⇒ 中学受験の理科 電流と電気回路~豆電球の直列と並列の組み合わせ, 2020年9月18日エール出版社から、全国の書店で参考書を発売開始! 出版記念キャンペーンとして、「理科の核心」を半額で販売させていただきます。詳しくは以下の記事を、ご覧ください。 2020年9月18日エール出版社から、全国の書店で参考書を発売開始! 出版記念キャンペーンとして、「理科の核心」を半額で販売させていただきます。詳しくは以下の記事を、ご覧ください。 technology. ⇒ 中学受験の理科【偏差値アップの勉強法】合格のカギは4つだけ!, 電気回路(電気の通り道)も、水路と同じです。導線(金属)の中には、もともと「電気のつぶ」がつまっています。, ポンプが水をおし出すのと同じように、かん電池には「電気のつぶ」を電気回路におし出す力があると考えてください。, かん電池が「新たな電気のつぶ」をおし出すと、もともと導線(金属)の中にあった「電気のつぶ」が、おされて動き始めます。「ところてん」みたいな感じでしょうか。, 水はポンプにもどっても水のままですが、「電気のつぶ」はかん電池にもどると電気ではなくなるので、かん電池には寿命があるわけです。, 電気回路の途中に豆電球があれば、「電気のつぶ」の流れをじゃましながら、豆電球は光って仕事します。電流が流れにくいフィラメントの中を、むりやり「電気のつぶ」が通るからです。, 電流とは、「電気のつぶ」が電気回路の中を流れることです。かん電池には、電流をおこす力があります。, 電気回路とは電流の通り道、電流をじゃましながら光っているのが豆電球。かん電池は「電流を電気回路におこす力」、豆電球は「電流のじゃまもの」と考えてください。, 「かん電池」のつなぎ方によって、力が強くなったり、変わらなかったり。力が弱くなることは、ありません。, 図の左2つは、かん電池の直列つなぎです。前の人の背中を後ろからおせば、力が2倍になるのと同じで、かん電池を直列につなぐと、電流をおこす力も2倍・3倍と強くなります。, 図のまん中と右の2つは、かん電池の並列つなぎ。横に並んでおしても、力は変わりません。, 私たちは、単1・単2・単3・単4など、さまざまな電池があることを知っています。でも、よく見ると、すべての電池に「1.5V(ボルト)」と書かれていますね。, ボルトとは、電流をおこす力の単位です。かん電池の大きさが違うのに、力は変わらないのです。, 大きさが違うのは、中に入っている薬品の量が異なるからで、大きい電池ほど薬品が多く、長持ちします。, このかん電池には、「電流のじゃまもの」が1つの時に、「毎秒1つぶ」の「電気のつぶ」を、電気回路におし出す力があると考えてください。, 電気回路の中はどの場所も、「電気のつぶ」が常に「毎秒1つぶ」通過しています。電気回路の中にある、豆電球の電流も、「1」です。, 図2は、「電気回路に電流をおこす力」が2倍になって、「電流のじゃまもの」の数は変わらないので、電流は「2」です。, 電気回路の中はどの場所も、「電気のつぶ」が常に「毎秒2つぶ」通過しています。同じように考えると、図3の電流は「3」です。, 図1では、かん電池Aから毎秒1つぶの「電気のつぶ」がおし出され、「毎秒1つぶ」もどってきます。つまり、かん電池の電流は「1」です。, 図2では、かん電池Bから「毎秒2つぶ」の「電気のつぶ」がおし出され、かん電池Cに「毎秒2つぶ」もどってきます。, また、かん電池Cから「毎秒2つぶ」おし出された「電気のつぶ」は、かん電池Bへ。かん電池B・Cはともに、電流が「2」となります。, 1本道の電気回路の中では、すべての場所を、同じ量の「電気のつぶ」が流れ続けています。, 図4の「電気回路に電流をおこす力」は変わらず、「電流のじゃまもの」の数は2倍なので、豆電球の電流はそれぞれ「2分の1」となります。, 電流が「2分の1」とは、「2秒に1つぶ」通りすぎると考えれば良いでしょう。図5では、豆電球の電流は、それぞれ「3分の1」です。, 「2分の1」です、まちがえないで下さい。多くの生徒は、「豆電球(電流が2分の1)」が2つあるから、足して「1」と答えるのです。, 一本道の電気回路です。かん電池から「電気のつぶ」が「2分の1」おし出されるから、電気回路には「2分の1」の電流が流れ続けます。, そして、1つめの豆電球にも、2つめの豆電球にも、常に「2分の1」の電流が通り過ぎていくということです。, 「電流のじゃまもの」の数は2倍ですが、「電気回路に電流をおこす力」も2倍なので、豆電球の電流はそれぞれ「1」です。, ここまでの説明で気がついたかもしれませんが、電気回路ではまず、豆電球の電流から考えます。すべての豆電球が終わってから、かん電池を最後に考えるのです。, 豆電球は電流が大きいほど明るく(小さいほど暗く)、かん電池は電流が大きいほど寿命が短い(小さいほど長い)ということは、常識的に考えても分かりやすいでしょう。, 「まず全ての豆電球の電流を考える。最後に、かん電池の電流を考える。」という順番は、絶対に守ってください。, 電流はプラス極を出発して、ひたすらマイナス極めざして進み、マイナス極にもどります。決して、途中でプラス極の方向にもどることはありません。, 電気回路を確認するときは、プラスからマイナスに向けて、指でなぞりましょう。プラスからマイナスに向かう、「ひと筆がき」です。, 上図では、2つの豆電球を、1度の「ひと筆がき」でなぞる事はできません。2つともなぞろうとしたら、1度プラスの方向にもどる必要があるからです。それはルール違反です。, プラスからマイナスにたどりつくまでの道が、電気回路。上図では道が2つ、つまり2つの電気回路が存在しています。, つまり、どれも図1(電池が1つ、豆電球が1つの電気回路)が、同時に2つ(赤色と緑色)存在している状態です。, いっぽうの豆電球が切れたとしても、もういっぽうの明るさは、まったく変わりません。おたがいに、関係ありませんから。, おたがいに関係ないので、Aを考える時はBを見ません。と言っても見えてしまうので、手でかくしてください。, すると、図1と同じ電気回路が見えます。「電気回路に電流をおこす力」も「電流のじゃまものの数」も図1と同じなので、Aの電流は「1」です。, 「赤色の電気回路」と「緑色の電気回路」が同時に存在していて、それぞれの電気回路の中を電流が「1」流れている状態です。, そして、2つの電気回路が電池に接続していますから、かん電池の電流は「2」ということになります。, かん電池は、赤色の電気回路に「1」流しながら「1」もどり、同時に、緑色の電気回路にも「1」流しながら「1」もどっています。, 全体で見ると、2つの電気回路に対して、常に合計で「2」流しながら「2」もどる状態。かん電池の電流は「2」ですから、寿命は短いです。, 並列つなぎのかん電池は、大きなかん電池と同じで、「電流をおこす力」はかわりませんでした。, 上図では、「電気回路に電流をおこす力」も「電流のじゃまものの数」も変わらないので、豆電球の電流は「1」。大きなかん電池の電流も「1」です。, 大きなかん電池の中を見ると、右図のようになっています。「1」の電流が半分ずつに分かれて、各かん電池の電流は「0.5」。豆電球に送る電流を、半分ずつ分担しているのです。, 直列つなぎのかん電池は、「電気回路に電流をおこす力」が大きくなります。上図の場合、「電気回路に電流をおこす力」は2倍です。, この電気回路は、おたがいに関係のない2つの電気回路(赤色と緑色)が、同時に存在しています。赤色を考える時は緑色をかくし、緑色を考える時は赤色をかくしてください。, それぞれの電気回路は、「電気回路に電流をおこす力」が2倍で、「電流のじゃまものの数」は変わりません。各豆電球の電流は「2」となります。, 電池は赤色の電気回路に「2」、緑色の電気回路に「2」の電流を、流し続けています。つまり、かん電池の電流は、2つとも「4」です。, 大きなかん電池の、「電気回路に電流をおこす力」は変わらず、「電流のじゃまものの数」が2倍。豆電球の電流は、それぞれ「0.5」です。, 大きなかん電池の、「電気回路に電流をおこす力」は変わりません。 おたがいに関係のない2つの電気回路(赤色と緑色)が、同時に存在しています。赤色を考える時は緑色をかくし、緑色を考える時は赤色をかくしてください。, それぞれの電気回路は、「電気回路に電流をおこす力」も「電流のじゃまものの数」も、変わりません。各豆電球の電流は、「1」です。, 大きなかん電池には、緑色(電流「1」)と赤色(電流「1」)がつながっていますから、流れる電流は常に「2」。, 赤色の電気回路は、「電流のじゃまものの数」も2倍なので、豆電球の電流はそれぞれ「1」。, 緑色の電気回路は、「電流のじゃまものの数」が変わらないので、豆電球の電流は「2」となります。, かん電池には、赤色と緑色がつながっているので、電流は2つとも「3」が流れていることになりますね。, 次のテーマは、「直列と並列の組み合わせ」です。以下の記事を、ご覧ください。 電気回路11種類の解説 中学受験専門塾・優学習会 すぐるホームページ > すぐるゼミ > 理科 > 物理 > 電気回路11種類の解説 すぐるゼミ の まめ電球とかん電池 では,まめ電球の明るさや,かん電池のへり方などについて,くわしく解説しています。 ⇒ 中学受験の理科おすすめ参考書~問題集の前にやるべきことがあります!, ポンプからホースに対して水を流しこむと、ホースの中の水は、ポンプから出た水におされて動くわけです。そして、ポンプのX点から出た水は、A・B・C点を通って、やがてポンプのY点にもどってきます。, 水の通り道は1本道だから、水の行き先はホースの中しかありません。1秒ごとにポンプから出る水の量を「1」とすれば、A点・B点・C点でも、1秒ごとに「1」の水が通りすぎていくはずです。, 本番までの限られた時間を、もっと効率よく使いましょう! 以下の記事を、ご覧ください。 法」講座レポート, 中学受験裏マニュアル【会員限定】, 中学受験情報局『かしこい塾の使い方』. ⇒ 中学受験の理科おすすめ参考書~問題集の前にやるべきことがあります!. 中学受験の理科 電流と電気回路~この順番で学ぶと基本は完ペキ! 2020年9月18日 エール出版社から、全国の書店で参考書を発売開始! 出版記念キャンペーンとして、「理科の核心」を 半額 で販売させていただきます。 詳しくは以下の記事を、ご覧ください。 Copyright © 無料で使える中学学習プリント All Rights Reserved. 電流とは、電気の流れを表す量で、単位は[A]アンペアを使いましたね。電圧とは、電流を流そうとする力(パワー)で、単位は[V]ボルトでした。大丈夫でしょうか。 次は、この電流と電圧が回路の中でどのような関係になっているのかを学習します。ここが理解できないと、これからの計算問題でつまづくことになります。ルールをしっかりと覚えて、この後の計算がスムーズにできるように頑張ってください。 前回は、 ・豆電球は電気抵抗 →豆電球が直列で増えると電流が流れにくくなる →豆電球の直列個数が2倍・3倍・・・と増えると流れる電流は1/2 倍、1/3 倍・・・ (回路に流れる電流の大きさは、豆電球の直列個数に反比例) ・乾電池は「電池パワー」 →乾電池が直列で増えると流れる電流が大きくなる →乾電池の直列個数が2倍・3倍・・・と増えると流れる電流は2倍、3倍・・・ (回路に流れる電流の大きさは、乾電池の直列個数に比例) だから、回路に流れる電流の大きさは で計算できる! 乾電池1個、 … 2018年6月11日 / Last updated : 2018年6月11日 parako 1分野 理科 電流 直列回路、並列回路の計算 直列回路と並列回路の計算問題です。 電力量、熱量などの練習問題です。 基本的な公式、熱量の単位などを理解していれば、解きやすい問題も多いのでテスト前にしっかり学習するようにしてください。 公式を覚える、使う時は単位に注意するようにしましょう。 電力 電熱線 […], いろいろな回路の計算、総合的な問題です。 オームの法則、直列、並列回路の計算を確実に出来るようにしてから取り組むようにしましょう。 電流、電圧、抵抗の分かっていることを回路図に書き込んで問題を解くようにしてください。 練 […], 静電気や放電に関する問題です。 基本的な知識をしっかり理解して覚えていくことが中心となりますので、勉強すればテストでも点が取れるところです。 テスト直前に忘れているところがないかしっかりチェックするようにしてください。 […], 回路全体の抵抗をもとめる問題です。 直列回路 直列回路では 全体の抵抗は各抵抗の和となります。 下の図で回路全体の抵抗をRとすると、            R=R1+R2 例)下の回路で電源の電圧が6Vの場合の回路に流れ […], 直列回路と並列回路の計算問題です。 直列回路、並列回路の電流、電圧の関係、オームの法則を利用します。 いろいろな回路の問題を解いて練習するようにしましょう。 直列回路 電圧 V=V1+V2  電流 A=A1=A2 並列回 […], 回路を流れる電流と電圧の性質の問題です。 丸暗記するだけでなく電流と電圧のイメージをいろいろな図で理解してみましょう。 また直列回路と並列回路の電流と電圧 電流と電圧のイメージ 水を流すための、力をイメージします。 水を […], 電流計と電圧計の読み取りとつなぎ方の基本的な問題です。 電流計 電流はA(アンペア)という単位を使って表します。 1A=1000mAになります。 電流計ははかろうとする部分に直列に接続します。 *Aの記号のところ。+端子 […], 電気記号と回路図の書き方の問題です。 電流の問題の基本となる部分です。回路図を正確に書けるように練習しましょう。 回路 伝習が通る道すじを回路といいます。 電流の方向は+極から−極に流れると決まっています。 電気図記号 […], 電流でよく出題されるオームの法則に関する問題です。 抵抗についての基礎知識とオームの法則を用いた計算問題をしっかり出来るようにしてください。 導体と絶縁体 導体…金属や炭素などのように、抵抗が小さく、電流を通しやすいもの […], 回路と電流・電圧の問題です。 ポイントをおさえればできる問題ですので、しっかり出来るようにしましょう。 ポイント 直列回路⇨ 回路を流れる電流は回路のどこでも同じ大きさ、全体の電流はそれぞれの抵抗を流れる電流の和になる […], 塾講師や家庭教師の経験から、こういう教材があればいいなと思うものを作っています。自分で家庭学習出来るサイトを目指しています。. 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