厚生労働省が発表している2017年の統計では、悪性新生物は日本人の死因第1位となっています。 悪性新生物とは、いわゆるがんのことを言います。悪性新生物は、1981年からずっと死因の1位であり続けています。 よろしければフォローをお願いします。, を占めていたのに比べ、認知症(当時の呼び名は「痴呆」)は10.1%しかなく、介護になる原因の4位でした。, でしょう。それは認知症という病気が増えた結果というより、認知症が高齢者によくある病気として市民権を得た結果と考えたほうがいいと思います。, 」で示した要介護になる原因のグラフは男女を合わせた数字ですが、これを男女に分けるとどうなるでしょうか。実は、, 2018年では4位の老衰がそれ以前に死因として少なかったのは、老衰という死因を書く医師が少なかったからだと考えられます。, からです。5位の肺炎と7位の誤嚥性肺炎を合計すると9.7%になり、3位に浮上します。, です。これはいわゆる脳卒中(脳出血や脳梗塞の総称)のことで、発症したら3通りの結果が待っています。. 悪性新生物 死因順位 覚え方. 日本人の3大死因は下記のとおりです。 1.悪性新生物(癌のこと) 2.心疾患(狭心症、心筋梗塞等) 3.肺炎 「あっ、くせー!(悪性新生物)、寝室か?(心疾患)、とは言えん(肺炎)」です。 誰かが、寝室でおならでもしたのでしょうか…。 部位別にみた死亡者数は、気管、気管支及び肺が最も多く、次いで胃が多くなっている。, 統計は、その統計数値の意味の読み取り方によっては、情報を誤って受け取ってしまう可能性があります。 日本の平成29(2017年)の人口動態統計によれば、悪性新生物の年間死亡者数は37万3千人である。 『レビューブック2020』に死亡率による死因順位の掲載はありませんが、死亡率はその疾患で亡くなった人の数を全人口で除した値なので、①の死亡数による死因順位と同じ順位になります。, ③年齢調整死亡率ってなに? 悪性新生物、死亡数(死亡率)と年齢調整死亡率で死因順位が変わる?! 「『レビューブック2020』社-11の部位別の死亡数と年齢調整死亡率で、死因順位が変わるのはなぜですか?」というお問い合わせをいただきました。 がん治療やがん保険でよく聞く上皮内新生物とは何かご存知ですか?今回、上皮内新生物と悪性新生物の違い、かかる治療費や、がん保険加入時に気を付けたい上皮内新生物への保障を解説します。また、上皮内新生物でも悪性新生物(がん)と同様に保障されるがん保険も紹介します。 (function(){for(var g="function"==typeof Object.defineProperties?Object.defineProperty:function(b,c,a){if(a.get||a.set)throw new TypeError("ES3 does not support getters and setters. 死亡 死亡に関する統計では、死因順位が頻出事項です。昭和56年以降、死因の第一位は 悪性新生物 です。 戦後長らく日本の三大死因は悪性新生物、心疾患、脳血管疾患でしたが、平成23年に肺炎が脳血管疾患を抜き、第3位となっております。 日本の平成29(2017年)の人口動態統計によれば、悪性新生物の死因別順位は第1位である。 こんにちは、メディックメディア編集部です。 死因別にみると、死因順位の第1位は悪性新生物<腫瘍>(全死亡者に占める割合は27.3%)、 第2位は心疾患(高血圧性を除く)(同15.0%)、第3位は老衰(同8.8%)となっており、死 亡者のおよそ3.7人に1人は悪性新生物<腫瘍>が死因となっている。 死亡率とは、全人口のうち、1年間にその疾患で亡くなった人の割合です。死亡率は粗死亡率とも呼ばれます。 日本での死亡数の死因順位は、年齢構成の変化(高齢化)の影響を受けています。そのため、悪性新生物のなかでも高齢になるほど増加する大腸癌、肺癌などの悪性新生物が上位になります。, 一方で、年齢構成の影響を取り除いた年齢調整死亡率の死因順位は、若年層(30歳代~50歳代)に多い乳癌が上位になるのです。 5位の肺炎と7位の誤嚥性肺炎を合計すると9.7%になり、3位に浮上します。 死因の1位を占める悪性新生物は、介護が必要になった原因の中に出てきません(実際には10位前後にいます)。これは、介護の対象となるより医療の対象であるためでしょう。 死亡数とは、1年間にその疾患で亡くなった人の数です。 1.死因別順位は第2位である。 ここ数年で要介護になる原因の順位が大きく変わってきていることをみなさんはご存じですか? かつては脳血管疾患、つまり脳梗塞や脳卒中が第1位の原因でしたが今は認知症が第1位です。なぜ認知症で要介護になる人が増えたのか、そのワケを探ってみましょう。, 政府は「高齢社会白書」などで、介護が必要になった原因を発表しています。ベースとなるのは厚生労働省が毎年行っている「国民生活基礎調査」のうち、3年に一度行われる大規模調査です。, 最近の調査(2016年)では、1位:認知症(24.8%)、2位:脳血管疾患(18.4%)、3位:高齢による衰弱(12.1%)、4位:骨折・転倒(10.8%)、5位:関節疾患(7.0%)、6位:心疾患(3.8%)でした。, しかし、3年ごとの調査を時系列で見ていくと、順位に大きな変動があることがわかります。, 上記のグラフを見ていただければ、一目瞭然ですね。長年不動の1位だった脳血管疾患(脳卒中など)が比率を下げ、認知症がぐんぐん上がってきています。, 1998年の調査では、脳血管疾患が29.3%と圧倒的な1位を占めていたのに比べ、認知症(当時の呼び名は「痴呆」)は10.1%しかなく、介護になる原因の4位でした。, 要介護になる原因に占める認知症の比率は、これからも上がり続けるでしょう。それは認知症という病気が増えた結果というより、認知症が高齢者によくある病気として市民権を得た結果と考えたほうがいいと思います。, ところで、「要介護になる原因は大きく変わっている」で示した要介護になる原因のグラフは男女を合わせた数字ですが、これを男女に分けるとどうなるでしょうか。実は、認知症が1位なのは女性で、男性は脳血管疾患が1位です。一方、女性の脳血管疾患は5位でしかありません。, こうした男女の違いを、『令和2年版高齢社会白書』(内閣府)の「65歳以上の要介護者の性別にみた介護が必要となった原因」で見てみましょう。, 要介護になる原因の中で、救急車で運ばれて命にかかわるような大病といえるのは、脳血管疾患と心疾患です。同白書によると、男性は脳血管疾患が23.0%、心疾患が5.4%ですが、女性は脳血管疾患が11.2%、心疾患が4.3%しかありません。, つまり男性は、「バッタリ倒れて要介護状態に突入した」というイメージが湧きます。一方、女性が要介護になる原因の順位は、1位:認知症、2位:高齢による衰弱、3位:骨折・転倒、4位:関節疾患(リウマチなど)と続き、「加齢に伴って徐々に動けなくなり、気づいたら介護が必要だった」というイメージが湧くのです。, どちらにしても、介護職の人は「利用者は何が原因で要介護状態になったのか」を知っておくことをお勧めします。要介護認定を受けてからかなり年数が経った利用者を担当する場合でも、機会があれば本人やご家族から最初のきっかけを聞きましょう。その利用者に対する親密さが、グッと増すはずです。, 上記の図は、2018年における日本人の死因順位です。1位:悪性新生物、2位:心疾患、3位:老衰、4位:脳血管疾患、5位:肺炎と続いています。, 2011年~2016年のデータを見ると、死因は、1位:悪性新生物、2位:心疾患、3位:肺炎、4位:脳血管疾患の順でした。, 2018年では4位の老衰がそれ以前に死因として少なかったのは、老衰という死因を書く医師が少なかったからだと考えられます。昔の医師は「自然死」という概念がなかったのか、なるべく基本疾患名を書こうとしました。, 現在、死因を老衰とされる高齢者にも、病気がないわけではありません。持病があったとしてもかなり高齢で眠るように息を引き取った場合、死亡診断書に老衰という死因を書いた方が残された家族に後悔が残らないので、いいことだと思います。, かつて3位だった肺炎が、2018年には5位に落ちているのはなぜでしょう。肺炎で亡くなる高齢者が減ったからではなく、肺炎と誤嚥性肺炎に分けられたからです。5位の肺炎と7位の誤嚥性肺炎を合計すると9.7%になり、3位に浮上します。, 死因の1位を占める悪性新生物は、介護が必要になった原因の中に出てきません(実際には10位前後にいます)。これは、介護の対象となるより医療の対象であるためでしょう。, 医療と介護の両方に深く関わるのは、脳血管疾患です。これはいわゆる脳卒中(脳出血や脳梗塞の総称)のことで、発症したら3通りの結果が待っています。, この3番目の結果に該当する人に「生きていてよかった」と思ってもらうことが、長年介護の優先事項とされてきました。, 介護が必要とされる原因の1位を認知症に抜かれた今も、片麻痺の人を介護する大切さは変わりません。死因の第4位である脳血管疾患から生還したのですから、麻痺があってもその人らしい生き方ができるケアを目指しましょう。, (参考)『平成28年 国民生活基礎調査』(厚生労働省)『平成30年(2018)人口動態統計』(厚生労働省)『令和2年版高齢社会白書』(内閣府)『うつ増加の背景は何か』(独立行政法人労働政策研究・研修機構)『自殺・うつ病等の現状と今後のメンタルヘルス対策』(厚生労働省), 1952年鹿児島市生まれ。國學院大學文学部国語学科卒業。コピーライターとして制作会社数社に勤務した後、フリーライターとなる。2005年から2007年まで介護雑誌『ほっとくる』(主婦の友社、現在は休刊)の編集を担当した。医療、福祉、介護分野の取材や執筆多数。, 介護に関わるみなさんに役立つ楽しめる様々な情報を発信しています。