染井吉野は日本各地に植栽される、日本を代表する桜。オオシマザクラとエドヒガンの雑種とされている落葉高木で、江戸時代末期に現在の東京都豊島区の江戸染井村の植木屋から「吉野桜」として売り出されたと云われる。明治33年に奈良の吉野桜(吉野山の山桜)と混同を防ぐ為、染井吉野という名前に改められる。1本の樹木から接木、挿し木などの栄養繁殖により育てられたクローン植物で、親種のエドヒガンが1000年も超える寿命のものがあるのに比べ、寿命は60年ほどと云われ短命である。種子から育てれば長寿にはなるが、染井吉野ではなくなってしまう。アメリカ(曙)という品種がそれにあたる。 草木染めは、植物を材料に色の自然な色を煮だして簡単に布を染めるやり方です。日本は四季の植物が一年を通して楽しめます。また、生活の中に自然の色があると心が落ち着くことから見直されているのです。ナチュラルでシンプルな生活にとても似合う草木染の風合いをぜひ感じてください。 草木染めの簡単の自宅でも出来る方法を染物屋の視点でお伝えしています。普段使っている野菜などで草木染めをします。特別な道具は使用しませんので、誰でも簡単に始めて頂けます。 お気に入りの服が、なんだか色あせてしまっている…気に入って何度も着ているうちに、色が薄くなってしまうことってありますよね。そんなあなたには、服を染めてみるのがおすすめ。服を染め直してみることで、まるで新品のようにキレイになるんです。 ラック樹脂とは、インドでは古くから染料として用いられている赤い色素を含む動物性の染料です。ビルマネムという木につくラックという虫の分泌物から染料を取るのだそう。鍋にそのままラック樹脂を入れると、鍋にガチガチに樹脂が付くらしいので、今回も不織布に入れました。染める布と同量のラック樹脂100gを何度も煮出しました。ラックや茜などの赤系の染料は、結構色が出るので、何度も煮出してできるだけ多くの染液を取ります。, 今回もインド木綿のガーゼストールを2枚染めてみました。今回は重ね染めをやってみたかったので、マリーゴールドで淡く染めたものも用意しました。, まず最初に白いストールを「70度の染液で30分煮染め→ミョウバン液に浸す→煮染め」を数回繰り返しました。濃いめのピンク色に染まりました。その後、残った液で、マリーゴールドで下染めしたストールを染めました。やわらかいサーモンピンク色に染まりました。, 今までの知恵を集めても、手染めはどうしてもムラになりがち。でもそのムラが手仕事らしく、温かみがあって好きです。草木染めは、洗濯するたびに色が淡くなります。最初はできる限り濃い色に染めて、だんだんと淡い色を楽しむのもいい。本当にどうしようもなく淡くなったら、また台所で染めれば、まるで新品のように甦るのが草木染めのすばらしいところだなと思います。, 海と山が近い小田原で暮らしています。自然素材で手染めした布でモダンキルトを制作しています。, ブログでは、モダンキルトのこと、草木染めのこと、ハンドメイドのこと、小田原のこと、日々のあれこれを綴っています。. 奥:直径1㎝以上の枝 手前:直径9mm以下の小枝と蕾。桜の剪定や雪折れなどの枝を使うことが多い。 染井吉野の小枝と染められた綿生地。媒染の違いにより色合いが異なる。, 媒染法を用いて染色をする。 3時間ほど煮煎じると次第に赤みが増してくる。この後布で濾して、一週間ほど酸化させる。 Fax. 御衣黄(Cerasus serrulata ‘Gioiko’)薄黄緑色の珍しい桜, 桜色を布に咲かせるこれまでの桜染めは、桜で染めているかと言えばそうではなく、一般的にはやさしい花の色を表現するのに紅花で赤く染めた布の上に白い布を重ねる“桜重ね”という手法や、茜で薄く染めたものを桜染と言っていました。つまり、桜だけで染めた“桜色”ではありませんでした。その理由は、桜の木の染料の中にはオレンジやベージュが多く含まれていて、ピンク色だけを取り出すことが技術的に不可能だったからです。また、昨年きれいなピンク色に染まった同じ桜の木だからと思って今年も染めると、昨年とはまったく違う色に染まることがよくあるからです。 Tel. 東京都台東区蔵前4-14-12 1F 4~5年たったころ、ようやく面倒な手順にも 慣れてきて、 炊飯器でご飯を炊くくらいの気持ちで、気軽に染められるようになります^^。 もし、草木染初体験をしてみたくなったら、 All Rights Reserved, 染井吉野(Prunus × yedoensis ‘Somei-yoshino’)花はほのかに赤みを帯びており、散り際になると中心よりさらに赤くなる。, 撮影場所:上野公園 染井吉野(Prunus × yedoensis ‘Somei-yoshino’), 八重寒緋桜(Cerasus campanulata ‘Plena’)紫紅色の珍しい桜, 花の咲く前の小枝を手に入れたら、その日のうちに細かく刻み、色素抽出に入る。枝の中が黄緑色の状態の生木が好ましい。, 奥:直径1㎝以上の枝 手前:直径9mm以下の小枝と蕾。桜の剪定や雪折れなどの枝を使うことが多い。, 4回ほどに煮煎じているところ。枝に赤みが出ているのが分かる。この後、水の種類を替え、米酢と天然灰を入れさらに煮煎じる。, 3時間ほど煮煎じると次第に赤みが増してくる。この後布で濾して、一週間ほど酸化させる。. Copyright 2020 BELCY All Rights Reserved. 03-3863-1127, Copyright © MAITO design works Co.,Ltd. 紅茶染めって、なんだか簡単にできそうですよね。「染めものは初めて!」というあなたにぴったり。ハンカチやtシャツなどを染めれば、アンティークでおしゃれな雰囲気になってくれますよ。紅茶染めの簡単なやり方や、色止めのコツなどを詳しくお伝えいたします 120分ほどしたら布で濾しさらに3~4回程煎液を抽出する。抽出した煎液を1週間ほど寝かすと酸化され、赤みが増してくる。