萌(出演),仲村みう(出演),多田愛佳(出演),井口昇(監督), ①月子は姉・富江の美貌が羨ましかった。その富江は工事現場から落ちて来た鉄骨が刺さり、月子の目の前で死亡する。しかし一周忌を迎えた頃、何事もなかったかのように富江は戻ってきた。 今回も、人気ホラー漫画家・伊藤潤二先生の短編シリーズである、「伊藤潤二コレクション」を読んだ感想をまとめました。, 伊藤潤二コレクションは、約120本の短編からなるシリーズなのですが、今回は富江シリーズ後半戦・11~15作目まで紹介します。, 女子学生の千絵は父親の書斎で桐箱に入った美しい髪を見つける。くせ毛に悩む同級生の美貴がふざけて髪を1本自分の頭につけると、くっついてとれなくなってしまい…, 富江の髪を植毛した千絵と美貴には、なぜか富江の幻や声が聞こえるようになります。両親の夫婦喧嘩を避け、一人富江の幻影に浸る千絵の様子は、いかがわしいクスリをやってるような感じです。, 美貴は幻の富江と会話ができるのですが、千絵はいつまで経っても富江と会話できません。富江と会話ができないと言って泣く千絵を見ると、一瞬「あれ?これって百合マンガだっけ?」と錯覚してしまいました。, それにしても富江と会話ができるということは、富江が他の女性の体を乗っ取る場合、初期のころは2人の意識が共存しているような状態なんでしょうか。, 資産家の老夫婦はこれまで何人もの養女を引き取ってきたが、みんな早死にしていた。ある日、老夫婦の屋敷の庭に行き倒れていた富江。夫婦は富江を養女として迎え入れるが…, 豪華な洋館に住む老夫婦、家政婦、美しい少女…と、本作はホラーというよりはゴシック・ミステリ的な雰囲気があります。, 本作の終盤でこれまで引き取った養女が早死する謎の真相として、家政婦が毒殺していたからという事実がで明らかにされるあたりもミステリ的です。これまでの富江シリーズとは若干毛色が異なりますが、わりと好きな一作です。, 4兄弟の末っ子で醜い容貌の弘也は、兄たちが殺してしまった富江の死体の処分を押し付けられる。殺人の濡れ衣を着せられた弘也は、逃亡先の洞穴の中で暮らし始めるが…, 富江の死体から切り落とされた人差し指、中指、薬指、小指は、弘也によって燃やされ灰になりますが、それぞれが富江として再生していきます。しかし、一人だけ再生の遅かった小指は、他の3人からいじめられてしまいます。それを見た弘也は、小指に対し、兄たちから虐げられていた自分を重ね合わせ、共感します。美しい富江に言い寄られても全くなびかなかった弘也が、灰になって醜い姿の小指に対しては「愛してる」と伝えるのです。, ここまでは若干感動すら覚える展開なのですが、弘也が愛してるといった途端、小指は急に美しい姿に変貌し、弘也の元を去ります。結局の所、富江にとって男からの愛というのは、自分の価値を認識するための手段でしかないのです。, 海岸で傷ついた富江を発見した少年・サトル。サトルは次第に富江のところに入り浸るようになる。それに伴って、だんだんサトルの奇行が目立ってきて…, 富江の虜になったサトルは、海岸で何度も富江とキスします。少年と大人の女性がキスする姿は、なんとも背徳的です。「サトル!子供のうちからそんなことしてたらロクな大人にならんぞ!」と思っていたら、サトルは子供のうちから様々な悪事を行います。万引、ハサミで家具やカーテンを切り刻む、果ては富江と抱き合っていた別の男を刺し殺してしまいます。, ラストでは、道を踏み外したサトルがその後様々な犯罪を繰り返し、最後には死刑になってしまうということが淡々と語られているのですが、ある意味この部分が一番怖いです。サトルは、富江と出会うことで人格が狂ってしまい、人生を棒に振ってしまったのです。, 富江を殺害し、死体をミンチにしてしまった石塚。石塚の友人で造り酒屋の息子の長岡は、富江の再生を防ぐため、酒樽に富江のミンチを入れ出して…, 酒樽に富江のミンチを入れ、熟成させると、芳醇な香りを放ち始めます。そしてできた酒は男たちを虜にする魔性の美酒となるのです。, 本作は、読んでるとき正直笑っちゃいました。ここまで来ると怖がらせるというよりは悪ふざけの領域ですね。それはそれで大変おもしろいし伊藤潤二作品の魅力でもあるのですが。, 今回は、「伊藤潤二コレクション」より、富江シリーズ後半戦開始の11~15までを紹介しました。今回紹介した作品では、富江に関わったことで人生を狂わされた人々が多数登場します。そんな人々が時には富江に惑わされたり、時には富江に抗ったりする姿を楽しく読むことができました。, 「伊藤潤二コレクション」は、kindle版だと1作ずつ110円~220円で購入可能ですので、興味のある作品から読むことができます。また、紙の本の場合は「伊藤潤二傑作集2 富江(下)」で今回紹介した作品を読むことができます。, 伊藤潤二傑作集(2) 富江(下) (朝日コミックス)