(adsbygoogle=window.adsbygoogle||[]).push({}); アルファロメオジュリエッタは故障するのか?というテーマでお伝えします。アルファロメオのジュリエッタに興味のある方は以下の記事も参考になります。, アルファロメオジュリエッタは2012年に日本で発売が開始されました。私がディーラーにいたころはアルファロメオの主力車種で、ミトと並ぶ販売の屋台骨を支えているクルマです。そして2017年にジュリエッタはデザイン変更が行われ、よりクールでスポーティな印象となりました。, 出典:Updated Alfa Romeo Giulietta brings new looks for 2017/behindthewheel.com, アルファロメオブランドは、新型アルファロメオ・ジュリアの発売をきっかけにマセラッティクラスのハイブランド路線へと進むということを明確にしました。そういった点からも新車で手の届くアルファロメオとしては最後の存在になるかもしれません。アルファロメオのファンとしては少し寂しい気がしますが、そうしなければ生き残れないという判断なのでしょう。ジュリエッタを気になって見に来るお客様からは、必ずと言っていいほど「故障しますか?」という質問を受けていました。現実にはどれだけ故障が少なくなっても日本国内でのイタリア車に対する故障のイメージは根深いものがあります。, ですが正直に申し上げて、ジュリエッタの故障で言えば私がディーラーで勤めていた期間ではほぼゼロに近いといっても過言ではありませんでした。ジュリエッタを新車で買うともなれば、今はイタリア車といえど無料で3年と10万キロ保証に加えて24時間365日のレッカーサービスがつく時代です。追加でオプションの延長金を支払えばさらに5年まで伸ばすことができます。そういったメーカーの強いサポート体制から仮に初期トラブルがあっても大抵は無料で何とかすることができます。裏を返せば、それだけジュリエッタはメーカーから見ても「故障しない自信がある」ということを表しています。なので私たち販売側から見ても安心しておすすめすることができていました。, 新車で購入する場合のジュリエッタはまず故障に対する心配はしなくても大丈夫でしょう。最初の車検まではトラブルフリーで気楽に乗れることと思います。しかしジュリエッタも最初は新しいですが4年、5年目ともなればさすがに新車の時のようにはいきません。故障の心配だけではなくメンテナンスのことも考えなくてはいけないからです。ディーラーにそのまま丸投げしていればそれだけ故障とメンテナンス面では安心感はあるかもしれません。, しかしディーラーも整備でお金を儲けたいことと、早く新モデルに乗り換えてほしいと思っています。そういった理由からあえてディーラーは車検時に高額な整備料金を請求する、というのが常套手段です。5年目以降の車検でなおかつ高額な車検代、そして車の査定も良い値段がついたら新しいクルマに乗り換えるということも考えてしまうものです。, ジュリエッタを含め欧州車では5年もしくは5万キロごとにタイミングベルトキットという部品を交換するのが大原則となっています。ジュリエッタやミトでは部品点数が削減されてだいぶ安くなりましたが、私の乗っていたアルファ147はディーラーでそのまま頼んでしまうと15万円くらいかかります。それだけで車検の諸費用と合わせると20万円以上になってしまうということが想像できると思います。詳しくは『アルファロメオミトはどこが故障する?購入してもいい?』にて解説していますが、欧州車、国産車を含め5年目の車検では車の交換すべき消耗品が集中して発生します。そのため実際は20万円よりもさらに高い車検の見積もりになる可能性があるということを示しています。, もしあなたがジュリエッタを購入したならば、5年先の車検のことまで考えておいた方がいいのです。5年目以降の車検で一気に高い見積もりを提示されてしまったら、クルマを買い替えるか車検を通すのかという二択に迫られるのです。そういった理由から5年目以降の車検では走行距離が5万キロくらいだとするとタイミングベルトキットなどの消耗品交換が発生する、ということを知識として入れておく必要があります。知識としてあるかないか、予想できているかできていないかによって私たち消費者が取れる行動は全く違うものになってきます。, ジュリエッタを含め欧州車の多くはタイミングベルトキットなどの比較的大きいメンテナンスが走行5万キロ前後で集中して発生します。そういった消耗品交換と日本の車検制度が重なってしまうため販売店からすればおいしいですが私たち消費者からすると多大な負担となっている、ということをお伝えしてきました。ですがちょっと立ち止まって考えてみてください。ヨーロッパでは車検制度があったりなかったりする地域がありますよね。車検制度がない国であっても、車の消耗品交換はしているはずです。ジュリエッタはヨーロッパからきたクルマです。そもそも日本の車検制度とは縁のないクルマです。, では車検がない地域の人々はいつジュリエッタの消耗品交換をしているのでしょうか。それは「走行距離」を見ています。時期ではなく実走行距離です。日本の車検制度では2年ごとにいっぺんにくるので、「部品の寿命がいつなのか」なんて意識することはありません。なので習慣的に「車検の時期は何かとお金がかかる」くらいにしか思わない人が圧倒的に多いのです。しかし実際は車検とは直接関係ない消耗品が大半で、車検と一緒に交換しなくてはならない部品の方が少ないです。つまりタイミングベルトキットのような車検とは直接関係ないような消耗品はある程度時期をずらしてメンテナンスしてあげることができます。車検と関係のないタイミングベルトなどの交換時期をずらすことができれば、とりあえずは大きな出費を抑えることができます。, 車は古くなってくるとお金がかかるということを言われます。それはよくわからない故障やメンテナンスがこれからも続くだろう、という目に見えない恐怖心からです。ですが今の時代、目に見えない恐怖も見ることができるようになってきています。ジュリエッタを含む欧州車は5万キロごとに消耗品の交換サイクルがくると分かっています。ということは、一度交換してしまえば10万キロまで大丈夫ということになります。10万キロになったらまた交換する、を繰り返せば車は延々と乗り続けることができます。本国ではそうやって一台の車で20万、30万キロ走るというのが常識です。その過程で経年劣化による予期せぬ故障があることも事実です。たとえばエアコンが効かなくなるなどが代表例です。そういった場合でもまだあきらめなくても良い可能性はあります。, 今の日本ではグローバル化が進み外国の部品が手に入りやすい環境が整っています。日本車の部品を手に入れるには日本で買うしかないかもしれません。どれだけ部品が高くても「それしかありません」と言われたらそれに従って直すしかありません。場合によっては「もう製造中止です」などの宣告を受けて泣く泣くあきらめるということも少なくありません。特に日本のメーカーは新車はガンガン作るのに古いクルマのパーツはすぐ作らなくなりますよね。ですがジュリエッタのような欧州車は日本に在庫がなくても世界中のどこかに眠っている可能性があります。ヨーロッパではメーカーが作る「純正部品」のほかに、大手社外品メーカーとの品質や価格争いが激しいことが常識です。有名どころで言うとボッシュやフェビ・ビルシュタインなどがあります。なのでユーザーにとってはパーツをどこで買うか、という選択肢があるうらやましい市場環境なのです。, そういったメーカー純正部品を意識した低価格の部品を狙っていくことにより、ディーラーで丸投げした時より安い料金で対応できるようになってきています。ディーラー以外でパーツを入手することに関して抵抗のある人もいると思いますが、その都度自分の車に合った品番のパーツを確認しながら購入していきます。純正品番をディーラーで教えてもらって、ネットショップなどで純正品番に対応した社外品を狙うのも一つです。パーツの保証に関してはショップに確認してみましょう。そういった様々な選択肢がある日本では、輸入車そのものを維持していくハードルが下がってきていると思います。事実、日本では今ものすごい勢いで輸入車が増えてきていると思いませんか?故障を怖がってなかなか国産車しか検討する勇気がない方がいましたら、ぜひ勇気をもって試乗からでもやってみたほうがいいと思います。ジュリエッタの故障に関してお役に立てることを願っています。, 当サイトでは欧州車に関するさまざまな疑問や悩みについて車種別に解説しています。中には専門的な内容もあり難しく感じることもあるかもしれませんが、純粋に欧州車に乗ることの歓びや勇気を、これからもたくさんの人々にお届けしていきたいと思っています。私も大学生の頃から中古のドイツ車に乗っていますが、まだまだ勉強中です。私と共に欧州車の世界に触れてみませんか?, Updated Alfa Romeo Giulietta brings new looks for 2017/behindthewheel.com. ミッションオイル抜いたら ギラギラ鉄粉。 そんでもってゴルフ ヴァリアント… ・・・ヴァリアントはあまりトラブルは なかったです。 ヘッドライトが少々焼けたくらい… そして今回のアルファロメオ mito チョッと多すぎ。 アルファロメオの購入を考えているけど壊れそうで不安なあなたに、実際の故障率・故障事例・修理費用などをまとめ!トラブルの心配なく購入して維持する方法も紹介しています! 「フェラーリ由来のエンジン」「サルーンにおいてはニュルブルクリンク最速」との触れ込みで華々しくデビューしたアルファロメオ・ジュリアですが、いざ蓋を開けてみるとそのセールスは鈍く、アウ … 輸入車は気になるけど壊れないのかなぁ…なんてこと、気になりますよね?今回は、僕が乗る車「アルファロメオ ミト」が故障した件を書いてみたいと思います。ただし、全ての輸入車にいえることではありませんし、機械に故障はつきものだと考えています。 ミトに関してはデビュー当時こそ6速mtモデルを選ぶことはできましたが、2013年4月に発売された特別限定車であるアルファロメオ・ミト・クアドリフォリオ ヴェルデ SBKリミテッドエディションを最後にmtはラインナップから消えました。 神奈川県小田原市のアルファロメオ専門整備工場「ラポルテ(raport)」輸入車専門の修理工場です。アルファ147、156、ジュリエッタなどを、社外品やリビルト等を使ってリーズナブルに修理を行います。神奈川県のアルファロメオ修理ならお任せ下さい! アルファロメオ/アルファ147のオーナー、デニーロさんの車乗り替え体験談です。リアルな体験談を参考に、賢い車の乗り替え方や手放し方をチェックしてみましょう。プロのアドバイスが満載の車買取専門サイト【ズバット 車買取】 アルファロメオの故障率が高いと言われる所以の1つ! 後の「アルファブレラ」・「アルファ159」でもセレスピードが使われていましたが、この頃にはバージョンアップ・改良も進み信頼性も向上していま … 主な故障の事例は147.156.159などに搭載されていたセミオートマチックミッションの セレスピード の故障が有名ですが、ジュリアに関しては電子制御式8速オートマチックなので、その部分の心配は軽減されているでしょう。 (adsbygoogle=window.adsbygoogle||[]).push({}); アルファロメオ4Cは故障するのか?というテーマでお話させていただきます。アルファロメオの4Cに興味のある方は以下の記事も参考になります。, アルファロメオ4Cといえば「実現のスーパーカー」とか「ベイビー458(小さなフェラーリ)」とも言われるアルファロメオの中でもスポーツの最高峰に位置するクルマです。, 出典:2015 Alfa Romeo 4C Spider Review and Test/autocarstoday, アルファロメオ4Cの4Cは、ヨンシーもしくはフォーシーと読みます。私たち販売店ではフォーシーと呼んでいました。アルファロメオ4Cは僕の営業時代では輝かしい存在でした。あまりにも高価な車であったため全国のアルファロメオ販売店でも展示している店舗は少なかったです。私の販売店は比較的小さかったので試乗車も置いていませんでしたが、たまに本社からアルファ4Cの試乗車を借りてきては試乗体験会を開いていました。そのようなイベントが開催される週末は多くのイタリア車好きが集まり、お祭り騒ぎでした。私も4Cの試乗では案内役を務めさせていただき今でも楽しかったことを覚えています。アルファ4Cの購入を検討される人もいたのですが、関心は故障するのかどうかということです。, アルファロメオ4Cのエンジンは1750CC直噴ターボエンジンですが、1750という排気量も「分かる人には分かる」というこだわりようです。アルファロメオ4Cのエンジンは故障するのかということですが、どこか致命的な弱点があるということではなくしっかりメンテナンスしていればなんら問題の無いエンジンだと思います。サーキット走行をするなら話は別になりますが、ごく普通に使用していれば何かトラブルがあるということもありません。, ライバルではポルシェと比較される人もいますが24時間耐久レースでも走って比較しない限りはその差は分からないのではないでしょうか。あえてアドバイスするとするならば4Cを買う時は試乗車はやめた方がいいと思います。理由はクルマの使われ方にあります。アルファロメオ4Cの試乗では全開走行をする人が多く、走る距離も短いので走行距離のわりにダメージが大きい個体が多いと思います。決してエンジンにはよくない使われ方なので長い目で見ても試乗車は選ばないに越したことはありません。また『アルファロメオミトはどこが故障する?購入してもいい?』でもお伝えしていますが、なるべくチョイ乗りは控えた方がいいエンジンではあります。, アルファロメオ4Cには「アルファTCT」というツインクラッチが採用されています。大雑把に言えばクラッチ板が2枚ついていて2ペダルのマニュアル車といった感じになります。詳しくは『アルファロメオミトはどこが故障する?購入してもいい?』で解説していますが、アルファロメオ・ミト、ジュリエッタにも同様のものが搭載されています。アルファ4Cの場合このアルファTCTに対し特別なソフトウェアを組み込み、更なる限界パワーが引き出されるようチューニングが施されています。ローンチコントロールというスタートダッシュをアシストする機能がついていますが、これを一般道でキメるとバン!!というバックファイアとともに尋常でない勢いで加速していきます。, もちろん制限速度内でお願いしたいのですが、このような刺激的なドライブは普通の乗用車ではなかなかできることではありません。このような特殊性を持つ4C専用のTCTですが、故障する心配はほぼないと見ていいと思います。アルファロメオミトの記事でもお伝えしていますが、フォルクスワーゲンのツインクラッチのDSGのような設計上の致命的な欠陥があるわけでもなくセレスピードのように油圧ポンプに負荷のかかるシステムではありません。これまでにトラブルというトラブルも報告されていませんのでそこまで心配することもない、という見方を個人的にしています。しかしもっと長距離を走行してみてどうなるか?という点でははっきりしませんが、それはどんなクルマでも同じだと思います。, 多くの方が気にされると思いますがアルファロメオ4Cの電装系の故障についてです。私個人として言えることは何かの故障は聞いたことがないということです。ただ、アルファロメオ4Cは本国ではエアコンがない仕様が基本です。なので日本に入ってくるものに関してはエアコンを後付けしています。後付けする過程で何らかの不手際があれば、初期トラブルが出る可能性があるかもしれません。, アルファロメオ4Cはパワーステアリング機能や電動ミラーすらついておらず、徹底的に軽量化が図られています。なので電気で動くシステムが少なく故障する要素が少ないのではないかと思います。あとはアルファ4Cはサッシュレスドアを採用していて、それが強度的にどうか?という不安材料はあります。サッシュレスドアとは「サッシュ=窓枠、レス=無い」の意味どおり、窓枠がないウィンドウガラスのことです。それが将来的に故障するのかな?という不安も個人的にはありますが故障するとしてもかなり先の話になると思います。, アルファロメオ4Cの故障について気にされるというのも分かりますが、私から見ればそれより気にすべき点があるかもしれません。これからアルファロメオ4Cの購入を検討される方は以下の内容を知っておいた方がいいかもしれません。, これは故障というよりメーカーも「仕方ない」と見ている部分になりますが、アルファロメオ4Cはサッシュレスドアを採用しています。ですが雨が強い日などはガラスとゴムの隙間から水が侵入してくる場合があります。あまりにもひどい場合は保証の対象となり、対象期間内であれば部品交換などの対応を受けることができます。しかし少量であれば「仕様です」と言われるだけです。アルファロメオ4Cはこういった点からも乗用車らしからぬ仕様です。よくスーパーカーは雨の日には乗るものじゃないという話がありますが、雨漏れ対策が不十分なことからきているのかもしれません。私が知る限りではアルファロメオ4Cのオーナーさんで嫌になるほど雨漏りしてしまったという人はいなかったのですが、多少の雨漏れは容認する必要がありそうです。, アルファロメオ4Cにはオープンカータイプの「スパイダー」というモデルがあります。これはアルファロメオ4Cの屋根を開けて走ることができるという、さらに特別ともいえるモデルです。私が試乗した時かなり欲しいと思ってしまったモデルですが、一方で「洗車機には入れない方がいい」というメーカーさんからのアドバイスがありました。これはアルファ4Cスパイダーに限らずソフトトップ型のスポーツカーの宿命ですが、洗車機の水の勢いに耐えきれず車内に侵入してしまう恐れがあります。, アルファロメオ4Cを購入する人では洗車機を使う人は少ないかもしれませんが、もし自分で洗車するときも優しく洗った方がよさそうです。またソフトトップはキャンバス生地なのでボディより早く劣化してしまう可能性は否定できません。10年先では穴が空いてしまったり色落ちしてしまったり、何が起こっても仕方がありません。少しでも長持ちさせるコツとして、, など実は長持ちさせる方法はいろいろとあるものです。少し値段は張りますが、ソフトトップ用に専用コーティングをしてくれるお店も出てきましたので活用してみるといいです。自分で出来る対策としてはソフトトップに防水スプレーを施すという方法などもあり、オープンカーだからといって諦めてしまうこともないと思います。雨ざらしのノーメンテナンスが最もよくないです。, アルファロメオ4Cはボディが少し特殊で普通の工場では直すことができません。具体的に言うとボディ全体が軽くて丈夫なガラス繊維で出来ているような感じです。なので事故を起こしてしまったらアルファロメオが指定する工場まで搬送しなければいけません。フェラーリのようにボディパーツが本国にしかありませんというようなことはありませんが、普通の乗用車より修理の工程に手間がかかることは否定できません。そういったこともあるので4Cを購入するときは予備知識として入れておいた方がよいかもしれません。, アルファロメオ4Cのメンテナンスは基本的に販売店か、もしくはアルファロメオ正規ディーラーでしかできないと思っていた方が良さそうです。それは4Cの専用の工具がいくつか必要になるからです。分かりやすい例でいえば、4Cは普通にジャッキアップすることができず、メーカーが用意する専用の工具が必要になります。メンテナンスに関してはそう難しく考える必要はなく、購入した販売店で継続してやってもらえばいいというだけで済んでしまいます。ところでよく輸入車は専用工具が必要だ、という人がいます。私のアルファ155も民間の整備工場などに問い合わせると「輸入車は専用工具が必要なんですよ」と言って断られるケースがあります。, ですが実際に専用工具が必要となるのはアルファロメオ4Cのような乗用車離れした車でない限り少ないものです。日本車も欧州車も基本的には工具のサイズはメートル法で統一されていますので、日本車でつかっている工具はそのまま欧州車でも使えるはずです。アメリカ車はインチ法なので、インチに対応した工具が必要です。私のアルファ155は欧州車なのでメートル法の工具が使えます。なおかつ本国ではCセグメントと言われる大衆車に分類されるので、専用工具が必要なスペシャルな部品は特に使われていないと推測できるのです。いまどき輸入車お断りの整備工場の技術レベルはあてにあらないと思います。, 私の営業時代ではありとあらゆる輸入車を乗る機会がありました。フェラーリのスーパーカーのような車から、ヨーロッパ本国でよく見ることができる大衆車等々、さらにそれらをサーキット走行する機会もありました。その中でも私はアルファロメオ4Cは特別な車だと思っています。日本国内では車は白物家電化しているともいわれてしばらくが経ちます。そんな車が多い中、私が初めてアルファロメオ4Cを見たときの印象は衝撃的でした。きっと初めてポルシェを見たときよりはるかにインパクトが大きく、まぎれもなくそれはアルファロメオのスーパーカーでした。他のどの車にも似ていないデザイン。これが生きたデザインか、と感動したことを覚えています。アルファロメオのデザインセンターは、歴史的なアルファロメオの名車「Tipo33ストラダーレ」の面影を4Cに残しました。, なのでそのシルエットはどこか歴史の重みを感じるものでした。実際に運転してみるとまさにレーシングカーそのものといった感じで、アルファロメオがこういう車を造りたいという気持ちが伝わってきます。実用性はほぼ皆無かもしれませんし万人受けもしない車ですが、これはクルマの運転を純粋に楽しみたいという人にとっては最高のマシンです。エンジンや排気音はどこか往年のアルファロメオを彷彿とさせる野太く乾いたものです。文字にしてみると単調ですが、これは本当にわかる人には分かるやつだな、と思いました。乗ればわかるすごいクルマということですね。アルファロメオ4Cの故障や購入についてお役にたてることを祈っています。, 当サイトでは欧州車に関するさまざまな疑問や悩みについて車種別に解説しています。中には専門的な内容もあり難しく感じることもあるかもしれませんが、純粋に欧州車に乗ることの歓びや勇気を、これからもたくさんの人々にお届けしていきたいと思っています。私も大学生の頃から中古のドイツ車に乗っていますが、まだまだ勉強中です。私と共に欧州車の世界に触れてみませんか?, 2015 Alfa Romeo 4C Spider Review and Test/autocarstoday.