サラリーマンの副業などの雑所得以外の事業所得と不動産所得(山林所得を含む)の場合、青色申告で確定申告をすれば、車の購入費用を購入した年に一括で経費に計上できる範囲が「10万円未満→30万円未満」に拡大されます。 https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/renketsu/06/06_03_01.htm, https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/18.htm, https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/shotoku/shinkoku/0307/01.htm, https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/shotoku/shinkoku/0307/pdf/01.pdf, 来年3月からマイナンバーカードが“保険証代わり”に 「便利」だけではない、その6つのメリットとは?, テレワーク導入などの資金に使える 「IT導入補助金・特別枠」の申請は、11月2日まで, スタートする“Go To イート”は、どれだけお得? “トラベル”は、10月から東京も対象に. 1年分の償却率を計算 減価償却資産の償却率表から償却率を確認 法人であれ個人事業主であれ、営んでいる事業で車を使う必要があるのであれば、車の購入代金は立派な経費になります。税務署から後で指摘を受けることがないように、車を購入する目的をはっきりとして、各種証憑類を適切に保管しておきましょう。 サラリーマン時代から自家用車は個人向けカーリースを利用しているのですが、個人事業主となった現在、その自家用車を5割以上の割合で仕事に使っております。法人はリース代を全額経費に出来るそうですが、個人ではどうでしょうか?按分 Copyright (C) VISCAS Co., Ltd. All Rights Reserved. サラリーマンのスーツや車は必要経費になるの?ならないの?一度は疑問に思った事はありませんか?どう考えてもスーツは出勤するために必要な衣服であるにもかかわらず、会社の経費としては認められていませんよね。靴や仕事用のカバン、Yシャツやネクタイなど、仕事で使うものなのになぜ会社の経費として扱ってもらえないのでしょう?, 結論から言いますと、サラリーマンのスーツは会社の必要経費ではありませんが、必要経費になるという考え方ができます。車はもともと資産に分類するものなので、経費ではありません。通勤や取引先への移動にかかるガソリン代、高速代などは経費になります。, サラリーマンのスーツや車と必要経費の関係について、いろいろと調べてみた結果から、必要経費になるという考え方についてご紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてください。, 冒頭でも申し上げました通り、サラリーマンのスーツは経費になるという考え方ができます。車は、車体代は資産扱いですので経費ではなく、ガソリン代や高速代などが経費扱いになります。, ですので車に関しては今回の記事内容の対象外となりますね。以降はサラリーマンのスーツに関しての情報をご紹介とさせていただきます。まずはサラリーマンのスーツが、会社の必要経費になるのかならないのかという観点で考えてみます。, 制服や作業服は必要経費になります。スーツを制服代わりとして、制服のように会社の更衣室に置いておき、私服で出勤してスーツに着替え、業務終了後、私服に着替えて帰るという完璧な構図があればスーツであっても経費として認められるかもしれませんが、その判断は会社によりけりというところでしょう。, 実際に会社内ではスーツを制服のように着ているサラリーマンは見かけた事はありませんが、もし会社がスーツ代を必要経費と認めてくれるのであれば、可能性がないわけではないというところですね。, 通常、サラリーマンのスーツは会社の必要経費として認められていないのが現実です。スーツじゃなければ売上が上がらないのか、と言われると一概には言えませんが、やはり身だしなみの観点から考えても売上に貢献するための、大事な要素の1つではあると思います。そう考えるとスーツは経費として考えても良さそうですよね。, ではなぜ、会社の必要経費として、サラリーマンのスーツ代は認められていないのでしょうか?うっすらお気づきの方もいるとは思いますが、会社の必要経費扱いにするには、業務用である事が証明できなければいけませんよね。会社経費である以上、会社の物なのですから私用として使うわけにはいきません。, スーツの場合、プライベートで着ている率と仕事で着ている率を毎日しっかり分けられるのか?と聞かれると、できなくはないかもしれませんが、誰もやらないですよね。仕事後にスーツのまま飲みにも行きますし、デートにも行くと思います。趣味の習い事に行く人もいるでしょう。, そう考えると、スーツは確かに仕事のために着ている物ではあるけれど、100%仕事だけで使っているわけではないわけです。そうなるとやはりスーツ代を会社経費にしてもらうという事は難しいと考えていいでしょう。, さて、サラリーマンの必要経費について、現在の精度はどのようになっているのかを調べてみましたのでご紹介していきますね。関連する制度として特定支出控除制度がありますが、まずは予備知識として給与所得控除についてのお話から始めていきたいと思います。, スーツの話はどこへいっちゃったの?と思っているかもしれませんが、後ほど関連して出てきますのでご安心ください。, それに仕事に関する勉強のための本購入、英語を使う仕事なら英会話教室のレッスン代、接待ゴルフ。会社から習い事やゴルフに行って下さいと言われれば会社経費にもなりますが、自発的に、仕事につなげるために使っているお金は基本自腹ですよね。, そういうサラリーマン特有の、間接的に経費になり得るもの、とでも表現した方がわかりやすいでしょうか。そういった費用に一定金額までなら課税されないという制度が給与所得控除です。, 収入により控除額は変わりますが、サラリーマンであれば給与所得控除の金額くらいあれば必要経費として足りるでしょう、という金額です。この金額を給与から引いて、税金計算をしているので、控除額分の税金がかかっていない事になります。要は始めからサラリーマンの必要経費が給与から引かれているのです。, この控除額の範囲内でスーツや靴やカバンなど、会社経費にはならないけれど、サラリーマンとして必要になる物を買ってくださいね、という事なんです。これはサラリーマンの方が、お金を使っても使わなくても、税金計算としては控除額を差し引いてから計算するという、とても有り難い制度なんです。, という事は、テーマに戻って、サラリーマンのスーツは必要経費になるの?という議題に対しての回答は、必要経費になる、という事になりますよね。しかも控除額は年収300万円の人で108万円。結構な金額です。控除分がなければ、その分多く課税される事になる訳ですから、実際に108万円を使っていない場合、とてもお得になっているという事になりますね。, しかし、この給与所得控除について、社会人になった時、または大学時代などの学生時代に誰か教えてくれたのでしょうか?もし知識として知っていれば、スーツはサラリーマンの必要経費として自分で買うもの、だって給与から引かれて税金計算されているんだし。と納得すると思うんですよね。給与明細の内容についても新入社員時代にその見方などをきちんと教えてくれる会社は少ないのが現状で、知らない人の方が多いのではないでしょうか。, サラリーマンのスーツは経費になる!という話題に関連する話として、特定支出控除制度の話が出てきます。, 平成25年度以降、新しく認められた項目があり、その中に仕事で着る衣服代が入っているので、スーツは経費として認められた!という事になっているのでしょう。, 特定支出控除制度を簡単に説明すると、給与所得控除の半分よりも多く自腹で必要経費を払った場合、半分の金額を超えてしまった分を所得から差し引いて税金計算しますよ、という制度です。, ただし、給与所得控除の半額は結構な金額です。年収300万円の人で給与所得控除額は108万円。その半分なので54万円を年間で使った場合、使った金額から54万円を引いた残額を所得から控除するという事になるんですよね。, この控除を受けるには、会社からの証明が必要であったり、確定申告をしなければいけなかったりと、手続き自体は面倒な感じがしますし(会社が内容を証明してくれなければ申告できない)、使った金額が戻ってくるわけではなく、あくまで税金計算の控除の1つという事になるだけなので、実用的なのかどうなのかは人によりけりなのでしょう。, もし給与所得控除の半額以上の必要経費を使ったという場合は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。, 今回は必要経費になるかならないかをいろいろと調べてきましたが、そもそも必要経費とは一体何なのでしょう? 耐用年数3年の場合:償却率0.334, 3. ※1年未満の端数は切り捨てなので、耐用年数は2年, 2. All Rights Reserved. そんなの知っているでしょ、という方がほとんどだと思いますが、今一度、必要経費の概念をおさらいし、節税についても根本から見直していく事で、今回のケースを考え直してみましょう。, ご存知の通り、必要経費とは会社の経営上、売上を上げるために必要になる支払の事ですね。給料を始めとした交通費、交際費、消耗品費、通信費など、簿記上の費用扱いに分類される支払の事です。, 売上を上げるために必要になる支払、という意味で言えば、サラリーマンのスーツは仕事上で着る仕事服のようなもの。制服とまではいかなくても一般的な身だしなみ、社会人のマナーとしてスーツを着ている人はとても多いですよね。, 先程、給与所得控除の中で、サラリーマンの必要経費はすでに考慮されているというお話しをしましたが、そもそもサラリーマンの必要経費とは何なのでしょう?, 交際費や交通費、通信費など、仕事上でかかる経費のほとんどは、領収書と一緒に申請すれば100%会社で清算してもらえますよね。それ以外で必要となる経費には何があるでしょうか?, 今回のテーマでもあるスーツ代、ガソリン代、高速代など、仕事でも使うかもしれないけど、プライベートでも使っているよねという部類に入る物で他に考えられる物は、Yシャツ、ネクタイ、靴、カバン、腕時計、手帳やかっこいいボールペン、名刺入れ、必要な人はペンタブとかでしょうか。, 仕事に関連する書籍代、仕事で必要な語学のレッスン代、忘年会や新年会を始めとした会社の飲み会の参加費、休日の接待ゴルフなど。, 毎年、全てのスーツや靴やカバンを買い替える必要はないと思いますし、年収が300万円の人でも108万円の給与所得控除があるわけですから、サラリーマンの必要経費としては十分なのではないかと思いませんか?, 逆に給与所得控除以上の自腹を切って経費を払っているのであれば、会社に請求できる領収書があるかどうかの見直しや、支払っている経費が本当に必要なものなのかどうかの見直しをした方がいいような気がします。, どのみち、サラリーマンの経費として特定支出控除制度を利用し確定申告をするのであれば、会社からの証明が必要になる訳ですから、会社が証明できるものであれば会社経費にできる物もあると考えるのが普通でしょう。特定支出控除制度を利用し、確定申告で申請したところで、何パーセントかの節税になるかもしれないものに比べ、会社経費扱いされれば100%戻ってきますから、どちらが得なのかと考えると、後者ですよね。, 節税とはその名の通り、税金を節約する事ですね。税金を節約すると一言で言っても、要するにどういう事?と思う方もいらっしゃるでしょう。まず税金は会社であれば利益に、サラリーマンであれば所得に対して税率をかけ、算出します。, 今回はサラリーマンの節税に焦点を当てて考えてみると、給与-給与所得控除-その他の所得控除=課税所得となり、課税所得に税率をかけて所得税が計算されるわけです。という事はこの課税所得が少なくなれば、所得税も少なくなり、節税になるという方程式が成り立ちますね。, そして、給与所得控除は個人的に金額は変えられませんので、節税にアプローチできるところはその他の所得控除という事になります。これに今回の記事でご紹介している特定支出控除制度がありますよ、というお話しなのですが、ここまでの記事を読んでいただいてなんとなく察しがつくと思います。, 特定支出控除制度がサラリーマンの節税につながるものなのか、というと無理があるでしょう、という答えになりますよね。よっぽど給与所得控除の半分の金額を超える範囲で、自腹で必要経費を支払い、会社からも証明をもらえて尚且つ、確定申告もきちんとやるというのであれば、確かに課税所得は減りますので結果いくらかの節税になるでしょう。, しかし使った出費の方がはるかに痛いですよね。それなら特定支出控除制度ではなく、別の節税対策に目を向けるか、給与所得控除の金額内で、できるだけお金を使わない方がよっぽどいいのではないかと思ってしまいます。サラリーマンは始めから給与所得控除で節税状態になっている訳ですから、有り難くあやかりましょう。, サラリーマンのスーツや車は必要経費になるのか、ならないのか、について節税を含めて調べた結果をご紹介しましたがいかがでしたか?車に関しては冒頭で話題の対象から外してしまいましたが、スーツが経費になるという考え方についてはいかがでしたでしょうか。, 経理上、必要経費扱いにするしない、該当する勘定科目の振り分けに関しても、必ずきっちりとどの会社もどの個人事業主も全く同じという事はないと思います。一定の法則こそ簿記や会計で振り分けるにしろ、業務内容や会社での捉え方などで多少グレーな部分があるのは仕方がない事でしょう。, サラリーマンのスーツが必要経費になる、ならないについての考え方も、もしかしたら全く違う考え方の人もいるかもしれません。あなたはどう思われますか?, 経費の教科書編集部です。経理担当者のお悩みを解決するべく、日々お役立ち情報を配信していきます。, DX(デジタルトランスフォーメーション)で経理業務の効率化し、変革する。 ペーパーレス化するだけではなく、業務に「変革」, 2020年度(令和2年度)の電子帳簿保存法改正によって、経費精算の在り方が大きく変わります。 経費精算のペーパーレス化が, 「経費精算・交通費精算の業務が面倒で、システムを導入したい!経費精算を自動化・効率化したい」 「経費精算システムの数が多, 「請求書の書き方、どうすればいいのかな。」 このように思っている人向けに、請求書の書き方を見本付きで解説します。 ✅ こ, 近年話題の『電子帳簿保存法』に密接に関わる、『スキャナ保存』。実は法改正が行われるたびにスキャナ保存制度の要件は緩和され, 【厳選比較】クラウド経費精算システムおすすめ3社を解説!47社から選ぶおすすめシステムは?. 今回はサラリーマンの車の購入予算の平均は?車が経費になるのってほんと?についてご紹介していきます!サラリーマンが車を購入する予算の基準や平均金額に車が経費になる裏技もご紹介していきます。 サラリーマンも工夫次第で節税できます。そんなお得な方法を紹介しますね。 其の1 普通自動車は月初に届出=(登録)しましょう 一般的には購入日で自動車税・軽自動車税が課税される基準としても差し支えありませんが、正確には自動 … 6年-(4年×0.8)=2.8年 → 2年 法人であれ個人事業主であれ、営んでいる事業で車を使う必要があるのであれば、車の購入代金は立派な経費になります。税務署から後で指摘を受けることがないように、車を購入する目的をはっきりとして、各種証憑類を適切に保管しておきましょう。, なぜ、事業で車が必要なのか?これをはっきりさせておかないと後から、法人であれ個人事業主であれ税務署から節税対策ではないか、と疑われてしまうことになるでしょう。車を購入する目的は法人や個人事業主の方が置かれている状況で様々だと思います。, 本稿をお読みになっている方の中には、役員の出退社のための送迎車は贅沢品だから経費として認められないんじゃないか、と思われた方もいらっしゃると思います。確かにそういう考え方もあるかもしれませんが、社長が通勤電車の中で痴漢の冤罪被害を被ったり、事件に巻き込まれるなどしたら会社のかじ取りができなくなります。このようなリスクを防止する意味でも最近では、社用車を復活させ、役員に利用してもらっているという企業が増えてきています。 車を購入する前にぜひ、「事業に関連したどのような必要性から」車を購入するのかということを考えて下さい。, 事業のどのような目的に関連して車が必要なのか、じっくり考えたうえで、実際に車を購入したとします。 しかし、購入した車の代金を全額購入した期(年)の経費として税務署に申告できるわけではありません。, まず、車を購入したら会計帳簿に「車両運搬具」という資産勘定で購入した車を計上します。そして会計上、資産計上した車を使用期間にわたって費用化していきますが、この手続きを減価償却と呼びます。 なんだか難しいな、と感じてこられた方も出てきたと思いますが、簡単ですので実際の数字を使ってみていきましょう。, 例:2000年1月に120万円の車を購入し、使用期間は6年であるとします(残存価格等の細かい設定は省略)。 2000年:車両運搬具120万円が資産に計上されます。さらに、120万を使用期間の6年で割った20万円が経費(減価償却費)として認められます。 2001年~2005年:この5年間についても毎年20万円ずつ経費計上することが認められます。, 難しくないですよね? 使用期間に応じて購入代金を按分するだけです。じゃあ、使用期間ってどうやって決めるんだ?という話になりますが、これは実は税法で決められています。, 軽自動車なら3年、普通自動車なら6年という具合に設定されているのです(この3年や6年を法定耐用年数と呼びます)。ですので、普通自動車を買ったとしても購入から7年目以降は一切経費計上はできなくなります。もちろん、7年目以降も車自体は使えるでしょうし、これにかかる維持費やガソリン代等は引き続き経費として計上して問題ありません。, 減価償却費に関連して1つ補足です。 法人であれば法人名義の車は100%会社の経費として差支えないと思いますが、個人事業主の方は、事業で利用する以外にも車を利用することがあると思います。, 例えば、お子さんの送り迎えや休日のドライブなどです。あくまでも個人事業主の方が経費計上できるのは、事業に関連した車両の購入代金ですので、私的利用分については経費計上はできません。ではどうするかというと、例えば、月曜から金曜は仕事以外では一切使わないが、反対に土日はレジャー目的以外では使わないといったケースを考えてみます。, 先ほどと同様の事例で120万円の車を購入し、使用期間は6年間とします。 経費計上できるのは、120万円÷6年×5/7(毎週月曜から金曜は仕事で利用しているから、年間でも7分の5は事業に関連して使っているという意味)≒14万円となります。7分の5というのはあくまで一例にすぎません。最終的には個人事業主の方が、実際におかれている状況を勘案して、自ら決定することになります。税務署からお尋ねを受けた時にきちんと受け答えできるようにしておきましょう。, 本稿では、車を経費で購入するためのノウハウをお伝えしてきましたが、重要なのはこの2つです!, 車を購入する前にぜひ、「事業に関連したどのような必要性から」車を購入するのかということを考えて下さい。, 購入した車の代金を全額購入した期(年)の経費として税務署に申告できるわけではありません。, 法人であれば法人名義の車は100%会社の経費として差支えないと思いますが、個人事業主の方は、事業で利用する以外にも車を利用することがあると思います。. 事業所得と雑所得の違いは?サラリーマンの副業収入はどちらで確定申告 … 事業用として使用している自動車にかかる経費は、自動車税から租税公課として控除することが可能です。それを確定申告するにあたって消費税を含めるべきなのか、白色申告書と青色申告書とでは記入方法が異なるのかなどを詳しく解説します! 確定申告に関する 他のハウツー記事を見る. 個人事業主の方で、自動車を事業に利用している方も多いでしょう。実はその費用を経費にできる可能性があるのを知っていますか?今回は自動車税と経費の関係や、確定申告で自動車税を控除にする方法などについて詳しく解説していきます。, 自動車を所有していると、毎年自動車税がかかります。そもそも自動車税とはどのような税金なのか、どのような項目に分かれているのかなど、疑問に思うことは意外に多いかもしれません。まずは、自動車税の基本から詳しく見ていきましょう。, 毎年4月1日時点で、車検証上の所有者にかかる税金のことを「自動車税」と言います。車検証上の所有者である場合、たとえその車を廃車したり譲渡したりしても抹消登録をしない限り自動車税を課せられ続けてしまうため注意しましょう。, 自動車税には、自動車の使用用途や種類によって税額が設定されています。使用用途は自家用と営業用(事業用)の2つです。事業用自動車に課せられる自動車税率は自家用とは異なり、以下のようになります。, 自動車税には、自動車の性能に応じて減税となる特例が存在しています。「エコカー減税」という制度もありますが、これは「自動車取得税」と「自動車重量税」に関わる減税なので「自動車税」には直接関係ありません。, 自動車税や軽自動車税の支払いを軽減するのは、「グリーン化特例」という制度です。グリーン化特例とは、燃費性能と排出ガス性能に優れている自動車、いわゆるエコカーが対象となります。2021年3月31日までにエコカーを新車登録すると、新車登録した翌年度分に優遇措置が適用されるため、大幅に減税することが可能です。, 金融機関やコンビニ等を経由して自動車税を納めると、納税証明書と領収証が一体になっている納付用紙に受領印が押されます。車検を受ける時にこの納税証明書が必要になってくるので、自動車検査証と一緒に保管しておきましょう。, ディーラーや販売店で車検を受ける場合には、代行して再発行の手続きをしてくれる場合もあります。しかし納税証明書は基本的に必要なものなので、車検を受ける前に業者に確認した方が良いでしょう。, 個人事業主で自動車を使用する必要がある場合、できれば自動車税も経費で落としたいですよね?実は、確定申告の際に家事按分という項目に記載すれば、自動車税も経費として計上することが可能です。ここでは、自動車税を経費にするために必要な家事按分の知識について詳しく説明します。, 例えば自宅と事務所を兼ねている場合、家賃や光熱費も経費として計上したいと思うでしょう。しかし、実際にはプライベートでも使用しているため全額を経費にすることはできません。そのような時に、プライベートと仕事で使用している割合を「時間」や「スペース」で計算する方法が「家事按分」です。, また、これらの家事按分を利用するためには運行記録表をつけておく必要があります。運航記録表には以下の事項を書くと良いでしょう。, 走行距離は出発時と帰着時の走行メータを記載するのが確実です。運行記録表を記載することで、プライベートと事業での利用を区別して判断することができます。, 自動車税で利用できる家事按分の3つの基準の中で、一般的に使用されているのは簡単かつ合理的に按分できる走行距離です。この走行距離を使用して、家事按分の比率の出し方を説明します。, 家事按分は、プライベートとの線引きが難しい費用です。全額経費として落とせない場合もありますが、認めてもらうためには合理的かつ客観的に証明できるかが大切になってきます。, 確定申告で経費として計上するのは、それぞれに適切な項目があります。自動車税は「租税公課」として記載するのが最も適切です。, また自動車税以外にも自動車に関わる費用で、経費として申告できるものもあります。ここでは自動車税と経費の関わりについて詳しく解説していきましょう。, 自動車税は、家事按分で算出し「租税公課」の項目で経費計上することができます。他にも自動車に関わる費用は様々ですが、経費にするためには仕事と関連があるということが大切です。, この中で最も注意すべきなのは「車検費用」です。一括で経費として計上することはできないため、以下のように分類されます。, 自動車税を経費にできるとはいえ、納税期日までに納めることができずに発生した加算税や延滞税まで経費にすることはできません。納税期日を過ぎてしまった状態で、自動車税と経費として計上する場合には、確定申告の仕訳の際に除外しましょう。, ローンの返済が完済するまで、車の所有者はローン会社になります。しかし、ローン購入の場合は、自動車登録証の使用者が所有者となるため自動車税はローン購入者に課税されます。, 普通自動車の場合、年度の途中で車を廃車、または売却すると自動車税が月割りで還付されます。しかし、軽自動車の場合は、一切還付されません。4月1日に普通自動車を売却し、新車または中古車の購入を4月2日にすると自動車税を1年分節約できます。逆に4月2日に軽自動車を売却または廃車して、4月1日に新車または中古車を購入すると2年分の自動車税を払わなければならないので注意が必要です。, 自動車税の仕訳項目である「租税公課」は「公の負担金や税金のこと」を指すものなので、以下のような税金も同じ経費にすることができます。, これらを仕訳する際には、複式簿記や会計ソフトなどを利用します。実際に仕訳すると、以下のようになります。, 自動車税で支払った税金を確定申告時に租税公課として経費申請する際は、必ず領収書が必要なのでしょうか?以下で確認していきましょう。, 原則、領収書が必要だが、レシートでも大抵の場合は経費の証明書として認められます。むしろ、少額であればレシートの方が好まれる場合も多いです。, しかし数万円、数十万円の場合は、領収書を発行してもらうのがベターです。ガソリン代等はレシートだけでも経費処理が可能ですが、車検等の場合は領収書を大切に保管しておくようにしましょう。, 発行者名のない領収書は、領収書として認められない場合があります。発行者名が無いと、「いつ・どこで・誰が・何に・いくら支払ったのか」が明確ではないので、経費申請が却下される場合があります。忘れずに記入してもらうようにしましょう。, 自動車税や自動車にかかる費用を、経費として計上するために必要な仕訳についてご紹介しました。その仕訳の際に使用した項目を「勘定科目」と言います。, この勘定科目には、消費税がかかるものとかからないものに分かれます。では、どの勘定科目に消費税がかかるのかを見ていきましょう。, 確定申告が必要な個人事業主にとって気になる消費税。課税売上が1,000万円以下の場合には消費税の支払い義務が発生しないので、気にする必要はありません。そのため、原則消費税込の勘定科目で記載しましょう。, の部分を税抜きで計算する必要があります。この場合は、上記2つの項目のみ税抜きで勘定項目に記載しましょう。, 自動車税や算出方法、勘定項目について理解できたら、いよいよ確定申告書への記入です。確定申告書には白色と青色があり、記載箇所が異なります。それぞれの書き方を確認して、自動車税の確定申告手続きを行いましょう。, 白色確定申告の場合には、収支内訳表の1枚目、科目㋑の租税公課に自動車税額を記載します。, 青色確定申告の場合には、青色申告決算書の1枚目、科目⑧の租税公課に自動車税額を記載します。, 税金の処理は煩雑であり、素人の方には難しいでしょう。税金に関してお困りであれば、税の専門家である税理士に相談するのがおすすめです。, どんな税理士にお願いしたらよいのか迷ったときにおすすめなのが、全国の税理士が登録しているミツモア。, ご自身がお住まいの地域と依頼内容による見積りを確認してから、具体的な業務範囲やオプションを決められるため安心です。, 税理士とのお付き合いは長きに渡るもの。費用も大切ですが、自分との相性や人柄なども事前に確認しておきましょう。, 公務員、エステティシャンなどの職業経験から得た知識や経験を活かし、主にWebライターとして活動しています。税金やお金のこと、美容関係、旅行記事など。「はじめての人にもわかりやすい記事を」モットーに様々なジャンルの記事を執筆しています。, 会社に自動車に関する経費を計上する際に問題になるのは、所有者名義が個人の場合です。 法人で 自動車を購入するのが意外に手間ですので、良く個人で購入しておいて、法人が払う場合があります。その場合でも、按分方法を良く考えて計上することをお勧めします。.